砂の都ファラザードへ
クエスト611「ファラザードへの関所」
- 「ゲルヘナ幻野」の「ジャリムバハ砂漠関所(E-7)」に行く
- 「メラゼフ」と話して、クエストを受ける
- 「アビスゲート(E-7)」を調べて、「ジャリムバハ砂漠関所」を登録する
- 「ならず者のねぐら(G-3)」に行くと、ボス戦
- 勝つと、イベント発生
- 「ジャリムバハ砂漠関所(E-7)」に戻り、「メラゼフ」と話すと、クエストクリア
・アビスジュエルで「ゲルヘナ周辺→ジャリムバハ砂漠関所」から移動
ジャリムバハ砂漠
- 「バジャリムバハ砂漠関所」を通過する
- 「ジャリムバハ砂漠」の「砂の都ファラザード(D-7)」へ向かう
- 途中、「アビスゲート(F-5)」を調べて、「ディンガ交易所」を登録する
砂の都ファラザード
- 「砂の都ファラザード(D-7)」に入ると、イベント発生
- 入口の「アビスゲート(E-2)」を調べて、「砂の都ファラザード・入口」を登録する
- 「宿屋(E-4)」に行き、「宿屋キジール」と話す
クエスト612「バザールを救え!」
- 「砂の都ファラザード」の「ジルガモット(E-7)」から、クエストを受ける
- 「ジャリムバハ砂漠」の「ディンガ交易所(F-5)」に行く
・アビスジュエルで「砂の都ファラザード→ディンガ交易所」から移動 - 「マプリコット」と話す
- 「砂の都ファラザード」に戻り、「黄昏呪術店(B-5)」に行く
・アビスジュエルで「砂の都ファラザード→砂の都ファラザード・入口」から移動 - 「ネシャロット」と話す
- 「ユースティ(D-3)」と話す
- 「料理屋モハビ(D-3)」と話す
- ファラザードの「裏通り(B-6 or G-6)」に行き、「ハジャラハ(E-5)」と話す
- 「裏通り」から「砂の都ファラザード(F-2)」に出る
- 「宝飾店(G-6)」にいる「ハーリー」と話す
- 「黄昏呪術店(B-5)」に戻り、「ネシャロット」と話す
- 「おばけヒトデ・強」を何度も倒して、「ゲフェンダイト」を100個集める
・おばけヒトデ・強は「ジャリムバハ砂漠(B-7)」付近にいます - 「黄昏呪術店(B-5)」に戻り、「ネシャロット」と話す
- 「ディンガ交易所」に戻り、「マプリコット」と話す
・アビスジュエルで「砂の都ファラザード→ディンガ交易所」から移動 - 「はげしくこする」を選ぶ
- 「砂の都ファラザード」に戻り、「ジルガモット(E-7)」に報告すると、クエストクリア
・アビスジュエルで「砂の都ファラザード→砂の都ファラザード・入口」から移動
砂の都ファラザード・裏通り
- 「ジルガモット(E-7)」に話しかけると、イベント発生
- 「裏通り」に行き、「裏通りのアジト(C-6)」に入ると、イベント発生
・アビスジュエルで「砂の都ファラザード→砂の都ファラザード・裏通り」から移動 - ボス戦
- 「ファラザード城」の入口にいる門兵「ホルティン(D-6)」と話す
・アビスジュエルで「砂の都ファラザード→砂の都ファラザード・城前」から移動
ファラザード城
- 「ファラザード城」に入る
- 2階の「玉座の間(E-5)」に行くと、イベント発生
・経験値300000Pを手に入れる
・40000ゴールド手に入れる - 1階の「客間(B-5)」に行くと、イベント発生
- 「砂の都ファラザード」を出て、「ザード遺跡(E-7)」に行く
- 「エレベーター(D-4)」を調べて「ザードの尖塔」を登ると、イベント発生
- 「ファラザード城」に戻り、「客間(B-5)」のベッドで休む
- 2階の「玉座の間(E-5)」に行くと、イベント発生
デモンマウンテンへ
Ver5.0追加クエスト等
- Ver5.0「いばらの巫女と滅びの神」
- クエスト593「スイーツに染められて」 (幸運を呼ぶサロン・髪色10色追加)
- クエスト594「欲望という名の便せん」 (ご当地便せん)
- クエスト595「突撃!隣のオシャレさん」(リリィアンヌバッグ入手)
- クエスト596「亡き王に手向ける花」
- クエスト597「ハングリーな魔物たち」
- クエスト598「良薬はキケンな香り」
- クエスト599「か弱きスライムたち」
- クエスト600「華のウルフ道極めるっす!」
- クエスト601「砂糖に甘~い新商品」
- クエスト602「とても刺激的な解放」 (職人レベル65→70解放)
- クエスト603「黄昏のデスマスター」 (デスマスター転職クエスト)
- クエスト604「けがされた扉」 (死霊探偵デスマスター)
- クエスト605「地縛霊は泣き虫?」 (死霊探偵デスマスター)
- クエスト606「お願いベントラーコイン!」(死霊探偵デスマスター)
- クエスト607「黄昏より君を連れて」 (死霊探偵デスマスター)
- クエスト608「天に昇る魂に君は誓う」 (死霊探偵デスマスター)
- クエスト609「ゼグレスへの関所」
- クエスト610「バルディスタへの関所」
- クエスト611「ファラザードへの関所」
- クエスト612「バザールを救え!」
- クエスト613「世界への架け橋」(釣りレベル40→45解放)
- 新装備「はじまりの紋章」(ヴェリナード城下町のアクセサリー屋で入手)
- 新武器「鎌」一覧
- 極地への道標(スキルブック等の入手)
- 仲間モンスターの転生回数の開放(10→11)
- 新転生モンスター「キョンシーゴースト」(ゴーストの転生)
本棚
- 『マシュランの魔界グルメ紀行 第3巻』という本だ。
魔界の美食家の グーラ・マシュランだ!
今回は 砂の都ファラザードの ホットな料理を
紹介するよ!
ファラザードの魔王も 食べたという究極の一品!
魔界に広がる 赤い海をイメージした
『地獄の血潮カリー 魔界黒トカゲぞえ』だ。
デスターメリック ジャリムマサラなど
数十種類の香辛料や 獄炎チリソースが
入っているらしい。さっそく ひとくち……。
か か か からいぃぃぃ~~~~~ッ!!!!
地獄の業火で 胃が燃えている!?
だが じつに美味! スプーンが止まらないッ!
まさに美味! そして邪悪! 星3つだ!
次回も命がけで 魔界の美食を紹介するよ!
アディオン アミーゴ
(砂の都ファラザード 宿屋 F-4) - 誰かが残した 手記のようだ。
魔界では見ることのない オーグリード大陸で
使われている文字で 記されている。
ジャムールと呼ばれている王国に 着きました。
僕は まだ 生きています。
でも ちょっと 危険な状態かも しれません。
なんと この王国は今 バルディスタと
国の命運を賭けた 戦争をしているらしいんです。
戦争って こんなに 怖いものなんですね。
隠れた民家から 兵士さんと 兵士さんが
血まみれになって 斬りあっているのが見えます。
ふたりとも おそろしいカオをしています……。
片方の兵士さんが 悲鳴を上げて 逃げました。
たぶん ジャムールの兵士さんです。
バルディスタの兵士さんは 見たことがあるので。
ああ 僕も はやく 逃げなくては。
なんだか 身体が重くて しかたないのですが
まだまだ 走ることくらいは できそうです。
(砂の都ファラザード 宿屋 F-5) - 『魔界の宝石』という本だ。
魔界のあらゆる鉱物は 魔力を内包している。
いにしえより 魔族は さまざまな宝石を利用して
自らの潜在能力を 引き出してきた。
特殊なものでは 転移魔力を宿す鉱石があり
これは 転移のしるべ アビスゲートや
転移の宝石 アビスジュエルに 加工される。
ただし 転送できる範囲は 自身と手荷物程度で
有効な交易手段としては 確立されておらず
一部の有力な魔族が 用いるに留まる。
それでも 広い魔界を 瞬時に移動できる恩恵は
はかりしれない。幸運にも アビスジュエルを
所持できた魔族は 盗難に注意すべきだろう。
(砂の都ファラザード 商業地区2階 F-7)
- 古い手記のようだ。
どのページも 几帳面な文字で書かれ
うっすらと 砂ぼこりをかぶっている。
この魔界においては ありふれた出来事だが
だからこそ 考えなければならない。
……国家の滅亡を 避ける方法はないのか?
かたくなに平和を願っても 現実は動かない。
だが 暴力の連鎖では 何も変わらない。
顔色をうかがい 同調して妥協するのも 違う。
この魔界を 真の意味で 救うためには
今までにない 型破りな発想が必要だ。
そう まさに ユシュカのような……。
ゆずれないものが ぶつかり合った その時
どちらかの 命か誇りが 失われずとも
共に生きられる……そんな道が あるはずだ。
今は ただの理想論に過ぎないが
道なき道だからこそ 私は 見つけたいのだ。
あの悲劇を もう二度と くり返さぬように。
(ファラザード城 ナジーンの部屋 G-4)
- 『亡国の記憶 ~海運都市ザード~』
という本がある。
海運都市ザード。2000年もの間
ジャリムバハ砂漠一帯を 支配してきた大国。
他国との交易によって 巨万の富を有していた。
元は 大ダコの魔獣が生息する 危険地帯だったが
後に王となる魔族の若者が 石化封印の秘術を使い
これを討伐。オアシスに 都市を建国した。
現在もジャリムバハ砂漠には 石化した魔獣の
巨大な足が いくつも残っており
魔獣との戦闘の激しさが うかがえる。
ザードの魔王 ヴァルザードは 大魔王に選定され
アストルティアへの 侵攻をおこなった
類まれなるチカラと 才を持つ人物だった。
しかし 息子のグジャラードに 才は受け継がれず
その欲深く 愚劣な統治に たちまち反乱が起こり
戦いの末 国民はグジャラードを処刑した。
(ファラザード城 執務室 F-6)
- 『亡国の記憶 ~賢女の都レジャンナ~』
という本がある。
小国ながら 数千年もの間 ジャリムバハ砂漠で
平安をたもった 歴史のある国。
国民の9割が 女性である。
この地で生まれる子は 生来 高い知能と
魔力を備え 高名な学者や 魔術師 呪術師には
レジャンナ出身の者が多いと いわれている。
族長の家系は 1000年に一度
3つ子の姉妹が生まれ
長姉が 次代の長を継ぐという 風習がある。
最後の族長となった 3つ子の長姉は
新興国の魔王からの 熱意と野心ある申し出に
感銘を受け 同盟を結んだ。
のちに 新興国に吸収される形で 国が併合され
レジャンナの 数千年にわたる歴史は
幕を閉じた。
(ファラザード城 執務室 G-6)
- 『砂の町ファラザード』という本だ。
その男は 親愛なる友と 剣を振るい
次々と襲いかかる 盗賊どもを討ち滅ぼした。
黄昏の砂漠に 勝ちどきが響いた。
男は ともしびを掲げて 仲間を呼び集めた。
魔界のあちこちから 多くの者が駆けつけた。
宵闇の遺跡に 熱気があふれた。
男は よどみのない水源を指し 仲間に告げた。
この地に 新たなる都を築き 交易の要所とせよ。
月影のオアシスに 決意がみなぎった。
男は 白んだ空の下 高い塔を登った。
刻々と登る太陽が 男の顔を照らす。
朝焼けの海が 新たなる世の訪れを 祝福した。
男は 砂漠中に響き渡るような 大声で宣言した。
いにしえの国の名に 復活の意味をあわせ
この地を 「ファラザード」と 名付けることを。
そして 男は 魔王になった。
砂の都ファラザードを 理想郷へと育み
魔界を災厄から救わんと その魂に誓って。
(ファラザード城 執務室 G-6)
- 古びた 皮の手帳がある。
どうやら 誰かの日記らしい。
少し クセの強い字で 書かれている。
ナジーンのやつ 師匠からもらったコンパスを
「それが魔界で なんの役に立つ?」だと。
まったく ロマンのわからんやつめ。
しかし 俺が留守にしている間も
ナジーンは うまくやってくれていたようだ。
俺たちの夢……理想の国作りのために。
師匠のような 異世界からの旅人だっているんだ。
俺たちも 砂漠だけなんて 小さいことを言わず
いっそ 魔界全土を 統一するのはどうだ?
……なんて言ったら まずは 目の前の仕事を
片付けろと 説教をくらった。
まったく 正論ばかりの 幼なじみ殿だ。
(ファラザード城 執務室 F-7)
クエストメモ(ネタバレ)
- ユシュカ:ここが砂の都ファラザード。他の国とはずいぶん雰囲気が違うだろう。我が主の統治のもとにさまざまな欲望が日夜問わず交差する……まさに魔界の不夜城ってヤツさ。ようやく帰ってきたことだしゼクレスとバルディスタでの首尾を報告したいところだが……なじみの店にもカオを出しておきたい。先にこのファラザードが誇る自由の象徴……バザールを案内してやろう。活気があって一見の価値があるぞ。……様子がおかしいな?
- ててて てっこうせきが…………ひとつ100万ゴールドぉ!? そんなの買えるわけないっしょ!
- やくそうが80万ゴールド!? なによ! よそ者には売れないってこと?
- イエ イエ イエ~! ワタクシどもファラザード商業組合はどんなお客様でも大歓迎デス! ハイ! ただ そのぉ……今は深刻な品不足でして ハイ……。これでも適正価格でゴザイマス。ハイ。
- んもー 信じらんない! ファラザードのバザールはやくそうも買えない ぼったくりだって言いふらしてやる!
- ユシュカ:……品不足だと? ジルガモット! どこにいる?
- ジルガモット:あら ユシュカ。帰っていたのね。まずは無事で何よりだわ。おいしい おみやげ話のひとつでも聞かせてほしいところだけど……まあ かわいらしいしもべさん。いくらで買ったの? 私に売ってくださらない?
- ユシュカ:ざれ言は後にしろ ジルガモット。元締めのお前がいながらこのありさまはいったいどうした?
- ジルガモット:このバザールはジャリムバハ砂漠の北東 ディンガ交易所から運ばれるさまざまな物資を取り引きしているのよ。近ごろその大事な交易路 ズムウル峠に次から次へと凶悪な魔物が現れて物資を運ぶ隊商を襲っているの。ファラザード軍に討伐を頼んだもののあちらにもご事情があるようで大きくは動けないと つれないお返事……。
- そーなんでゴザイマス! 品物が届かなくて売るものナッシン!
- そして物価は急上昇…… わたくし首が回りません…………。
- ジルガモット:……みんな あなたを待っていたの。
- ユシュカ:後のことはまかせておけ。俺たちが元通りのバザールに戻してやる。
- ユシュカ様ァ~! 恩にきるデスヨ~!
- ユシュカ:ひとまず旅の疲れは取らないとな。宿に泊まって作戦会議だ。
- 宿屋キジール:あんたが ユシュカ様のしもべだな。お代はユシュカ様からいただいてるぜ。ユシュカ様ももうじき来るそうだが先に部屋まで案内してやろうか?
・はい
・いいえ
はいよ! そんじゃついてきてくれ。 - ユシュカ:魔界にある3つの大国のうちファラザードはいちばんの新興国だ。この世にはワケありな奴らがごまんといる。集落からあぶれた者 借金を背負った者 故郷を失った者 どこにも行くアテのない者……あらゆる者を分けへだてなく受け入れる代わりそれまでの一切の縁を断ち切ってファラザードの魔王と主従契約を結ばせる。ゼクレスのような血統主義でもバルディスタみたいな恐怖統治でもない方法で民を集め ひとつの国を成したってわけだ。ファラザードの魔王の務めは契約を果たすこと。民を庇護し その暮らしを保証すること……。だが魔王との契約を結ばず一方的にファラザードの富を奪おうとするならず者どもも近隣にはひそんでいる。今回のバザールの問題もファラザードの魔王のやり方が気に食わない連中のしわざに違いない。……もし お前が魔王だったらそいつらをどうする?
・たたきのめす!
・相手にしない
・ちょっと考えさせて
ああ よく考えろ。思考を止めず最善の策を求める者だけが魔界を生き抜くことができる。……よしいいだろう。お前の思う通り好きにするがいい。俺は王城と連絡を取ってみる。お前はバザールの問題を解決してみせろ。この件に関してはさっき会った元締めジルガモットがくわしいだろう。俺しもべとしてふさわしい働きを期待してるぞ。今は身体を休めておけ。明日からは別行動だ。
○○は宿屋でよく休んだ。そして 世が明けた!
ユシュカは○○より先に起きて どこかへ出かけてしまったようだ。 - ララファ:はあい♥ おねーさん 寄ってかな~い? ゆるふわ看板娘ララファちゃんがちょっとイイ情報教えてあげちゃう♥ ファラザードの魔王は交易をすることで人と物を集めて国を大きくしたの。バザールの売り上げは特に重視されてるわ。その信頼と重圧を一手に引き受けてるのがやり手の元締めジルガモットさんよ。きれいな笑顔にもしたたかさがあるのよね。ちなみにあの人……ウワバミなの♪ お酒の席で口説こうと思っても先にあなたのほうがつぶれると思うわ~。
- ドネフ:砂漠に囲まれてるファラザードだがオアシスを活かして開拓した豊かな農園を持ってるんだぜい。おっと悪いが農園の場所は言えないぜい。砂漠でとれる作物は貴重だから盗賊に狙われないよう隠してあるんだぜい。
- グタク:くわしくは言えないが魔王様の命令でとある秘密の場所に立派な建物を作ってるんだぜ。長いこと作業してるが最近ようやく完成が見えてきたんだ。お披露目する日が楽しみだなあ。
- キルーダ:そこは黄昏呪術店さ。店主のネシャロットは自分で稀代の呪術師なんて言ってるけどホントのとこどうなんだろうねえ。
- ネシャロット:ニヒヒッ! うちは呪術の専門店。誰を呪う? 誰を破滅させちゃいたい? お代はアナタの心臓でいかがでショ!?呪術ってのは まっそんなもんよー。心臓を捧げてでも呪いたい相手ができたらまたおいで~。ニヒヒヒヒッ!
- オイヒー:ファラザード産の果実で作られるワインは大事な交易品なのさ。もちろん味も天下一品! だけどここんとこずっと品切れで再入荷の目途も立ってないらしい……ああ 話してたらノドがかわいてきた!
- 料理屋ジェメフ:食材が届かないせいで料理が作れないの。バザールの料理屋も同じ状況だと思うわ……。ごめんなさい。また来てね。
- オウミド:裏通りは盗賊やヤクザ者だらけさ。でもファラザードに反逆するようなヤバイ犯罪ははたらかないぜ。これでも魔王と契約した国民でワケあって盗賊をやってるからな。隊商を襲ってるのは俺たちじゃねえぞ。……まあ こういう場所ガラよその賊が紛れ込んでることはたまにあるんだけどよ。
- ハジャラハ:おう 若ぇの……迷子にでもなったか? 用がないなら出ていってくれや。ちょいと取り込み中なもんでな。
- ボハラ:ハジャラハは裏通りのボスだ。ここでちょいと込み入った仕事を頼める奴を紹介してもらってる。見返りとして裏通りに暮らす貧しい民に食料などの援助をしたりもする。軍とは持ちつ持たれつの関係なのさ。そういう意味でも最近の物資不足は我々にとって頭の痛い問題でね……。ちょうどその相談をしていたんだ。
- ムース:あらあら見ないカオねえ。ご用はなあに? 盗み? 偽造? 暗殺? 破壊活動? もし始末したい誰かがいたら信頼と実績の仕事人ムースちゃんにエンリョなく声をかけてね。ウフッ♥
- クブッチ:ここは自由の国って言われてるけど はたらかざる者 食うべからずっていう国民の義務があるらしいんだな。一生はたらかず自由に暮らせると思ってファラザードに来たのにあべこべなんだな。受け入れてくれたのは裏通りだけなんだな。
- バタゴニ:裏通りではなるべく目線を合わせるな。中には荒っぽい連中もいる。インネンをつけられても知らんぞ……。
- ネゲブー:あ~ 暗くて じめじめして 涼しくて なんとなく汚い 町のすみっこ~。むは~ サイコーだよぉ~。この町では生ゴミのポイ捨ては~ 禁止されてるけど~ もし捨ててあっても~ ボクが ペロリと 片付けてあげるよ~。
- ナビア:宝石の価値で最重要視されるのは もちろん内包する魔力の質だわ。でも見た目の美しさもとても大事なの。宝石がまだ石ころの段階から宝飾品として加工した後の出来映えまでイメージできてこそ本物の宝石商よ。
- レビア:魔界のあらゆる鉱物は魔力を内包している。だから古くから魔族は宝石を利用して自分の能力を高めてきた。あたしたちは誰よりも先に鉱脈を発見し鉱物を価値ある宝石や宝飾品に加工してしかるべき魔族に納めるのが仕事さ。
- ウラハブ:薬の材料を買いにきたのだが日に日に値上がりしていくばかり。いつになったら元のバザールに戻るのだ!?
- ジルガモット:来てくれたのね しもべさん。休憩はもういいの?
そうなのね。もう少ししたらディンガの交易所から隊商が到着するそうよ。一緒に出迎えましょう。……ねえ しもべさん。これは元締めとしてのカンなのだけど すべてが解決したとは思っていないの。隊商を襲ってきた魔物たちはごく最近バルディスタの方から流れてきた集団よ。砂漠の土地勘なんてあるはずないのに交易の要所を占拠してファラザードの弱点を突いてくるなんて偶然にしては……ね。この国のことをよく知っている別の誰かが魔物に入れ知恵した……なんて考えすぎかしら?
あら それはそうと……聞こえた? 車輪の音がこちらに近づいてくるわ。これでこそファラザードのバザールだわ。しもべさんのおかげでひと安心よ。 - 道具屋ソノラン:ネエ ネエ ネエ~! アンタ大活躍だったんだってェ!? ヤルジャンしもべ!
- 素材屋コロレッド:なるほど。有能なるかな しもべ殿…………ユシュカ様の目に狂いなし。
- ジルガモット:ふふ……しもべ呼ばわりはお気に召さない? これまでもユシュカにさんざん振り回されてきたんでしょうし当然よね。でもねユシュカは本当に価値のあるものしか興味を示さないの。ましてそばに置くものならなおさら……。あなたよっぽどユシュカに気に入られているのよ。
- 武器屋カマアタ:おぉ~い 次の隊商が到着するぞぉ。今まで遅れてた分が一気に来るそうだ。
- 道具屋ソノラン:ヤッベ! はたらかにゃソンソン! また会おうぜ しもべ!
- 素材屋コロレッド:御用の際はごひいきに しもべ殿…………。
- ジルガモット:ふふ。しもべ殿……ね。とはいえ大活躍したのにあんまりな扱いよね? 今度から名前で呼ぶように言っておくわ。いい取り引きをありがとう。今度はお客様としても会いにきて。あなたならいつでも大歓迎よ。
- いまいましき ユシュカのしもべへ
よくも コケにしてくれたな。
おかげで オレたちのプライドは ズタズタだ。
裏通りのアジトで お前を待つ。
逃げられると 思うなよ!
○○は 謎の果たし状を手に入れた! - ククク……。我らのアジトへ ヨゥヨゥ おいでなすったァ。アンタのこたァ ずっと監視してたんだヨゥ。ユシュカとバザールに現れた時からネィ……。流れ者どもをそそのかして隊商を追いはぎィ ファラザードの息の根止める親分の計画……ヨゥヨゥ ジャマしてくれたなァ? おやびん おやびーん! 例ノヤツがノコノコきたよーお!
- ガーッハッハッハッハ!! 泣く子も黙る シシカバブ団の首領ぉ……このシシカバブさまにたでついたこどぉ たあっぷり後悔させでやるろぉおん!!もともどぉ ここはザード遺跡ってぇオデたち盗賊団のすみかだぁ。そこを今の魔王が乗っ取りやがっだ。あんの魔王はバカ野郎だぁ! オデたちのこと なんにも わがっちゃいねえ。自由の国だ なんだと ほざきやがるがぁ けっぎょくはアタマの切れるヤツが商売して鐘稼いでトクするだげ……。だっだらオデたちも自由にするど。こんなふざけた国はぁ 全部奪っで ぶっ壊しでぇ…………このオデが王サマになってやるんらよぉおおおおぉおお!!
- ユシュカ:なるほど そういうことか。こいつを泳がせておいてよかったぜ。大した元手もかからずアジトもホシも一気に釣れたな。
- ばかばかーッ! ユシュカには気づかれないようにおびき寄せろって言ったじゃーん!
- シシカバブ:ゆ ゆ ゆ……ユシュカぁあ!! てんめぇ よぐもぉっっ!!
- ユシュカ:暴力に訴えるのは好きじゃないんだがな……。
- シシカバブ:うおおおおおおおおおっっ!!!
- スブラキ:コイツラ マジ ヤッベー! イカレタ ツヨサ ハンパネー!
- ボンジリ:オヨヨッ!?
- ユシュカ:あらかたの賊はつぶしたつもりだったがお前らみたいなヤンチャ坊主どもがまだ残っていたか。俺のいない間にやりたい放題やっちまおうって目論みだろうが……甘かったな。たしかにここは自由の都。だが自由にしていいことと悪いことがある。暴力で訴えるのは悪いことのほうだ。この世の中の常識……他の連中にも教えてやってくれるな?
- ボンジリ:すすすすいやせんでしたァーーーーっ!! ヨゥヨゥ お許しあれヨォーーーゥ!!!
- ユシュカ:やれやれ。手間かけさせやがって……
- シシカバブ:グワアアアアアアッッ!!
- ユシュカ:ほう……こいつは意外と……。
- シシカバブ:ブファアアアアア!! オデは負げねえど ユシュカァァ!!
- ユシュカ:シシカバブといったな デカいの。お前のその体力と頑丈さがあればファラザードの特攻隊長くらいにはなれるぞ!
- シシカバブ:ばっ ばっ ばっ……! バカにしでんのがあああああああっっ!!
- こちらです ナジーン殿! ジルガモットからの通報ではここに盗賊団のアジトがあると……。
- シシカバブ:ぐっ……ファラザード軍めぇ……。覚えてろ ユシュカぁ! いつかオデが ボコボコにしてやるんど!!
- ナジーン:賊どもはまだ近くにいる。速やかに追討せよ。
- はっ!
- ナジーン:……お前たちは盗賊団の者ではないな?
- ユシュカ:こんな品格あふれた盗賊がいるか?
- ナジーン:本件に関わった者たちはこの後ファラザード城へ出頭し 一部始終を説明するように。
- ユシュカ:俺たちはならず者を成敗したんだぞ。少しはほめてくれたっていいんだぜ?
- ナジーン:ファラザード城の正門は中央広場にある。門兵のホルティンに声をかければ城に入れるようにしておこう。
- ユシュカ:あのメタルスライムよりおカタいのがファラザードの魔王の副官 ナジーン殿さ。さて。ご招待あずかったことだし いよいよファラザード城へ……魔王様とのご対面といこうぜ。
- ホルティン:ナジーン殿から聞いております! バザールを混乱させたシシカバブ団をガツンとこらしめてくださったそうですね。シシカバブ団の首領や団員たちはファラザード軍が追討いたします。その果たし状は団員捜索の手がかりとしてこちらであずからせてください。
○○はホルティンに謎の果たし状を渡した!
ささっ。城の中へどうぞ! 玉座の間でナジーン殿がお待ちです。 - ナジーン:お帰りなさいませ。我が主 魔王ユシュカ。
- ユシュカ:ゼクレスの魔王とバルディスタの魔王を大審門の前に引きずり出さんがため会談を取り付けるファラザードの使者……その正体は魔界の南を統べる新興国の魔王。……まあ そういうことだ。
- ナジーン:ユシュカは自分の言葉でふたりの魔王を説得すると我を押し通した。私は危険すぎると反対したのだが……。
- ユシュカ:だから素性は隠し通しただろ。その辺の雑魚どもにバレたら面倒なのはもちろん俺だってわかっていたさ。
- ナジーン:しかしこの期に及んでご自分のしもべにまで隠し通していたのには感心しませんね。
- ユシュカ:ファラザードに戻って身の安全が確保できたらすぐにでも伝えるつもりだったさ。だがバザールでは問題が起きていてそれどころじゃなくなったんだ。これは留守をあずかるお前の怠慢だぞ?
- ナジーン:お手をわずらわせ申し訳ありません。ですがこちらにも事情がありまして……我が王の帰還を待ちわびていたのですよ。ご存知の通り新興国である我が国の兵力は充実しているとは言いがたく国境の防衛と城下の警備……その料率に苦慮しています。あなたが外遊中に得た豊富な経験をいかしてこの状況を打破する目覚ましい政策をぜひともご教示いただけたらと……。
- ユシュカ:わかった わかった……後でな! こっちは帰ってきたばかりなんだし ちょっとは休ませてくれよ。
- ナジーン:彼女の労をねぎらうのをどうぞお忘れなく。
- ユシュカ:わかってるって! ほら。これはこれまでの礼と……シシカバブ団を退治した手間賃だ。遠慮なく受け取っておけ。それとお前にはこの城内に部屋を与えてやろう。魔王のしもべにふさわしい上等な部屋をな。ナジーン。後はまかせるぞ。
- ナジーン:御意に。君の部屋は1階の西側に用意させよう。部屋の前には侍女のウテンが立っている。もしも迷ったら目印にするといい。……君とは少し話がしたい。私も後で向かうから部屋で待っていてもらえるだろうか。
- ナジーン:慣れぬ魔界でユシュカに振り回され 長旅の疲れも出てくる頃だろう……。この部屋は自由に使ってくれ。ユシュカがアストルティアから連れてきた君の件については報告を受けていた。ユシュカと血の契約を交わしたこともな。……話したかったのはそのことだ。君はユシュカの血を与えられたことで魔族に変じ生き延びたわけだが あれは魔界でも秘伝に属する禁断の呪術。高位の魔族が他者に生き血を与えることでその生命と運命を分ちあう儀式だ。ユシュカのことだからいつもの調子で君のことをしもべにしてやったとでも言ったのだろうが……禁術とはそんな都合のよいものではない。命さえ落としかねない危険な賭けなのだ。まして魔族ならぬ者に血を与えるなど……はっきり言って成功したのは奇跡に近い。ユシュカはただの魔族ではない。魔王だ。そんな重大事を伝令から聞かされてずいぶん気をもんだものだが……あいつにも何か考えがあってのこと。その決断が必ず実を結ぶと信じこれまで城をあずかってきた。そして……今日この城に到着したユシュカと君を見てそれが正しかったとようやく確信することができたよ。あらためて礼を言わせてほしい。君には本当に感謝している。他国の魔王との危険な交渉をとげて我が主をファラザードまで無事に帰還させてくれた。あいつは型破りで危うい所もある……。正直会談の成功よりもその身の無事こそが私にとっては何より価値あることなのだ。死んだ魔王より生きている使い魔……とは言うがアストルティアにも似たような言葉があるのだろう?
- 失礼します ナジーン様! 帰ってこられたはずの魔王様がまたどこかへ姿を消されまして……。
- ナジーン:まったく。ウワサをすればこれか……。迷惑をかけることを少しも悪びれない。お互いに苦労は多いが共にあいつを支えていこう。ユシュカならザードの尖塔だろう。昔から高いところに登りたがるのだ。これから私は今後の公務について臨時の会議を開かねばならない……。誰かが迎えにいってくれるとありがたいが。
- ユシュカ:魔界の南部は砂漠に覆われていて豊かな実りなどとても期待できない。だから古くから交易が発達してきた。砂漠の小国家群がそれぞれに隊商を組んで農作物や家畜 毛皮や織物など さまざまな品物を取り引きする。俺ももとは宝石商の生まれだ。隊商の荷車がゆりかごみたいなものだった。宝石は富と権力の象徴だから俺が渡り歩いた国はどこも活気にあふれ夢のような栄華を極めていたものだ。だがそういう国ほどおどろくくらいあっさり滅んでしまう。そんな光景を幾度も見てきた……。侵略 内乱 あるいは天災……なんにせよ そのきざしが現れた時 奴らは問題を先送りにする……。そしていつしか積もり積もった災いの火種が破滅を呼び寄せるのだ。思考を止めることは死ぬことと同じだ。考え続け新しいものを取り入れなければこの魔界で生き残ることはできない。……だから俺は今までの魔界にはない方法で俺の理想郷を築くことにした。そう……今までどんな魔王も試したことのない新たな方法で…………。これが砂の都ファラザード。俺の自慢の国だ。ここまで国を大きくするのは苦労したぞ。ジャリムバハ砂漠の小国家群をあの手この手で統一しなきゃならなかったからな。まだ解決すべき問題はごまんとある。シシカバブ団みたいな連中はファラザードの闇の部分とも言えるな……。だが俺の野望はファラザードに留まらない。この魔界はもっと新しくもっと刺激的な面白い世界にできる。それを成しとげられるのは……大魔王になった俺だけだ。お前のほうは早く元の身体に戻りたい一心だろうが俺が大魔王になるまではキリキリ働いてもらうから覚悟しろよ。明朝デモンマウンテンへ出発だ。俺の足手まといにならぬよう自分の部屋でしっかり休んでおけよ。
- ユシュカ:ナジーン! どうしてお前はそんなにアタマがカタいんだ!?
- ナジーン:至極まっとうな進言をしていますよ 私は。私のアタマがカタいのではなく あなたのアタマがゆるいのです。いくら幼なじみとはいえ魔王様に向かってなんだそのクチのきき方!
- ナジーン:昨夜遅く 裏通りで賊の掃討にあたっていた兵士たちを呼び集め 勝手に任務を解き宴を開いて読めや歌えのどんちゃん騒ぎ。駆けつけてみれば兵士だけでなく町の住民……挙句の果てにおたずね者まで宴の輪にくわわっていたようですが?
- ユシュカ:暗くていちいちカオなどわかるものか。あーあカタブツな副官のおかげでつかの間の息抜きも台無しだな。
- ナジーン:あなたという人は……! もう少し魔王としての自覚を持って行動するようにとあれほど言っているのに。常識にとらわれないのはあなたの美徳ですがまわりに与える影響も考えていただきたい。国家の平安を乱すようでは本末転倒です。シシカバブ団の件……放置すれば禍根が残る。これは彼らだけの問題ではありません。現状に不満を持つ者どもが納得できる答えを示してこその統治者なのでは?
- ユシュカ:ったく……お前はいつも正論ばかりだ。そんなことくらいわかってるさ。俺だったこのままにするつもりはない。
- ナジーン:それからゼクレスとバルディスタでの行動も決してほめられたものではありませんよ。あなたの態度ひとつで国家間のもめ事が……
- ユシュカ:はっ。副官殿は有事の際にファラザードを守る自信がないとみえる。そんなのは俺とあいつがいれば……お……おお。なんだ いるならいるって言えよ。お前起きるのが遅すぎだぞ。待ちくたびれた上に いらん説教をくらった。
- ナジーン:あなたこそ すっかり寝坊したくせに。魔王がしもべに責任転嫁ですか……。昨日はザードの尖塔までユシュカを呼びにいってくれたそうだな。手間をかけさせてすまない。
- ユシュカ:ああ……この衣装は魔王の正装だ。いよいよ魔仙卿に会うというのに普段通りじゃ恰好つかないだろ? よし! これで全員そろったな。ナジーン。これからのことをこいつに説明してやってくれ。
- ナジーン:これから君たちはゲルヘナ幻野を北上し大審門を目指すことになる。君も一度は訪れているはずだ。ユシュカからの要請に応え 他国の魔王たちも大審門前の集落に集まってくるだろう。門の先がいよいよデモンマウンテンだ。デモンマウンテンでは大魔王の資格を問うさまざまな試練が待っているそうだ。大審門が開く都度 試練の内容は変わるという。もちろん大魔王になろうとする魔族は三国の魔王だけに限らないし候補者同士の争いもしれつを極めるだろう。
- ユシュカ:ふん……。せいぜい見極めてもらおうじゃないか。大魔王たらんとする俺の器の大きさをな。ナジーン留守はまかせた。先に行ってるぞ!
- うわーーっ! ユシュカ様っ!? まーた城の上から飛び降りたんですかぁ?
- ナジーン:あんな行儀の悪い大魔王がいるものか。まったくいつまで経っても自由な奴め……。……ともあれユシュカが無茶なマネをしないようしっかり見張ってもらえるだろうか。君がついていてくれれば安心して留守をあずかれるというものだ。主のこと……よろしく頼む。
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