【ドラクエ10】Ver4.3「砂上の魔神帝国」の進め方(2018/9/6)




ドルワーム王国からの通達

  1. 真のグランゼドーラ城の賢者の執務室にいる「賢者ルシェンダ」と話す
    ・ルーラ石「勇者姫の石→旅のとびら→賢者の執務室の前」
  2. 「ダラズ採掘場(B-4)」の防砂ダムにいる「兵士カアチス」と話すと、イベント発生
    ・バシっ娘で「ドワチャッカ大陸→ダラズ採掘場」
  3. 昇降機に乗って、防砂ダムの上にいく
  4. トトッジ(E-1)」と話す
  5. 遺跡のウルベア魔神兵たち」とボス戦
    ・古代ウルベア魔神兵A~Lまで出る?
    ・戦士、戦士、魔戦、僧侶でクリア
  6. 倒すと、イベント発生
    ・3051年前へ

3000年前のウルベア地下帝国へ

ダラズ大鉱脈

  1. 強制労働所(E-3)」にいる「ククツカ」の横の階段から出ようとすると、イベント発生
    ・08号が仲間に加わる
  2. 北東区域(F-2)」に行き、トロッコに乗って、「南西地区」に移動する
  3. カルデア溶岩帯(C-8)」に行く
    【ドラクエ10】Ver4.3「砂上の魔神帝国」の進め方 ダラズ大鉱脈

ガルデア溶岩帯

  1. 入口の「時空のしるべ」をしらべる
    ・エテーネルキューブに「カルデア溶岩帯・大鉱脈前」が登録される
  2. ガルデア溶岩帯(E-4)」の橋を通ると、イベント発生
  3. ガタラ大山林(C-7)」へ行く
    【ドラクエ10】Ver4.3「砂上の魔神帝国」の進め方 ガルデア溶岩帯

ガタラ大山林

  1. 入口の「時空のしるべ」をしらべる
    ・エテーネルキューブに「ガタラ大山林」が登録される
  2. ガタラ大山林(C-2)」の「ガタラの丘」に行くと、イベント発生
  3. ガタラ大山林(B-2)」の「ウルベア地下帝国」に行く
    【ドラクエ10】Ver4.3「砂上の魔神帝国」の進め方 ガタラ大山林

 

ウルベア地下帝国

  1. ウルベア地下帝国に入ると、イベント発生
  2. 入口の「時空のしるべ」をしらべる
    ・エテーネルキューブに「ウルベア地下帝国・入口」が登録される
  3. 入口の「防衛魔神兵051号」と話す

上層

  1. ウルベア地下帝国の「上層」の民家にある「宝箱(E-6)」から「ウルベア銀貨」を手に入れる
  2. フフママ(E-6)」と話して、「ウルベア銀貨」を渡す

中層

  1. ウルベア地下帝国の「中層」にいる「めんこ屋チャガン(D-3)」から「銅のウルベアめんこ」を購入する
    ・銅のウルベアめんこ:600Gと、ウルベアめんこスターターキット:3000Gを購入する
  2. ウルベア地下帝国の中層にいる「ツテバク(D-4)」と話し、「銅のウルベアめんこ」を渡す

下層

  1. ウルベア地下帝国の「下層」にいる「クワック(D-5)」と話す
  2. ガタラ大山林に行き、スカルガルーを倒して「ギザ緑ウルベアめんこ」を手に入れる
    ・エテーネルキューブ→ガタラ大山林
  3. クワック」のところに戻り、「ギザ緑ウルベアめんこ」を渡す

教会

  1. ウルベア地下帝国の中層の「教会(D-2)」に行く
  2. ウッツァ神父と話すと、ウルベアめんこバトルを行うことになる
    ・銀のめんこ→銅のめんこ→金のめんこの順に出すと勝利
  3. ウルベアめんこバトルに勝利後、教会を出ると、イベント発生
    ・入城許可証を手に入れる

ウルベア帝国城

  1. ウルベア地下帝国の中層の「ウルベア帝国城前(B-4)」にいく
    ・エテーネルキューブ→ウルベア地下帝国・城前
  2. 防衛魔神兵054号」と話し、「入城許可証」を渡す
  3. 直進して、「エレベーター(C-5)」に乗って玉座の間に行くと、イベント発生
    ・古代エテーネ王家に伝わる時の球根を手に入れることに

古代エテーネ王国

  1. 現代に戻り、真エテーネの村の「メレアーデ(C-2)」と話すと、古代エテーネ王国へ移動する
  2. 王国軍区画の「転送の門(C-2)」を調べる
  3. 再度、転送の門を調べて、「王家の温室」へ行く
  4. 王家の温室」の扉を調べると、イベント発生
  5. (スキップ可)「廃墟のドミネウス邸」に行く
    ・エテーネルキューブ→廃墟のドミネウス邸→2階の本棚(F-4)に「英雄レトリウスと永遠の友」あり
  6. 王家の温室」に戻り、暗証番号「1543」を入力する。
    ・エテーネルキューブ→王都キィンベル・王国軍区画→転送の門
  7. 直進して「時の球根(E-3)」を調べると、イベント発生
    ・ちいさな時の球根を手に入れる

 

帝国技術庁

  1. ウルベア帝国城に戻り、「エレベーター(C-5)」に乗って玉座の間に行くと、イベント発生
    ・エテーネルキューブ→ウルベア地下帝国・城前
  2. ウルベア帝国上1階の「発着場(D-7)」へ行くと、イベント発生
  3. 入口の「時空のしるべ」をしらべる
    ・エテーネルキューブに「帝国技術庁・第一庁舎」が登録される
  4. エレベーター(E-3)」から2階に移動する

2階 小型・中型魔神機開発部

  1. 中型魔神機開発部の「パカル主任(G-3)」と話す
  2. 小型魔神機開発部の「チュカカ主任(A-3)」と話す
  3. エレベーター(E-3)」から3階に移動する

3階 大型魔神機開発部

  1. 大型魔神機開発部の「ウォンデム主任(D-5)」と話す
  2. 第302開発室(D-7)」に入るとイベント発生
  3. エレベーター(E-3)」から4階に移動する

4階 開発中枢部

  1. 直進して扉を開けると、イベント発生
  2. ダラズ大鉱脈の強制労働所の「管理事務所(E-3)」に行くと、イベント発生
    ・エテーネルキューブ→ダラズ大鉱脈
  3. 帝国技術庁・第一庁舎に戻り、「エレベーター(E-3)」から4階に移動する
    ・エテーネルキューブ→帝国技術庁・第一庁舎
  4. 直進して扉を開けると、イベント発生
  5. 帝国技術庁・第一庁舎に戻り、「エレベーター(E-3)」から4階に移動する
  6. 帝国技術庁・第二庁舎(F-5)」に行く

 

帝国技術庁・第二庁舎

  1. 入口の「時空のしるべ」をしらべる
    ・エテーネルキューブに「帝国技術庁・第二庁舎」が登録される
  2. 少し進むとイベント発生
  3. 帝国技術庁・第二庁舎の4階の北にある「赤い貨物箱」を調べて、3階に行く

第二庁舎・3階

  1. 中央にある「レール操作盤(D-5)」のところへ行き、レバーをに倒す
  2. 「黄色の貨物箱(C-7)」を調べて、倉庫を移動する
    ・別の倉庫(F-7)に移動する
  3. 再び、「レール操作盤(D-5)」のところへ行き、レバーをに倒す
  4. 倉庫(F-7)に戻り、「黄色の貨物箱」を調べて、倉庫を移動する
    ・別の倉庫(G-5)に移動する
  5. 赤い貨物箱」を調べて、2階に行く

第二庁舎・2階

  1. 中央にある「レール操作盤(D-5)」のところへ行き、レバーを「深く左」に倒す
  2. 「黄色の貨物箱(G-3)」を調べて、倉庫を移動する
    ・別の倉庫(B-4)に移動する
  3. 再び、「レール操作盤(D-5)」のところへ行き、レバーを「右」に倒す
  4. 倉庫(B-4)に戻り、「黄色の貨物箱」を調べて、倉庫を移動する
    ・別の倉庫(C-2)に移動する
  5. 中央にある「レール操作盤(D-5)」のところへ行き、レバーを「深く左」に倒す
  6. 倉庫(C-2)に戻り、「黄色の貨物箱」を調べて、倉庫を移動する
    ・別の倉庫(D-7)に移動する
  7. 赤い貨物箱」を調べて、1階に行く

第二庁舎・1階

  1. 中央にある「レール操作盤(D-5)」のところへ行き、レバーを「左」に倒す
  2. 「黄色の貨物箱(G-4)」を調べて、倉庫を移動する
    ・別の倉庫(C-2)に移動する
  3. 中央にある「レール操作盤(D-5)」のところへ行き、レバーを「深く左」に倒す
  4. 「黄色の貨物箱(C-2)」を調べて、倉庫を移動する
    ・別の倉庫(E-7)に移動する
  5. 中央にある「レール操作盤(D-5)」のところへ行き、レバーを「左」に倒す
  6. 「黄色の貨物箱(E-7)」を調べて、倉庫を移動する
    ・別の倉庫(G-3)に移動する
  7. 中央にある「レール操作盤(D-5)」のところへ行き、レバーを「深く左」に倒す
  8. 「黄色の貨物箱(G-3)」を調べて、倉庫を移動する
    ・別の倉庫(B-4)に移動する
  9. 赤い貨物箱」を調べて、特別監視室へ行く

特別監視室

  1. 少し進むと、イベント発生
    ・エレベーターが使えるようになる
  2. 特別監視室に入ると、イベント発生
  3. 魔神兵ゼェードとボス戦
    ・自キャラ旅芸人(盾持ち)、サポ戦士(両手剣)×2、サポ僧侶の構成で勝てました
    ・サポ戦士はガンガンにして、自分はバイシとハッスル、ルカニ
  4. 勝つと、イベント発生
  5. エレベーターから「大魔神格納庫」へ行く
  6. 大魔神格納庫の階段を下までおりて「グルヤンラシュ」と話すと、イベント発生
  7. ウルベア帝国城の「エレベーター(C-5)」から玉座の間に行くと、イベント発生
    ・ちいさなメダル100枚を手に入れる
    ・経験値350000、
    40000ゴールドを手に入れる
    ・リウ老師の探知機を受け取る

 

現代

  1. エテーネルキューブで現代に戻る
  2. 昇降機に乗って、防砂ダムの上にいく
  3. タウバヤ(E-5)」と話すと、イベント発生
  4. リウ老師の探知機」を使う
    ・どうぐ→だいじなもの→リウ老師の探知機
  5. 昇降機から防砂ダムを下りて、「ダラリア砂岩遺跡(B-3)」に行く

ダラリア砂岩遺跡

  1. ダラリア砂岩遺跡2階(E-6)のトロッコにのる
  2. ダラリア砂岩遺跡地下1階の(F-3)のトロッコにのる
    ・トロッコを下りた左側にあるトロッコにのる
  3. 道なりに進み、「階段(E-8)」をのぼって、「中庭」にいく
  4. ウルベア魔神兵を調べると、イベント発生
    ・太陽の弾を手に入れる

防砂ダム

  1. 昇降機に乗って、防砂ダムの上にいくと、イベント発生
  2. ウルベア大魔神とボス戦
    ・自キャラ旅芸人(盾持ち)、サポ戦士(両手剣)×2、サポ僧侶の構成で勝てました
    ・砲撃チャンスを有効に使えばそれほど難しくはなかったです
  3. 「カアチス」に話しかけると、イベント発生
  4. 黒衣の騎士パドレとボス戦
    ・自キャラ僧侶、サポ戦士(両手剣)×2、サポ僧侶の構成で勝てました
    ・自分は聖女などの補助中心、後半はMP回復します
  5. 賢者ルシェンダに報告する
    ・ちいさなメダル100枚を手に入れる
    ・経験値350000、40000ゴールドを手に入れる
    ・「
    ウルベアの革命者」の称号をかくとくする

 

 

Ver4.3追加クエスト等

 

本棚

  • 『レジスタンスの心得』と書かれた本だ。
    強制労働所で生き抜くためのさまざまな知恵が何ページにも渡って書かれている。
    同志諸君! ウルベアの監督官が来たときはあわてず騒がず従順な捕虜のフリをしよう! レジスタンス活動の存在は絶対に隠し通せ! 同志諸君! 不審者を発見しても同様するな! リウ老師は監視装置で全部見ているぞ! 魔神機たちが対応するから安心しろ! 同志諸君! 特にガテリア出身の者たちよ! 故郷は滅びようとも誇りを忘れるな! いつかグルヤンラシュに一矢報いるのだ! 同志諸君! 泥水をすすってでも生き延びろ! ただし本当に泥水を飲むとおなかを壊す! 経験者からのアドバイスだ!(ダラズ大鉱脈 管理事務所E-3)
  • ドワチャッカ大陸に眠る資源
    豊富な地下資源に恵まれるドワチャッカ大陸。とりわけ文明の発達した三国の領地では世界でも有数の希少な鉱石が発掘されます。西の国ガテリア皇国ではボロヌジウム。中原の国ドルワーム王国では太陽の石。東の国ウルベア地下帝国ではドルセリウム。どれも特別なチカラを宿しており各国の発展に大きく貢献しました。まさにドワーフ文明は大地の贈物なのです。(ウルベア地下帝国)
  • 誰かが書いた日記帳
    万能浮遊椅子 快適すぎてマジでやばい! 行きたい方向にちょっと身体を倒すだけで魔法みたいにスイスイ進むんだ! ついこないだまで半重力浮遊移動台で軽快に走っていたっていうのにもうあんな不便なのには乗れないね! というわけで新品の万能浮遊椅子ローンを組んで買っちゃったぜ! まだ前のローン残ってるんだけどね……。(ウルベア地下帝国 下層E-3)
  • ウルベア報道局 号外
    スクープ! ウルベア軍のずさんな安全管理! 帝都に流入したガテリア難民はどこから来た? 綿密な取材によってはじめて明らかに! 取材班がガテリア難民に聞き込み調査するとガテリア皇国から砂漠に避難後 洞くつを発見し数日歩くと帝国領のはずれに到着したという。その後の調べでガテリア難民が歩いた洞くつはなんとウルベアからゴブル砂漠東に抜けるウルベア魔神兵専用の軍用通路だったと判明! ガテリア難民の流入により帝都の治安は悪化し特に下層住民から不満の声が上がっていた。宰相グルヤンラシュの送球な対応が待たれる。(ウルベア地下帝国 下層E-5)
  • 観光客向けに用意されているウルベア地下帝国をめぐる旅行ツアーの分厚いパンフレットだ。
    さまざまなプランが並んでいるが大型半重力飛行装置で帝都上空をめぐる遊覧飛行ツアーが目玉商品のようだ。(ウルベア地下帝国 上層E-2)
  • 『魔神機歴史概説 第一巻』という本だ。
    ウルベアの各地で活躍する魔神機たち。彼らの祖先である最初の魔神機01号は時の筆頭研究者リウ老師によって製作された。主な任務は皇帝の体調管理と業務記録。言語機能未搭載のため意思疎通に難あり。シンプルな構造で能力は限定的なものだった。原型機のみ運用し量産には至らなかった01号だがその製造理念は後のすべての魔神機に受け継がれる記念的な試作機となった。(ウルベア帝国上 1階B-5)
  • 『魔神機歴史概説 第二巻』という本だ。
    01号の反省点を踏まえて製作された02号。言語機能を搭載し人と意思疎通をはかり臨機応変に命令を受諾し生活支援をおこなった。しかし動力炉が発熱しやすく故障が相次いだ。長時間の稼働にも耐えうる耐久性が求められ開発された次世代機が03号である。ダラズ大鉱脈などの現場作業に従事し労働者の負担を軽減することを主目的とするため大型化パワー重視の設計となった。だが敬さん資源のほとんどを駆動系チェックに回した結果突発的事態には対応しきれず結果として暴走事故が相次ぐこととなった。(帝国技術庁・第一庁舎 2階B-4)
  • 『魔神機歴史概説 第三巻』という本だ。
    04号は 02系統と 03系統の反省点を踏まえ 期間構造の改良と 人口知能の向上をおこない 小型ながら戦闘能力を有する 魔神機である。帝国城内での警備で一定以上の成果を挙げ複数帯で連携して運用することを期待されたが資材不足などの理由から量産が遅れた。04号とほぼ同時期にガテリア軍との小規模な戦闘における防衛任務を行う目的で中型魔神機05号が開発された。04系統以降は魔神機に武装強化が求められ魔神機ではなく魔神兵と呼ばれるようになり戦闘兵器としての側面が強く求められていく。(帝国技術庁・第一庁舎 2階H-3)
  • 『魔神機歴史概説 第四巻』という本だ。
    中型魔神機の装甲を強化した上で巨大なオノや暗黒魔力砲などの攻撃兵器を搭載した06号は初の大型魔神機として戦場に降り立った。ウルベア魔神兵と呼ばれ高い戦闘力を誇ったが人口知能が故障すると敵味方の判別がつかず暴走して悪夢のような惨劇を起こした。リウ老師は大型魔神兵の開発中止を求めたが軍拡を推し進める宰相グルヤンラシュは老師の具申を却下し改良型の開発を命じる。莫大な予算を投じられて開発された07号はついに最高品質の戦闘兵器として完成する。リウ老師は07号の完成後ウルベアを去った。(帝国技術庁・第一庁舎 3階C-6)
  • ウルベア帝国城で働く 家臣や召使いたちの名前や役職 出身地などを記録した 名簿だ。
    記載された名前のほとんどに 赤い横線が引かれ「死亡」「解雇」「行方不明」と 書かれている。
    ページをめくると ウルベア帝国上で稼働する魔神機のリストがあった。ドワーフの数よりも魔神機の数のほうがずっと多いようだ……。(ウルベア帝国城 1階B-5)
  • 表紙に『ひみつのこうかんにっき!』と 書かれたノードた。幼いウルタ皇女と 皇帝ジャ・クバのやり取りが 書かれている。
    おしごとや まじんきの けんきゅうで まいにち いそがしい ちちうえへ。 ちゃんとごはんは たべてますか?
    わたしも まじんきが 大すきです。 でも ちちうえは まじんきより もっともっと 大すきです。
    お休みになったら めんこで あそぼうね。グルヤンラシュも いっしょに あそぶって ゆぎきりして やくそくしてくれました。
    だから ウルタは いい子で まってます。 おうさまのおしごと がんばってください。 おへんじくださいね ちちうえ!
    ……次のページには ジャ・クバが 娘にあてた 愛情深い返信が つづられている。
    (ウルタ皇女の部屋 E-5)
  • クオードの日誌のようだ。ホコリがたくさん積もっている……。
    リウ老師がガテリア皇国に亡命した。動揺した陛下はリウ老師を連れ戻すためなら軍事計画の中止さえ言いだしかねない。俺とて戦争をしたいわけではない。だが強気なガテリア皇帝は国の宝であるボロヌジウムを絶対に渡そうとしないだろう。充分な軍事力があってこそ対等な外交が成る。そこを強調し陛下のことは説き伏せるとして問題は……〇〇のほうだ。最近のあいつは俺とカオを合わせるたび「今に取り返しのつかないことになる」と不安そうな表情で忠告をくり返す……。まさかあいつまで計画の中止を望みエテーネルキューブ完成をあきらめるつもりか? ここで費やした歳月と苦難の日々を忘れたか!?(帝国技術庁・第一庁舎 4階C-4)
  • クオードの日誌のようだ。ホコリがそこそこ積もっている……。
    ……ついにこの手を汚してしまった。鼻の奥には鉄のにおいがこびりついて何度も吐き気がこみあげてくる……。だが……仕方のない犠牲だった! この俺にひと言の相談もなく和平交渉を進め長年の計画を台無しにするところだったんだ。エテーネへ帰還し滅びの運命から救う……俺の意志をさまたげる者は許さない。誰であろうと絶対にだ! ただ……陛下のなきがらに泣きすがるウルタ皇女の姿を思いだすとどうしようもなく胸をかきむしりたくなる…………。今振り返っていたら心がくだけてしまう。何も考えるな。人の心など捨ててしまえ! もう後には引けないんだ!!(帝国技術庁・第一庁舎 4階C-4)
  • クオードの日誌のようだ。ホコリがうっすら積もっている……。
    これは悪夢か? 夢なら覚めてくれ……。ウルベア大魔神の扱いを大型魔神機開発部に一任したのは大きな間違いだった! 大魔神の圧倒的なチカラに熱狂した連中はリミッターを解除し最大出力のビームでガテリア皇国を焼き払ってしまった。過ぎたるチカラが人を狂わせた。俺の意思に関係なく歴史は動いて大きな渦に飲み込まれていく……。…………メレアーデ姉さん。俺はどこで道を間違えたんだろう? 会いたい。姉さん……姉さん 姉さん 姉さん……(帝国技術庁・第一庁舎 4階C-4)

 

 

クエストメモ(ネタバレ)

  • ルシェンダ:よく来てくれた○○。そなたを呼んだのは他でもない 例の終焉の繭についてだ。先ほどドルワーム王国から通達がありドワチャッカ大陸 ダラズ採掘場の西に終焉の繭が出現したという。黒衣の剣士……。メレアーデ姫の話ではたしかパドレという名であったか。奴の行方はいまだわかっていない。だが繭のあるところに奴は必ず現れた。ならばおそらく今度も……。手遅れになる前に急ぎ向かってもらいたい。まずはダラズ採掘場の防砂ダム前にいる兵士カチアスにくわしい話を聞いてくれ!
  • カアチス:○○殿とお見受けしましたッ。自分はドルワーム軍のカアチスであります。ご足労いただき感謝でありますッ! 我々は当初ドルワーム王立研究院の調査員を護衛するため派遣されました。ですが繭が出現したことで事態は一変ッ。現在繭の動向を監視するため防砂ダム上に前線基地を築き急ぎ情報収集につとめておりますッ。おやッ? 防砂ダムから誰か降りてくるようですね……。
  • ビャン・ダオ:○○……? まことに○○なのかっ。おおっやはりそちであったか! 防砂ダムの上から姿が見えたのであわてて降りてきたぞよ。……ムムッ! そのキョトンとしたカオ。よもや余を忘れたというのか!?
    ・はい
    ・いいえ
    よ…よかったぞよ。そちやガラクタ城の皆と過ごした日々は忘れがたいでな。じゃが念のために名乗っておこう……。余はかのガテリア皇国の正統なる継承者第一の皇子ビャン・ダオ! ……今はただのビャン・ダオじゃ。ガテリアの遺跡でそちと別れてからはアストルティア中を旅しておった。今は縁があってドルワーム王立研究院にて失われし古代技術の研究を手伝っておる。この防砂ダムはかつてウルベア地下帝国が莫大な予算をつぎ込み建設したものでな。ダムの向こうに広がる広大な流砂の海にはかの帝国の重要な遺跡があるという。余はその調査に参ったのじゃが……よりによってその遺跡のすぐ上にあの奇妙な繭が現れたのじゃ! 先に繭が現れたグランゼドーラやグレンのことは伝え聞いておるぞよ。放っておけば災いをもたらすに違いない。余はリウ老師が希望を託したこの世界で生きていくと決めた……。老師の思いを踏みにじらせはせぬ。余もアストルティアの未来を守るためひと肌脱ぐ覚悟ぞ! 世は流砂の遺跡へ調査に向かう。そちにもぜひ同行願いたい。あそこに見えるのが防砂ダムの上に移動できる昇降機ぞよ。まずは上まで昇ってきてたもれ。
  • トトッジ:ご苦労様であります! ビャン殿よりお話は聞いておりますよ。流砂の遺跡まで共に行かれるとか。この流砂の海では歩くことはもちろんドルボードでも移動は困難です。そこで活躍するのがこちらの特別製の船。その名も永遠のガテリア号! ただ今ビャン殿が最終調整中ですが終わり次第出発となります。前人未踏の遺跡ですからひょっとすると危険なことが起きるかもしれません……○○殿の準備はよろしいですか?
    ・はい
    ・いいえ
  • ビャン・ダオ:○○! こっちじゃ こっち。フフ……立派な船であろう! これぞ流砂の上を自在に進む現代に復活せし砂上専用高速船……通称 砂上船ぞよ。積もる話もあるが今はさっそく遺跡へ向かうとしよう。余の華麗なる操船技術をとくと味わうがよい。
    ○○が砂上船に乗り込むとものすごいスピードで急発進した!
    どうじゃ砂上船の乗りごこちは? なかなかの速度であろう。じゃが……かつてガテリア皇国があった3000年前のドワチャッカ大陸ではさらに高度な文明が栄えておった。上空には反重力飛行装置が飛び交い都には自動遊覧回廊が張りめぐらされ両足で歩かずともよい生活を送っていた。できることなら そちにもあの見事な光景を見せてやりたいものじゃ……。しかし まあ……同じような景色ばかりが続いておるのう。砂嵐の日には巨人が現れるというウワサもあるのじゃが……。おおっ。巨人ではないが我らが目指す遺跡が見えてきたぞよ! さっそく中に入り探索しようではないか。
    ううむ……風化がはげしい。見るも無残な姿じゃ。栄華を誇ったウルベアの文明も3000年の月日の前には何もかもはかなき夢……か。むむっ何事じゃっ!? 3000年の時を経て なお動くとは! ○○よなんとかしてたもれ~!!
    こっ…今度は何事じゃ!? 気をつけよ○○!
  • 突然○○の足元にヒビが入り崩れてしまった!
  • ビャン・ダオ:おお……どうやら無事のようじゃな! 今助けを呼んでくるぞよ!
  • キュルル:○○ ○○。あれを見るキュ。
  • 黒衣の剣士パドレ:時の異分子か……。かつて栄えた文明の衰亡の渦中に失われし地脈の結晶……それさえ手には入れれば巨人はよみがえろう。
  • キュルル:滅びの未来が訪れるのはどう考えてもアイツが関係しているせいだキュル。アイツはこの巨人が完全だった時代に巨人を動かす手段を見つけにいったようキュ。ヤツより先にそれを手に入れるべきだキュ。ボクたちもこの巨人を媒介にすればその時代……3051年前に行けるはずキュ。さっそくキューブを起動するっキュ!
  • キュルル:……ここはどこだキュ? 砂とホコリまみれでずいぶんむさ苦しい場所キュルね。というわけで○○も察している通りどうやらまた座標がズレたらしいキュ。まずは辺りを調べることを推奨するキュ。
  • あらーと あらーと。速ヤカナ移動停止ヲ 命ジマス。ガテリア兵 捕虜りすと でーた照合開始…………………………不一致。研究対応まにゅあるニ従ッテ当該を拘束シマス。
  • ○○はウルベア魔神兵にどこかの部屋へ連れていかれた……。
  • リウ老師:……もう よろしいでしょう。離してやりなさい 08号。私は技術者のリウと申す者。あなたを拘束した魔神機……08号らの生みの親です。世間からはリウ老師と呼ばれております。良くも悪くも知られた名ですから聞いたことがあるかもしれませんな。我らはウルベア地下帝国に捕まった囚人……。先の大戦で敗れたガテリア兵士の捕虜 帝国の横暴に異を唱えた反逆分子などがここで強制労働をさせられております。もっともやられっぱなし……というわけではありませんがな。
    さて。08号があなたをスキャンした結果ガテリア兵の捕虜でもウルベアの監督官でもどちらでもないと出たのです。あなたは何者ですかな? ……なるほど。○○君。くわしくは話せないがあなたは巨人を探してこの地を訪れたと……。なんのためにそんなものを探しているのか詮索はしませんが……ふむ。あなたが探している巨人かはわかりませんがウルベア地下帝国にウルベア大魔神と呼ばれる巨大兵器の開発に成功したようでしてな。それはウルベア地下帝国の最重要機密が集うウルベア帝国技術庁で厳重に管理されているそうなのです。帝国技術庁はこのダラズ大鉱脈からも見える防砂ダムのむこう側 流砂の海にあります。ただ潜入するのは容易ではありません。しかし……あの方に取り入ることができれば あるいは……? わかりました。私が○○君の巨人探しに協力してあげましょう。08号。偵察用ミニマムモード起動なさい。
  • 08号:了解イタシマシタ。
  • リウ老師:不慣れな土地を旅するあなたにこの08号を案内役としてつけましょう。彼とウルベアに潜入するのです。そして帝国技術庁で情報を集めてください。私はこの場所で彼から転送されてくる映像や情報を分析しましょう。
  • 08号:○○サマ。ツカズ離レズ オトモイタシマス。
  • リウ老師:まずはカルデア溶岩帯を南に向かいガタラ大山林からウルベア地下帝国へ。そこでウルタ皇女に会うのです……。帝国の主たるウルタ皇女の信頼を得られればウルベア大魔神への道が開かれましょう。よろしく頼みましたぞ。
  • 08号:ココハ カルデア溶岩帯デス。カルサドラ火山カラ 流出スル溶岩ガ アチコチデ燃エテイマス。ゴ注意クダサイ。ココヲ南西ニ抜ケタ先ガ ガタラ大山林デス。デハ参リマショウ!
  • 057号:あらーと あらーと。一旦停止ヲ命ジマス。でーた照合開始…………………………ガテリア兵 捕虜りすとニ一致ナシ。ダラズ大鉱脈 強制労働所カラノ脱走者デハナイコトヲ確認。以後橋ノ通行ヲ許可スル。通ッテヨ~シ!
  • 08号:……コレマデニ何人モノ捕虜ガ脱走ヲ試ミマシタガ魔神兵ニ見ツカリ捕マッテシマイマシタ。シカシ○○サマナラ帝都マデ難ナクタドリ着ケマス。ハリキッテ参リマショウ!
  • 08号:ココガ ガタラ大山林デス。多種多様ナ動植物ガ息ツイテオリ森林ニハ過去ノ遺物モ確認デキマス。カツテ ウルベア地下帝国ガ地上デ繁栄シテイタ頃ノ名残デハナイカト言ワレテイマスガ真相ハ不明デス。ガタラ大山林ヲ 西ニ進ミ ガタラの丘を登ッテイケバ帝都ノ入リ口がアリマス。デハ参リマショウ!
  • 08号:リウ老師ヨリ ○○サマニ歴史観光案内 特別ぷろぐらむヲ提供スルヨウ要請アリ。ろーでぃんぐ中………………
    ガタラの丘へようこそ! 眼下に見下ろすゴブル砂漠は5年前に起きたガテリア=ウルベア大戦の主な戦場です。ガルテア皇国とウルベア地下帝国は互いにドワチャッカ大陸の覇者たらんと小規模な戦争をくり返していました。卓越した文明と技術力は軍事利用のため発展したといっても過言ではありません。しかし民の不満はつのるばかりでした。一時は停戦条約を結ぼうとしたものの交渉はこじれ最終的な全面戦争に突入。ガテリア皇国は滅亡を迎えたのです……。
    アチラガ ウルベア地下帝国ノ入リ口デス。デハ参リマショウ!
  • 051号:コノ先ハ ウルベア地下帝国ノ帝都。コチラデ旅人でーた登録ヲ オコナイ滞在許可ヲ得テクダサイ。
    ヨウコソ ウルベア地下帝国ヘ。旅人でーた更新中………………登録完了。アナタハ 1082315番目ノ旅人デス。帝都滞在ヲ許可シマス。タダシ入城許可証ヲ持タナイ旅人ニハ ウルベア地下城ノ見学 ウルタ皇女ヘノ謁見ハ許可サレマセン。尚 入城許可証ノ発行ハ現在オコナッテオリマセン。アラカジメ ゴ了承クダサイ。
  • 08号:……○○サマ 聞キマシタカ? ウルタ皇女ニ謁見スルニハ入城許可証ガ必要ノヨウデスネ。入場許可証ヲ手ニ入レルタメ人脈ガ広ク情報ニ通ジタ有力者ヲ探ス必要アリト判断。人脈ガ広ク情報ニ通ジタ有力者ヲ探ス最適解ヲ検索中………………検索結果ウルベア式めんこ。現在帝都デ大流行中。めんこ愛好者ハ人脈ガ広イ可能性大。ウルベアめんこトハ……一般的ナ紙製めんこト異ナリ金銀銅ナドデ形成サレタ円盤状ノ金属片。遊ビ方ハ独自ノろーかるるーるガ採用サレこれくしょん対象トシテモ大人気。帝都デめんこ愛好者ヲ探シテミマショウ!
  • フフママ:ウルベア地下帝国について教えてほしい? んまー! それどころじゃないザマス! 銀のウルベアめんこが見当たらないザマス! この家のどこかに必ずあるはずザマス。それかあーた どこかで調達してくるザマス! 話はそれからザマスよ!
    ○○はフフママにウルベア銀貨をひとつ渡した!
    ホホホ! よくやったザマス! ……どうやらあーたこの帝都の雰囲気にすっかり飲まれているザマスね? まあ無理もないザマス。行き交う万能浮遊椅子 高速道路や快適な空調設備 清潔な水道設備……。特に宰相グルヤンラシュ様が地脈エネルギーを活用しはじめてからあらゆる生活が便利で快適になったザマス。あたくしこれから大型反重力飛行装置で遊覧飛行しながら めんこでオールするザマス。上流階級にだけ許されたぜいたくザマス。徹夜めんこの話がウッツァ神父の耳に入ると長いお説教をくらって面倒ザマス。ここだけの話にしておくザマスよ……!
  • 08号:情報入力完了。フムフム ナルホド……。別階層ニ存在スル めんこ愛好者カラ追加情報 入手ノ可能性大。モットめんこ愛好者ヲ探シテミマショウ! 
  • ツテバク:あっ。お前おのぼりさんだなー? 親切なオレがちょびっとだけウルベアのこと教えてやろうかー? ただーし! タダではダメだー! 銅のウルベアめんこをひとつくれたら教えてやってもいいぜっ。
    ○○はツテバクにウルベア銅貨をひとつ渡した!
    うおおー! ありがとな! 最近ウルベアめんこに超ハマってんだけどおこづかいがピンチでさ。へへへー。約束通りウルベアのことを教えてやるよ! この国を語る上ではずせないのはなんたって前の皇帝のジャ・クバ陛下だ! この見事な街並みも陛下が整備したんだぜ。いつまでも豊かで平和に暮らせるようにってすっげーみんなのこと考えてくれてさ! オレたちみんな陛下が大好きだったんだよ。なのにガテリアのせいで陛下は……。うっうっ……あいつら許せない! グルヤンラシュ様はガテリアを滅ぼして陛下のカタキを取ってくれたんだっ。やっぱ最後に正義が勝つんだよなー! 以上っ おのぼりさんへの解説終わり! よーし……ウルベアめんこも手に入ったしウッツァ神父にめんこ勝負を挑むぞーっ!
  • 08号:情報入力完了。フムフム ナルホド……。別階層ニ存在スル めんこ愛好者カラ追加情報 入手ノ可能性大。モットめんこ愛好者ヲ探シテミマショウ!
  • クワック:ムッ。なんだキミは? ウルベア地下帝国について教えてほしい? ええい それどころじゃないんだよ! クチうるさい妻と6人の子供を養うために朝から晩まで製油工場ではたらく毎日……人生の楽しみはウルベアめんこだけ! それなのにレアめんこを高値で買ったら な な なんと! スカルガルーに盗まれちまったのさ! くやしいー!! 誰かガタラ大山林にいるあいつを倒してめんこを取り戻してくれないかなあ。
  • 08号:任務了解。当該者ノ特別ナめんこヲ取リ戻セバ情報ヲ得ラレル可能性。スカルガルーヲコラシメニ行キマショウ!
  • クワック:レアめんこを高値で買ったらな な なんと! スカルガルーに盗まれちまったのさ! くやしいー!! 誰かガタラ大山林にいるあいつを倒してめんこを取り戻してくれないかなあ。
    ○○はクワックにギザ緑ウルベアめんこを渡した!
    こっ こ……これは! あいつに盗まれたギザ緑ウルベアめんこ! 取り戻してくれたのか!? ありがとうッ! 1年間限定で発行されたギザ緑めんこはレア度が高いコレクターズアイテムなんだ。よくニセモノが出回ってるんだぜ。めんこを偽造するヤツが出たらウッツァ神父が捕まえて説教してるけどもっとちゃんとした法律作ってほしいよな。グルヤンラシュ様ならやってくれそうだろ? ウルタ皇女の光景人だけどホントのとこ帝国の実権握ってんのあの人だし。皇女みたいな引きこもりには期待できない。やっぱ俺らのグルヤンラシュ様だな!
  • 08号:情報入力完了。フムフム ナルホド……。めんこヲ対価ニ得ラレタ3名ノ情報ヲ統合。解析中…………シバラク オ待チクダサイ。……3名ガ共通デ話題ニシタ人物。人脈ガ広ク情報ニ通ジタ有力者ヲ ウッツァ神父ト断定。帝都中層ノ教会ヘ行ッテミマショウ!
  • ウッツァ神父:よくぞ参った 旅の者よ。何かお困りかな?
    ……なるほど。この国の事情に通じている人物を探していたら私にたどり着いたわけだね。私はウッツァ神父。だが教会の神父とは世を忍ぶ仮の姿……。その正体は情熱のめんこバトラー! ウルベア地下帝国について知りたいならばウルベアめんこバトルで私に勝利してみせよ! ウルベアめんこバトルのルールは簡単だ。お互いにひとつずつめんこを同時に出してぶつけあう。金のめんこは銀のめんこに強い。銀のめんこは銅のめんこに強い。そして銅のめんこは金のめんこに強い! このように三すくみで勝敗を決めるのだ。これから私との3回勝負に全勝してみせよ。引き分けでは勝利にならないぞ。ではウルベアめんこ 1回戦……ゴーッ! ファイッ!!
    ……見事ッ。私がくりだした銅のめんこに銀のめんこを出した君の勝利だ。だが勝負ははじまったばかり。まだまだこれからだぞッ! ではウルベアめんこ2回戦……ゴーッ! ファイッ!!
    ……見事ッ。私がくりだした金のめんこに銅のめんこを出した君の勝利だ。泣いても笑っても次が最後だッ。ラストバトル……かかってこいッ! ゴーッ! ファイッ!!
    ……見事ッ。私がくりだした銀のめんこに金のめんこを出した君の勝利だ。おお……よくぞ3連戦を勝ち抜いた! 君はなかなかスジがいいぞ! まるで在りし日のジャ・クバ陛下のようだ! ……コホン。今の発言は忘れるように。さてこの私に何を聞きたいのかね?
    ○○はウルタ皇女に謁見するため入場許可証がほしいと説明した。
    ふむ なるほど。ウルタ皇女……か。すでに知っているとは思うが陛下亡き後 宰相グルヤンラシュ殿が帝国の実権を握っておられる。というのも大きな声では言えないが……前皇帝ジャ・クバ陛下の遺児ウルタ皇女は国民からの評判がよろしくなくてね。変わり者の皇女は大の人嫌い。グルヤンラシュ殿を除いては誰とも関わりを持とうとしないという。玉座の間に引きこもり外に用がある時は世話係の魔神機を使いに出しているそうだ。うむ……そうだな。ウルタ皇女の魔神機なら入場許可証を発行する権限を与えられているかもしれん。その魔神機はときどき帝都で見かけるから広場の辺りで探してみるといい。私が話せるのはこのくらいだ。じつによいめんこバトルだったよ。再戦できる日を心待ちにしているぞ!
  • 08号:……帝都デノ情報収集完了。多クノ成果ガ得ラレマシタネ。オツカレサマデシタ。ウルタ皇女ハ 大ノ人嫌イ……。ソノヨウナ方ノ信頼ヲ得ルノハ ナカナカ骨ガ折レソウデスネ。入場許可証ニ ツナガル情報源ヲウルタ皇女ノ魔神機ト判断。広場ノ周辺デ探シテミマショウ!
    ○○は皇女の魔神機を探して広場の周辺を歩いてまわった。
  • ツツマ:きゃーっ! いやーっ! 何するのよぉー! マリッチ! またアンタなのっ。まぶしいからやめてって言ったのに。
  • チェトス:ぐわーっ! 目がぁ~~ッ!!
  • ランシシ:またマリッチがめいわくビームでおどかしてあそんでる~。
  • クッチョ:やーい。やくたたずのボンコツマリッチ。お前なんかすぐスクラップだぞ!
  • ツツマ:あれって皇女様の魔神機でしょ? 毎日なんのためにやってるわけ?
  • チェトス:えてーね人ってのを探してるんだとさ。でもえてーね人ってなんだ?
  • ○○はチケットに記された文字を呼んだ。
    入城許可証
    本証書を持参する者の ウルベア帝国城への 入城を認める
  • マリッチ:エテーネ人ノ 生体情報ト 完全ニ合致
    皇女ウルタ エテーネ人ヲ 求ムル
    速ヤカニ 皇女ウルタニ 謁見セヨ
  • 08号:……入城許可証 入手成功! 城に 行ッテミマショウ!
  • 054号:あらーと あらーと。ウルベア帝国城へ入ルニハ入城許可証ガ必要ダ!
    ○○は防衛魔神兵054号に入城許可証を渡した。
    入城許可証ヲ確認……登録完了! 当該ノ ウルベア帝国城ヘノ 入城ヲ認メル。以後 許可証ハ不要。本機ガ回収スル。
    ○○は防衛魔神兵054号に入城許可証を回収された! デハ……通ッテヨ~シ!
  • ウルタ皇女:うう~ん……騒々しい…………。わらわは徹夜じゃから起こすなと……あれほど……あれほど…………ええーい やかましい! 起きればよいのじゃろう 起きれば! わらわがウルベア地下帝国 第十一代皇帝ジャ・クバの娘 皇女ウルタである。そちがエテーネ人というのはまことかえ? ……どう見ても人間には見えんがの。エテーネ人を探せとは命じたがマリッチのサーチ制度も信用ならぬでな。そもそもエテーネ人ともあろう者がこの帝国に何用で参ったのじゃ? 巨人を探している……か。たしかウルベア大魔神は我が帝国の要。じゃが国賓でもないさえない冒険者に案内してやるほどの義理はないぞえ。……そちが真にエテーネ人であることを証明できれば話は別じゃがの。わらわは古代エテーネ王家に伝わる時の球根なるものを所望する。持参すればエテーネ人と認めてやろう。
    こやつなかなか使えそうではないか。ここ数日調整していた機材の出力系統が安定せんのでな。少々手を貸してもらおう。
  • 08号:○○サマ。ココデ オ帰リヲ オ待チシテオリマス……。
  • キュルル:○○。エテーネ王家について何か知りたいことがあるならメレアーデにでも聞いてみればいいキュ。今ごろエテーネの村で生体継続時間を無為に浪費しているはずキュ。さっそく行ってみるといいキュ。
    ○○は玉座の間をあとにした。
  • メレアーデ:いらっしゃい○○! 今日はどうしたの?
    時の球根……ええ聞いたことがあるわ。エテーネ王家に伝わる不思議な植物よ。よくは知らないけどエテーネ王国にとってすごく大事なものらしくて王家の温室で厳重に保管してあるの。門外不出だといわれていたけど……私ならきっとなんとかできると思うわ。あなたと一緒だと時渡りできるみたいだし。ただ………………じつはね今までエテーネ王国のことあまり考えないようにしていたの。お父様が私を装置に入れたこととか王宮が消えてしまったこととかクオードのことも……。全部気を失ってる間に起きたことだから夢のように現実感がなくて……エテーネ王国に行ったらすべてが明らかになって現実を見ることになるわ。それが……すごく怖い……。……………………。でも……○○が世界を救うためにどうしても必要なものがそこにあるなら私がなんとかしなくちゃね。あなたのためならつらいことからも目をそらさずにがんばろうって思える……。…………うん決めたわ。一緒に行きましょう エテーネ王国へ! まずは王都キィンベルの王国軍区画にある転送の門に向かってね。
    ○○とメレアーデはエテーネルキューブで5000年前のエテーネ王国へ移動した!
    ○○が転送の門が入ると後ろからメレアーデがやってきた。
  • メレアーデ:……ふうっ。軍の人たちに私のこと気づかれなくてよかったわ。今はまだ……秘密にしておきたいの。えっとね。王家の温室はパドレア邸や王立アルケミアと同じような浮島のひとつに建てられているの。王族だけが知ってる浮島の座標を入れれば転送の門の行き先に追加されるはずよ。ええとたしか…………。
    メレアーデはたどたどしい手つきで転送の門を操作した。
    ……うん 成功よ! 王家の温室が行き先に追加されたわ。あとはあなたに操作をまかせるわね。○○とメレアーデは転送装置を操作するため一度外に出た。
  • 王家の温室:ピピッ 暗証番号を入力してください。
  • メレアーデ:暗証番号……なんだったかしら? 昔お父様に連れられて一度入ったきりだから。お父様が自分で決めた番号だわ。番号そのものは思いだせないけど……たしか『英雄レトリウスと永遠の友』という本に書かれた数字を順番に並べたものよ! お父様の愛読書だったの。ドミネウス邸のお父様の部屋にあったはずなんだけどまだ残ってるかしら。墜落しちゃったし……。……考えててもしかたないわよね。とにかく探してみましょ○○! 
  • 『英雄レトリウスと永遠の友』という本だ。何度も読まれたのか表しも中身も色あせてボロボロになっている。ある日エテーネ王国の祖英雄レトリウスが魔物狩りに出ていると残響の海触洞の奥で行き倒れている放浪者を見つけた。その放浪者……キュレクスは告げた。1杯の水と5つの果実がほしい。そしてしばらく静かに眠らせてほしいと。レトリウスはキュレクスの小柄な身体を背負うと眠りを妨げないようゆっくりと歩き4つの山を越えて氏族の集落まで戻った。そして3日の後目覚めたキュレクスは水と甘い果実でみるみる元気を取り戻しレトリウスへの恩義に報いることを誓った。これがレトリウスとその生涯の親友神知の放浪者キュレクスとの出会いであった。ふたりの絆は時を越えて語り継がれている。(廃墟のドミネウス邸 2階F-4)
  • 王家の温室:ピピッ 暗証番号を入力してください。
    暗証番号の入力を確認! どうぞお通りくださいませ エテーネ国王。
  • メレアーデ:やったわ! さすがは○○ね。さっそく中に入ってみましょう。
    巨大な球根が根を張っている。球根から不思議なチカラを感じる……。
    これが時の球根よ。親球は大きすぎるから……持っていくならこっちがいいと思うわ。
    ○○はちいさな時の球根を手に入れた!
    この球根には王族の持つ時渡りのチカラに深く関わるという伝承があって代々大切にされてきたの。でも誰が植えたとかどんな花が咲くとかくわしいことは全然わからないのよね。こんなものをほしがる人がいるなんて何のために使うのかしら……。とにかく手に入ってよかった。少しはあなたの役に立てたわよね……? せっかくエテーネに戻ってきたけどまるで別の時代に来ちゃったみたい。本当に……もう王宮はないのね。お父様もクオードも……。帰りましょう。あなたの時代に……。
    ○○たちはエテーネルキューブで現代のグランゼドーラ城下町に戻って歩き出した。
  • メレアーデ:……ごめんなさい○○。私……なんだかめまいが………………。
    なんとメレアーデは突然気を失って倒れてしまった! ○○は倒れたメレアーデをグランゼドーラ城へと運び込んだ……。
  • ルシェンダ:おお○○。倒れたメレアーデ姫のことだが今は静かな部屋でお休みいただいている。時渡りをしたことで疲れが出たようだと本人のクチから直接聞いた。休めば回復するそうなので安心するがいい。それからそなたに伝言をあずかった。私は大丈夫だから球根を届けてあげて……とのことだ。メレアーデ姫のことは私たちにまかせてそなたはなすべきことを果たすがいい。終焉の繭のことくれぐれも頼んだぞ。
  • ウルタ皇女:そちはなんと使える魔神機じゃ。素材は粗末ながら演算処理装置は帝国技術庁製よりもずっと優秀じゃの。ほめてつかわすぞ。いいこいいこじゃ。そちを開発した技術者の名を教えよ。すぐにでも我が城で召し抱えようぞ。……なんじゃ戻ってきてしもうたか。このまま08号をウチの子にしてしまおうかと思ったのにのう。それで時の球根は手に入ったのかえ? さえない冒険者よ。
    ○○はウルタ皇女にちいさな時の球根を渡した。

    どうやら本物のようじゃ。よくぞまあ手に入れたものよ。そちが従える08号の性能も見事じゃ。ただのさえないだけの冒険者ではなさそうじゃな。非礼をわびようエテーネ人 ○○よ。よくぞわらわの役に立ってくれた。時渡りのチカラを制御する秘宝。これさえあれば……。そちには話してやろう。わらわの夢を。わらわの願いを。
    我が父第十一代皇帝ジャ・クバは誰よりも平和を愛し国民の幸せを願っていた。長年続いていた西のガテリア皇国との戦争に終止符を打ち和平条約を結ぶ手はずを入念にととのえておった。そんな父上の思いを踏みにじったのがあのガテリアの野蛮人じゃ……。和平条約を結ぶ前日 きゃつは……名を呼ぶのもおぞましいあの悪鬼は父上の居室に忍び込み命を奪った。ガテリアに和平を結ぶ気などなかった。父上を油断させはじめからウルベアを裏切るつもりでおったのじゃ。……それさえわかっていれば歴史は変えられたものを。わらわの願いは時を超え過去に戻り父上の暗殺を阻止して歴史を改変すること。これは決して夢物語ではない。帝国技術庁で開発しているアレさえ完成すればわらわの願いはかなうのじゃ。時渡りはそちたちエテーネ人だけのものではなくなる……ということじゃな。時の球根は時を渡る新技術の完成に不可欠なパーツのひとつらしくてな。これから技術庁に届けてやらねばならん。そちが探しているという巨人……ウルベア大魔神もそこにある。わらわが特別に連れていってやろうぞ。城内の飛行装置発着場まで来るがよい。モタモタしていると置いてゆくぞよ。
    ○○は玉座の間をあとにした。
  • ウルタ皇女:ふふ……これか? これはのうウルベア帝国式 反重力飛行装置の最新モデルしかも数量限定カラーじゃぞ。新素材のフレームを採用することで機体の数量化と燃費の向上および浮力と速力の大幅な改善を実現! 振動を従来の3割以上もカットしながら機関部から伝わるこの熱量とパワー! こだわりぬいたマッシヴなシルエット……。ウルベアの技術の粋を凝縮した逸品じゃ。うむ! たまらんのう!
  • 08号:……アア見エテ 皇女ハ 一流ノ技術者デス。代々ウルベア地下帝国ノ 王族ハ 技術者トシテノ 素養ニ恵マレテイマス。
  • ウルタ皇女:然り。我が父上ジャ・クバはあの天才技師 リウ老師に手ほどき受けていたのじゃぞ。戦乱を前にして決別してしまったがの。今となってはきゃつが生きているのか死んでおるのかも……。それはそうと何をボサッとしておる? わらわの後ろへ乗せてやるゆえありがたくライドオンするのじゃ。いざ帝国技術庁へ……全速発進! ……ふん出よったな。振り落とされるなよ○○! どーーうじゃ! 思い知ったか化け物どもめ! わらわをあなどるでないぞよ。ただの引きこもり皇女ではないわっ。はっはっはー!
    おお出迎えにきてくれたのか。グルヤンラシュ!
  • グルヤンラシュ:エテーネ人が現れたと聞いていたが……お前は本当にボウフラのようなヤツだな。時渡りができるということはお前もまたエテーネの血を引く者だったのか。あの土壇場で発動させるとは悪運が強い。
  • ウルタ皇女:おお……グルヤンラシュの知人であったか。時の球根を手に入れられたのも道理じゃな。
  • グルヤンラシュ:なんてカオしてる。俺だ。正真正銘のクオードだ。お互い生きてまた会えるとはな。……時見の神殿が崩壊したあの日。俺は姉さんを助けだした後無我夢中で時渡りのチカラを発動したらしい。たどり着いたのがこのウルベア帝国だった。お前はつい最近ここに来たようだが俺はもう10年以上この時代にいる……。
  • グルヤンラシュ:どうだ見違えたか? ずいぶん背が伸びただろう。……あの後エテーネがどうなったのかこの時代の文献をつぶさに調査した。そしてわかったことがある。王宮が消失してからまもなく……エテーネ王国は滅びを迎えたという。俺は戻らねばならない!! エテーネの滅びを回避するためあの時代に必ず帰らなければ!
  • ウルタ皇女:グルヤンラシュはわらわの同志。その上 エテーネ人の仲間が増えるとはこんなに心強いことはないぞえ。
  • グルヤンラシュ:俺はこの帝国技術庁でウルベアの叡智とエテーネの錬金術を組み合わせた新技術でふたたび時渡りを成功させるつもりだ。ああ……グルヤンラシュというのは『あの日へ帰る』という意味の古代語でな。今はその名でウルベア帝国に仕えている。ウルタ皇女は俺のよき理解者だ。彼女となら夢を実現できる きっと……。
  • ウルタ皇女:グルヤンラシュよ。さっそく例の件を確認したい。ゆくぞ!
  • グルヤンラシュ:仰せのままに。また後で会おう。しばらく庁舎内を散策するといい。
  • キュルル:……まさかここに来てアイツと再会するとは思わなかったキュね。ああいうその時代での影響力が強いヤツに未来から来たことやメレアーデのことを言うとロクなことにならない可能性が高いキュ。クオードには何も言うなキュ。○○が同じ時代に飛ばされたと勘違いしてるみたいで助かったキュね。さてと。ボクはしばらく眠るキュ。メレアーデまで時空転移させたことでだいぶエネルギーを消耗したキュ。キューブの動作には支障ないキュ。それではおやすみだキュ……。
  • 08号:○○サマ。周辺ヲ調査シテキマシタ。重要機密ニ関ワル 主任研究員ヲ3名確認。3名ノ主任研究員ニ 聞キ込ミ調査ヲ 実施シ ダラズ大鉱脈デ待ツ リウ老師ノタメ 帝国技術庁デ 情報収集シマショウ!
  • パカル主任:おんや……見学者さん いらっさあい。ここは泥と油にまみれた中型魔神機開発部だあね……ぐふぐふ! オラたちが愛する03系統と05系統はわかりやすく言うと戦闘能力の低いウルベア魔神兵ってとこだあよお……。03系統の労働魔神機は大型化に成功したはじめての魔神機で鉱山や採掘場での活動を想定して作られたのさあ。この帝国技術庁を建設する時にも巨木の根っこを掘って掘りまくってまあぁそれはそれは大活躍してねえ。今じゃこんな流砂の海になっちまったがあちょいと前ではガタラ大山林並みにふっか~い森だったんだあよお。ぐっふ! たった10年ぽっちでこんなになるのはヘンな話だけどもぉグルヤンラシュ様のほうで原因調査中らしいねえ。さすがだあねえ。あの方はかなりのキレ者だあよ。中型魔神機にも予算をしっかり配ってくれるし不満なんかいっこもねえよお。ぐふぐふ!
  • 08号:情報入力完了。フムフム ナルホド……。マダ接触シテイナイ研究員ノ残存ヲ確認。有益ナ情報ヲ得ラレル可能性アリ。引キ続キ 情報収集ヲ 続ケマショウ。
  • チュカカ主任:やあやあ小型魔神機開発部へようこそ! ボクが責任者のチュカカさ。小型魔神機に興味があるのかい? ボクたちが開発する02系統の支援魔神機や04系統の警備魔神兵は人々の生活をサポートすることを主目的としているんだ。特に警備魔神兵はリウ老師が開発した原型機の04号から完成度が高くてジャ・クバ陛下も特に評価していたんだよ! ただ……ジャ・クバ陛下のご存命中に警備魔神兵の量産に至らなかったことは今でも深く後悔していてね……。ボクらがしっかりしていれば……調印式にさえ間に合わせていれば陛下が死ぬことはなかったかもしれない。ガテリアが陛下を裏切り当時の側近たちも戦乱の中次々と命を落とし遺されたウルタ皇女は孤独を深めていった。その時のトラウマで皇女は魔神機にしか心を開かなくなってしまったんだよ。おかわいそうに……。
  • 08号:情報入力完了。フムフム ナルホド……。聞キ込ミ未完了ノ 主任研究員ヲ確認。有益ナ情報ヲ得ラレル可能性アリ。引キ続キ情報収集ヲ続ケマショウ。
  • ツォンデム主任:ウルベア帝国随一の技術力を誇る大型魔神機開発部へようこそ。君が見学したがるのも当然の帰結といえよう。我々が開発する06系統と07系統は通称ウルベア魔神兵と呼ばれ先の大戦で多くの成果を上げた英雄なのだからな。敵と識別した対象を人の判断を待たずに人工知能の自己判断で攻撃できる破壊兵器。完成に至るまでには多くの犠牲者も出たが……世の中結果がすべてだ! 犠牲者たちも戦争の勝利に貢献できたことをあの世で誇りに思っているだろう。そして我々大型魔神機開発部の集大成……ウルベア大魔神のことも語らねばなるまい。なんと大魔神はガテリア兵5000名を超高出力ビームで一気に焼き払ったのだよ。なんという殺傷力! 身震いするじゃないか! 今は第二庁舎の地下で眠っているが時が来ればまたあの雄姿が見られよう。次の戦争を楽しみに待っていたまえ。
  • 08号:コレデ リウ老師カラ 依頼サレテイタ 帝国技術庁デノ情報収集ガ完了シマシタ。オツカレサマデシタ! ……トコロデ○○サマ。マリッチヲ 探シテイタダケマセンカ? 先ノ戦闘デ マリッチノ発煙ヲ確認。故障ノ場合ハ めんてなんすヲ実行シマス。マリッチハ 第一庁舎3階ノ ドコカニイルヨウデス。ドウカ オ願イ イタシマス……。
  • ウルタ皇女:むう……飛行中にやられたか? まったくどんくさいのう。マリッチ 起きよ。そんな軟弱な子に組み上げた覚えはないぞえ。これで満足であろう? かーっ。このポンコツ~!! な…なんじゃ。来ておったのか。
  • 08号:上空デノ戦闘ニテ 魔物ノ攻撃ヲ受ケ 発煙スルノヲ 確認シマシタ。皇女ヲ守ルタメ 張リ切リスギタノデスネ。
  • ウルタ皇女:マリッチはわらわの世話係じゃ。そこで張り切るのか仕事のようなものじゃ。
  • 08号:マリッチノ めんてなんす許可ヲ求メマス。ワタシニオマカセクダサレバ……。
  • ウルタ皇女:ふぅ 見くびるな。わらわはまだ本気を出しておらぬ。華麗に直してみせるゆえ 見ておれっ。
  • 08号:コレハ…………?
  • ウルタ皇女:うむ。外装こそ新しいが素体は古い。父上に仕えた初期型魔神機のものでの。壊れたまま放置されていたのでこうして再利用することにしたのじゃ。取り立ててとりえのない子じゃが形見と思ってそばに仕えさせておる。ふん 形見などと……。歴史を改変すれば父上はわらわのもとへ帰ってくるのじゃ。……早う 会いたいのう。よし。一気にやってしまうか!
    ウルタ皇女はすばやい手つきでマリッチを修理していった!
    なんじゃ油くさいヤツめ。あまり寄るでないっ。○○ 08号……礼を言う。そちたちの優しさがうれしかったぞよ。おおそうじゃ。見せたいものがあるゆえ この庁舎の最上階……4階にある開発中枢区まで来てたもれ。
  • グルヤンラシュ:いよいよここまで来ました。完成すればついに我々の願いがかなう……。
  • ウルタ皇女:……グルヤンラシュ 礼を言うぞ。そちがいなければ わらわはどうの昔に壊れていた。父上が暗殺され絶望したわらわに過去はやり直せる歴史は変えられる……と生きる希望を与えてくれたのじゃ。
  • グルヤンラシュ:私も同じです 皇女。あなたが私の言葉を信じてくれたからここまでやってこれたのですよ。
  • ウルタ皇女:うむ よくぞ参った○○よ。見せたいものとはこれじゃ。これこそが歴史改変の夢をかなえる時間跳躍制御装置……エテーネルキューブ。
  • グルヤンラシュ:エテーネルキューブを作るためには非常に入手困難な3つの素材が必要だ。ひとつ目の素材はアルケミダスト。高位錬金術の副産物として生成されキューブのエネルギーに変換できるものだ。この時代で優秀な錬金術師と出会い配下につけることができたのは幸運だった。エネルギー問題は早々に解決できた。ふたつ目の素材は時の球根。時渡りのチカラをキューブに定着させ安定した時渡りを実現するものだ。こちらも錬金術で作りだした代用品で間に合わせる予定だったのだが……お前のおかげで手間が省けた。どうやって手に入れたのかは知らんが……相変わらずお前はモノ探しの天才だな。
  • ウルタ皇女:……そして最後はボロヌジウム。時渡りのチカラと莫大なエネルギーを内に封じるキューブ外殻の素材じゃ。ガテリア皇国領地ボロヌス溶岩流地帯の地底から採掘される希少な鉱物資源でな。魔力を宿し とこしえの輝きを放つ。ガテリアが国の宝としたボロヌジウムを我らウルベアにゆずるはずもない……。交渉で済むならどんなによかったか。しかし結果的に……ボロヌジウムを手に入れるためにはかの国へ侵攻し滅ぼすしか道は残されていなかった。…………だが本当にそうだったのか? 果たしてあれが正しい選択だったのか今でもわらわは…………。
  • グルヤンラシュ:皇女……いいですか。そもそもがガテリアから仕掛けてきた戦争。滅亡したのも当然の末路です。前皇帝ジャ・クバ様。あなたのお父上を殺したのは…………ガテリア皇国 第一皇子 悪鬼ビャン・ダオ……なのですから。かつてビャン・ダオはウルベアとガテリアの和平を結ぶため使者として我が帝国へやってきた。生真面目な性質と情熱的な姿勢を皇帝は気に入っておられたのに……それもすべて演技だったとは。調印式の前日 ビャン・ダオは油断した皇帝の私室に忍び込みその尊いお命を奪った……。
  • ウルタ皇女:クッ…………。
  • グルヤンラシュ:ですがご安心ください。歴史はやり直すことができるのですから。……そうでしょう ウルタ皇女?
  • ウルタ皇女:エテーネルキューブの完成を急げ。そちは自分の故国に戻るため。わらわは父上の悲劇を止めるため。わらわは……もう迷わぬ。
  • グルヤンラシュ:さて……。お前がとんだお人好しということは重々知っている。だがそれだけのために時の球根を手に入れてくるとは思えない。何か目的があるのだろう? 共にエテーネ王国へ戻ることか? なんでも話してくれ。俺にできることなら協力しようじゃないか。
    ○○はクオードにウルベア大魔神が狙われていることを話した。
    大魔神が敵に狙われている? それを守りにきた……? たとえ敵に狙われていたとしてもこの帝国技術庁ほど守りに適した場所はない。余計な心配はしてくれるな。だが……知らせてくれて感謝する。大船に乗ったつもりで後はまかせておけ。お前はここで自由に過ごすがいい。
  • 08号:リウ老師ヨリ 音声通話ノ要請アリ。会話ヲ許可。接続イタシマス………………
  • リウ老師:……聞こえますかな○○君。長旅ご苦労さまでした。おかげで重要な情報が入手できました。一度ダラズ大鉱脈の管理事務所まで戻ってきてもらえますかな? とても大事な話があるのです。よろしく頼みましたぞ……。
  • リウ老師:おかえりなさい○○君 08号。遠路はるばる呼び戻してすみませんな。08号を通して状況は把握しております。あなたの活躍のおかげでじつにすばらしい成果が上がりましたよ。ええ……私が期待していた以上にね……。あなたのそのウデを見込んで今回ウルベアに潜入してもらった本当の理由を話しておきたいと思いました。私はかつて……ウルベア地下帝国に仕える筆頭技術者でした。人々の暮らしを豊かにしたいという前皇帝ジャ・クバ陛下の勅命を受け魔神機をはじめ多くの発明をしたものです。しかしグルヤンラシュが急速に台頭し陛下のお心をとらえると軍事技術にかたよった開発方針を推し進めるようになりました。私はその方針に納得できず技術協力を断りガテリアへと亡命したのです……。ガテリアでは第一皇子ビャン・ダオさまの家庭教師として教えて導いておりました。あの方はじつにいい教え子でしたよ。聡明なだけでなく心根がまっすぐで情熱にあふれていた……。私が亡命してから間もなくウルベアからガテリアへ和平交渉の機会がもたらされました。ガテリアは使者としてビャン皇子をウルベアへ遣わしました。そして……調停式の前日 ビャン皇子はジャ・クバ陛下を暗殺した…………。……そんなわけはないッ! 平和の尊さを学び よく理解してくださったあの方がジャ・クバ陛下を殺す理由などあるはずもない……! 私は魔神兵を連れてウルベア城に潜入し収監された皇子を救出しました。魔神兵の体内凍眠室に入っていただき凍眠機能を作動させたのです。目覚めの時まで誰にも侵されぬよう……。皇子とは未来で会う約束をしております。ですが……まだ行けないのですよ。ビャン皇子にかけられた無実の罪を晴らすまではね。あなたと08号をウルベアへ送ったのは皇子が無実であるという確たる証拠をつかむためだったのです。おかげで予想外の手がかりを得られました。ひょっとするとあの方の汚名をそそぐことができるかもしれません……。私は現地に潜り込んでいる協力者を頼りに帝国技術庁へ向かいます。あなたにもぜひ来ていただきたい。ビャン皇子のためにどうか頼みます……。では帝国技術庁の開発中枢区へ。08号は引き続き○○君のサポートを頼みましたぞ。
  • 08号:了解イタシマシタ。参リマショウ ○○サマ!
  • グルヤンラシュ:ああ お前か。ちょうどよかった。ついにエテーネルキューブが……
  • リウ老師:おひさしぶりですな グルヤンラシュ殿。……そしてウルタ皇女。お美しく成長されましたな。
  • ウルタ皇女:リウ……老師!?
  • グルヤンラシュ:大罪人の脱獄に手を貸した後レジスタンスどもにかくまわれたそうだな。今さら何をしにきた?
  • リウ老師:……私は皇帝ジャ・クバ暗殺の真相を解き明かしにきました。
  • ウルタ皇女:暗殺の真相じゃと……? 何を申すかリウ老師。ビャン・ダオじゃ。あの悪鬼が我が父上を殺したのじゃ!
  • リウ老師:では確かめてみましょう。誰の目にも明らかな証拠が残っているはず。そうですな01号?
  • ウルタ皇女:この子はわらわの世話係マリッチ。01号とはなんのことじゃ。
  • リウ老師:ウルベアの魔神兵は私が生みだしたもの。はじめての試作機には01号と名付け ジャ・クバ陛下に献上したのです。
  • ウルタ皇女:た…たしかにこの子の素体は父上の側仕えをしていた魔神機じゃが……。
  • リウ老師:08号を通してマリッチの素体を見させていただきましたよ。あれはまぎれもない私の刻印でした。○○君の協力のおかげでようやく気づくことができたのです。さあ01号よ。調印式の前日ジャ・クバさまの居室にて記録した映像を再生なさい。01号に戦闘能力はありませんでしたが皇帝の体調管理をおこなうための記録装置をつけていました。これは01号がとらえ保存し続けていたジャ・クバ陛下の……最期の映像……。
  • ジャ・クバ:明日の調印式でようやくドワチャッカ大陸に安寧の時代が訪れる。兵士たちが尊い命を散らすことも莫大な軍事予算が民草の生活をむしばむことももうない……。お前たち忠実なる魔神機たちが戦場でキズつくこともなくなるのだよ。よくがんばってくれたのう……。ガテリアにも平和を愛する者がいてくれた。ウルタもいつかあの青年のような…………お お前は! いったいなぜ!? う……ううっ……。
  • ウルタ皇女:父上!?
  • ジャ・クバ:誰ぞ……聞こえるか……。そこに……おらぬか? 
  • ウルタ皇女:こ…ここにいます! わらわはここです 父上ぇっ!!
  • ジャ・クバ:01号……。もし聞こえていたら愛するウルタに伝えておくれ。余の死を乗り越えよ。お前にウルベアのこれからを……未来を……託す…………。
  • グルヤンラシュ:デタラメを映す 下劣なガラクタめ。こんなもの何の証拠にもならん! 国家転覆を目論む反逆者どもを拘束せよ。
    ○○たちはエレベーターに乗せられ第302開発室に連行されてしまった……。
  • 08号:脱出不可能。完全ニ閉ジ込メラレマシタ。
  • リウ老師:○○君にはすまないことをしました。すっかり私たちの事情に巻き込んでしまいましたな。グルヤンラシュはジャ・クバ陛下のご存命中から軍事にかたよった技術開発ばかり推し進めていました。そうして宰相として実権を握った後は平和を愛するジャ・クバ陛下がジャマになったのでしょう……。皇帝殺しの罪をガテリアになすりつけた上 ウルタ皇女を孤立させ意のままにあやつることに成功したわけです。このような所業とても人とは思えぬ。悪鬼とは他ならぬ奴のことですな……!
  • 08号:……生体反応 1体 接近中。
  • (兄弟姉妹):○ちゃん やっと会えた……! おいらだよ(兄弟姉妹)だ! 助けにきたよ!
  • リウ老師:その制服……帝国技術庁の筆頭研究員ですな? 
  • (兄弟姉妹)::おいらこの国に流れ着いてから錬金術師としてグルヤンラシュと一緒に時渡りの研究を続けてきたんだ。時渡りで苦しむグルヤンラシュの境遇はおいらもすごく共感できたから……同じ目的のためにキューブを開発してた。だけどあいつの悪事に気づいちゃって……。何度も止めようとしてきたんだけど結局おいら何もできなかった……。でもこれ以上見過ごせないよ。今回のことは監視装置を通して見てたんだ。それで○ちゃんに伝えたいことが……
  • 第二庁舎 警戒れべる上昇。SSらんく研究員以外ノ立チ入リヲ 禁ズ。職員各位 留意セヨ。クリ返ス…………
  • (兄弟姉妹):ウルタ皇女が第二庁舎の下層にある特別監視室に監禁されてるんだ!
  • リウ老師:グルヤンラシュめ……。○○君 こうしてはおれませんぞ。
  • (兄弟姉妹):第二庁舎につながる渡り廊下は4階にある。ロックはおいらが解除しておくよ。一緒に皇女様を助けよう。そしてグルヤンラシュを止めるんだ……○ちゃん!
  • ウギツ:ドとルセリンとは採掘場で産出するドルセリウム鉱を高音で熱し圧力をかけて液化したものを指すのです ハイ。液化工程の技術が洗練されれば将来的にはさらに純度の高いドルセリンが作れるようになりましょう ハイ。
    オチョロ:地脈エネルギーはグルヤンラシュ様と帝国技術庁の筆頭研究員が発見したクリーンでブラボーな新エネルギーさ!今じゃ帝都のあらゆる動力がドルセリンから地脈エネルギーに取って代わられつつあるって話だ。大陸の深部を流れ大地を支えるエネルギー……なんてざっくり説明されたけど詳細はオレたち一般研究員には非公開なんだよな。
    アケケ:今ウルベアでは深刻な運動不足が社会問題になっているの。というのも……半重力飛行装置や万能浮遊椅子が便利すぎて自分の足で歩かなくなっちゃったのよ! 私の予測ではじきに健康ブームが起きて室内自動歩行機がバカ売れすると思うわ。……なんだか不毛ね。
    メルメ:今では万能浮遊椅子や半重力飛行装置が活躍しているけどそれ以前はみんな半重力浮遊移動台を愛用していたの。長居ハンドルを握って立ち乗りしかできず古くて不便だとみんな言うけどぬくもりが感じられて私は好きよ……。
    チェナロ:半重力飛行装置はドルセリンを燃料とする。安価で確保しやすいが排気ガスや騒音排熱対策が必要で出力限界もあってな。一方近年発明された万能浮遊椅子は燃費がよく空気もほとんど汚さない地脈エネルギーを利用しているんだ。庶民層を中心に爆発的に流行して今じゃ生活に欠かせない乗り物だよ。半重力飛行装置はいずれ廃れるかもな。
  • セスス:これは07系統の原型機07号。ウルベアを去ったリウ老師が陛下のために作った最後の魔神機よ。高度な人口知能と圧倒的な攻撃力を搭載してテスト稼働で魔物を大量に倒したの。その実績を評価されて量産が決定したのよ。実戦配備された後もたくさんのガテリア兵を倒したのに突然機能停止してしまってね。もったいないから展示してるってわけ。
  • ウォンデム主任:ウルベア帝国随一の技術力を誇る大型魔神機開発部へようこそ。キミが見学したがるのも当然の帰結といえよう。我々が開発する06系統と07系統は通称ウルベア魔神兵と呼ばれ先の大戦で多くの成果を上げた英雄なのだからな。敵と識別した対象を人の判断を待たずに人口知能の自己判断で攻撃できる破壊兵器。完成に至るまでには多くの犠牲者も出たが……世の中結果がすべてだ! 犠牲者たちも戦争の勝利に貢献できたことをあの世で誇りに思っているだろう。そして我々大型魔神機開発部の集大成……ウルベア大魔神のことも語らねばなるまい。なんと大魔神はガテリア兵5000名を超高出力ビームで一気に焼き払ったのだよ。なんという殺傷力! 身震いするじゃないか! 今は第二庁舎の地下で眠っているが時が来ればまたあの雄姿が見られよう。次の戦争を楽しみに待っていたまえ。
  • これこそが歴史改変の夢をかなえる時間跳躍制御装置……エテーネルキューブ。エテーネルキューブを作るためには非常に入手困難な3つの素材が必要だ。ひとつ目の素材はアルケミダスト。高位錬金術の副産物として生成されキューブのエネルギーに変換できるものが。この時代で優秀な錬金術師との出会い配下につけることができたのは幸運だった。エネルギー問題は早々に解決できた。ふたつ目の素材は時の球根。時渡りのチカラをキューブに定着させ安定した時渡りを実現するものだ。こちらも錬金術で作り出した代用品で間に合わせる予定だったのだが……お前のおかげで手間が省けた。どうやって手に入れたのかは知らんが……相変わらずお前はモノ探しの天才だな。
    ……そして最後がボロヌジウム。時渡りのチカラと莫大なエネルギーを内に封じるキューブ外殻の素材じゃ。ガテリア皇国領地ボロヌス溶岩流地帯の地底から採掘される希少な鉱物資源でな。魔力を宿しとこしえの輝きを放つ。ガテリアが国の宝としたボロヌジウムを我らウルベアにゆずるはずもない……交渉で済むならどんなによかったか。しかし結果的に……ボロヌジウムを手に入れるためにはかの国へ侵攻し滅ぼすしか道は残されていなかった。…………だが本当にそうだったのか? 果たしてあれは正しい選択だったのか今でもわらわは…………。
    皇女……いいですか。そもそもがガテリアから仕掛けてきた戦争。滅亡したのも当然の末路です。前皇帝ジャ・クバ様。あなたのお父上を殺したのは…………ガテリア皇国 第一の皇子悪鬼ビャン・ダオ……なのですから。かつてビャン・ダオはウルベアとガテリアの和平を結ぶため使者として我が帝国へやってきた。生真面目な性質と情熱的な姿勢を皇帝は気に入っておられたのに……それもすべて演技だったとは。調印式の前日ビャン・ダオは油断した皇帝の私室に忍び込みその尊いお命を奪った……。……そうでしょうウルタ皇女?
    エテーネルキューブの完成を急げ。そちは自分の故国に戻るため。わらわは父上の悲劇を止めるため。わらわは……もう迷わぬ。
  • さて……。お前がとんだお人好しということは重々知っている。だがそれだけのために時の球根を手に入れてくるとは思えない。何か目的があるのだろう? 共にエテーネ王国へ戻ることか? なんでも話してくれ。俺にできることなら協力しようじゃないか。
    大魔神が敵に狙われている? それを守りにきた……? たとえ的に狙われていたとしてもこの帝国技術庁ほど守りに適した場所はない。余計な心配はしてくれるな。だが……知らせてくれて感謝する。大船に乗ったつもりで後はまかせておけ。お前はここで自由に過ごすがいい。
  • 遠路はるばる呼び戻してすみませんな。08号を通して上京は把握しております。あなたの活躍のおかげでじつにすばらしい成果が上がりましたよ。ええ……私が期待していた以上にね……。あなたのそのウデを見込んで今回ウルベアに潜入してもらった本当の理由を話しておきたいと思いました。
    私はかつて……ウルベア地下帝国に仕える筆頭技術者でした。人々の暮らしを豊かにしたいという前皇帝ジャ・クバ陛下の勅命を受け魔神機をはじめ多くの発明をしたものです。しかしグラヤンラシュが急速に台頭し陛下のお心をとらえると軍事技術にかたよった開発方針を推し進めるようになりました。私はその方針に納得できず技術協力を断りガテリアへと亡命したのです……。ガテリアでは第一皇子ビャン・ダオさまの家庭教師として教え導いておりました。あの方はじつにいい教え子でしたよ。聡明なだけでなく心根がまっすぐで情熱にあふれていた……。私が亡命してから間もなくウルベアからガテリアへ和平交渉の機会がもたらされました。ガテリアは使者としてビャン皇子をウルベアへ遣わしました。そして……調停式の前日ビャン皇子はジャ・クバ陛下を暗殺した…………。……そんなわけはないッ! 平和の尊さを学びよく理解してくださったあの方がジャ・クバ陛下を殺す理由などあるはずもない……! 私は魔神兵を連れてウルベア城に潜入し収監された皇子を救出しました。魔神兵の体内休眠室に入っていただき凍眠機能を作動させたのです。目覚めの時まで誰にも侵されぬよう……。皇子とは未来で会う約束をしております。ですが……まだ行けないのですよ。ビャン皇子にかけられた無実の罪を晴らすまではね。あなたと08号をウルベアに送ったのは皇子が無実であるという確たる証拠をつかむためだったのです。おかげで予想外の手がかりを得られました。ひょっとするとあの方の汚名をそそぐことができるかもしれません……。私は現地に潜り込んでいる協力者を頼りに帝国技術庁へ向かいます。あなたにもぜひ来ていただきたい。ビャン皇子のためにどうか頼みます……。では帝国技術庁の開発中枢区へ。08号は引き続きサポートを頼みましたぞ。
  • ああお前か。ちょうどよかった。ついにエテーネルキューブが……
    おひさしぶりですな。グルヤンラシュ殿。……そしてウルタ皇女。お美しく成長されましたな。
    リウ……老師!?
    大罪人の脱獄に手を貸した後レジスタンスどもにかくまわれたそうだな。今さら何をしにきた?
    ……私は皇帝ジャ・クバ暗殺の真相を解き明かしにきました。
    暗殺の真相じゃと……? 何を申すかリウ老師。ビャン・ダオじゃ。あの悪鬼が我が父上を殺したのじゃ! では確かめてみましょう。誰の目にも明らかな証拠が残っているはず。そうですな01号?
    この子はわらわの世話係マリッチ。01号とはなんのことじゃ。
    ウルベアの魔神機は私が生みだしたもの。はじめての試作機には01号と名付けジャ・クバ陛下に献上したのです。た…たしかにこの子の素体は父上の側仕えをしていた魔神機じゃが……。
    08号を通してマリッチの素体を見させていただきましたよ。あれはまぎれもない私の刻印でした。さあ01号よ。調印式の前日ジャ・クバさまの居室にて記録した映像を再生なさい。01号に戦闘能力はありませんでしたが皇帝の体調管理をおこなうための記録装置はつけていました。これは01号がとらえ保存し続けていたジャ・クバ陛下の……最期の映像……。
  • 俺は突き止めた。エテーネ王国が滅んだのは大規模な地盤沈下によるものだと……。ウルベア大魔神は地脈エネルギーをその心臓部たる地脈の結晶にたくわえることができる。ドワチャッカ大陸全土の地脈エネルギーを過去へ持ち帰り大エテーネ島に注ぎ込めば滅びの未来は回避されるはずだ。いくつの国が滅びようと誰を殺そうと俺は必ずやりとげてみせよう。エテーネを滅びの未来から救うんだッ!!
  • 第十一代ウルベア皇帝ジャ・クバの娘 皇女ウルタが問う。皇帝を暗殺したのは宰相グルヤンラシュ……そちに間違いないか? ……そうだ。皇帝暗殺の罪をビャン・ダオになすりつけ帝国の実権を握り意に沿わぬ技術者や廷臣を戦地へ送り込んで密かに謀殺したか? そうだ。過ぎた時を戻すとわらわをそそのかして時間跳躍制御装置の開発をおこない実際は自分だけが時を渡ろうとした……これも間違いないのじゃな? ああ。 申し開きのひと言もないのかっ!! エテーネ王国を滅びの歴史から救う。たとえどれだけの罪を重ねようとも俺はやらねばならなかった。……それだけだ。
    在りし日のぬくもりを取り戻すため時を渡り歴史を変えるという……夢。同じ夢を見てそちと過ごした日々は本当にかけがえのないものだった。だがわらわは皇女として……次の皇帝として……奸臣グルヤンラシュを断罪する。
  • リウ老師にはなんぞ気になることがあるとか?
    私の懸念は謎の剣士に持ち去られた地脈の結晶のことでございます……。格納庫が崩落したため今のところウルベア大魔神には誰も触れられません。しかし地脈の結晶がどこかに存在する限りこの先の未来においてウルベア大魔神が復活する可能性はゼロではないのです。
    戦時中グルヤンラシュが使役したウルベア大魔神はガテリア皇国を一夜にして滅ぼしてしまった……。
    あれこそは高度な文明の慢心が生んだ大いなる罪の象徴。私はこの時代の技術者として生涯をかけウルベア大魔神が復活した時の対抗策を講じていく所存にございます。地脈エネルギーへの対抗策……おそらくは太陽エネルギーにその可能性があるのではないかと考えております。
    うむ……頼んだぞリウ老師よ。わらわも全力で支援すると約束しよう。
  • ご覧ください流砂の向こうを……。流砂の遺跡の辺りから突如異常な砂嵐が発生したのです。ドルワーム研究院からの報告によると巨大な熱源反応も観測されたとのこと。いったい何か起きているのでしょう……?
  • クリア後メレアーデ:ひょっとして様子を見にきてくれたの? 私ならもう大丈夫よ。ありがとう。あれからどんな旅をしたの? あなたに渡した時の球根が役に立ったならうれしいんだけど……。……あら? どうかした? (成長したクオードと再会し彼が命を落としたことを言おうとした。……しかしどうしても言いだすことができなかった!)ふふっ。おかしな○○! せっかく来てくれたんだしゆっくりしていってね。
  • クリア後アンルシア:お帰りなさい
    今回はウルベア地下帝国へ行ってきたとルシェンダさまから聞いているわ。3000年前に栄えていた超古代文明……すごい世界があったものね。それからウルベア大魔神という伝説の巨人にも立ち向かったと聞いたわ。おそろしい敵を前にしても逃げ出さずに勇気を出して戦いに身を投じるなんて……さすがは〇〇だわ
    私も負けていられない。たくさん修行していつかまたあなたと共に戦える日を心待ちにしているわね!

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