ゴダ神殿
- 魔界の「ゴダ神殿」に行く
・アビスジュエル「ゲルヘナ周辺→ゴダ神殿」 - 「謁見の間」にいる「魔仙卿(E-5)」と話すと、イベント発生
ゼクレス魔導国
- 魔界の「ゼクレス魔導国」に行く
・アビスジュエル「ゼクレス魔導国→ゼクレス魔導国・城前」へ移動 - 城の門番の「ディレン(G-4)」と話す
- ベラストル家の入口にいる「アルレール(F-3)」と話す
- 「ベラストル家(F-3)」に入り、左の階段をのぼるとイベント発生
- ゼクレス城の入口に戻り、門番の「ディレン(G-4)」と話す
・アビスジュエル「ゼクレス魔導国→ゼクレス魔導国・城前」へ移動 - ゼクレス城の中に入る
ゼクレス城
- 2階にある「アスバルの部屋(E-3)」に行く
・入口から入って左にある「階段(D-3)」をのぼる - 部屋の前にいる「ナクリン(E-2)」と話す
- 「オジャロスの部屋(G-8)」に行く
- 「机(G-8)」を調べる
- 「アスバルの部屋(E-3)」に戻って、部屋の中に入るとイベント発生
- アビスジュエルで「アストルティア」に行く
アストルティア
- 「ヴェリナード城下町」に行き、「ヴェリナード城」に行く
・バシっ娘で「ウェナ諸島→ヴェリナード・城前」から移動 - 3階の「女王の間」に行く
- 「女王ディオーレ」と話すと、イベント発生
- 「ブーナー熱帯雨林」の「詩歌の遺跡(E-8)」に行く
・バシっ娘で「ウェナ諸島→密林の野営地」から移動 - 「詩歌の間(H-5)」に行くと、イベント発生
- ゼクレス魔導国の「ゼクレス城」へ戻る
・アビスジュエル「ゼクレス魔導国→ゼクレス魔導国・城前」へ移動 - 2階の「オジャロスの部屋(G-8)」に入ると、イベント発生
- ゼクレス魔導国の城下町にある「六大陸堂(D-2)」に行く
・アビスジュエル「ゼクレス魔導国→ゼクレス魔導国・入口」へ移動 - 入って左にある「大きめの箱」を調べる
魔幻都市ゴーラ跡
- 「魔幻都市ドーラ跡」に行く
・アビスジュエル「ゴーラ領→魔幻都市ゴーラ跡・棺桶乗り場」へ移動 - 「朽ちた霊廟(F-1)」に行く
- 「石碑」の前で『リドよめざめよ』と白チャットして、中に入る
朽ちた霊廟 地下1階
- 「D-6」の道を進む
- 「D-4」の左の道を進む
- 「地下2階」へ行く
朽ちた霊廟 地下2階
- 「D-6」の西の道を進む
- 「石碑(C-4)」を調べる
- 「C-4」の北の道を進む
- 「石碑(D-4)」を調べる
- 「E-4」の東の道を進む
- 「石碑(F-4)」を調べる
- 「F-4」の北の道を進む
- 「地下4階」へ行く
地下4階
- 『われじゆうをもとむ』と白チャットする
- 「守護者の間」に入る
- 「タリスマンの守護者」とボス戦
- 勝つと、イベント発生
六大陸堂
- 「ゼクレス魔導国」の城下町に戻る
・アビスジュエル「ゼクレス魔導国→ゼクレス魔導国・入口」へ移動 - 「六大陸堂(D-2)」に入ると、イベント発生
- 「ベラストル家(D-2)」に行き、「リンベリィ」と話す
- 「ゼクレス城」に行き、3階の「バルコニー」に行くとイベント発生
・2階の「エレベーター(G-5)」からバルコニーにいく - ボス戦
- 勝つと、イベント発生
バルディスタ要塞へ
Ver5.2追加クエスト等
- Ver5.2「王の戴冠」
- クエスト627「星辰武王の最終試練」(レベル112→114解放)
- クエスト628「まごころ駅弁を君に」 (ご当地便せん)
- クエスト629「バルディスタの為政者」(ご当地便せん)
- クエスト630「想いを針にこめて」」
- クエスト631「甘い言葉をささやいて」」
- クエスト632「強クモ優しクモ」
- クエスト633「カワイ子ちゃんにご注意を」
- クエスト634「思い出を描きに」(イルーシャのスケッチブック解放クエ)
- クエスト635「滅びの予兆」(破界篇・しぐさ「かかげる」)
- クエスト636「世界を肯定するもの」(破界篇)
- クエスト637「破魂の審判」(破界篇・バシっ娘の真と偽のレンダーシア回数制限解放)
本棚
-
- 『各地の魔瘴塚に関する調査書』が 冊子に まとめられている。
強い魔瘴が 噴き出す場所は 多くの場合 特殊な形状に地形が 隆起しており これを 魔瘴塚と 呼ぶ。
魔瘴塚からは 強い魔瘴が噴出し 周辺一帯の生命は すべて 魔瘴によって 死に絶えると いわれている。
また 巨大化した魔瘴塚からは 魔瘴魂と呼ばれる 正体不明の生物が 出現することが あるという。
総じて 魔界の生物は 魔瘴を宿しているが 魔瘴魂は 魔瘴そのものから 生まれるらしく 魔族や魔物とは 根本的に異なる存在と言えよう。
(ゼクレス城-オジャロスの部屋 G-8) - 『六大陸堂 商品目録』という冊子だ。お店で売っている品の カタログのようだ。
シックな お部屋の装いに レンダーシア家具 現在の在庫5点。
優美で繊細な ヴェリナード製アクセサリー ワイルドで素朴な オーグリード雑貨など アストルティア産の骨董品を あなたに。
六大陸堂は ゼクレス魔導国 平民街 北。ぜひ 店頭にて 本物の輝きを あなたの目で お確かめください!
(ゼクレス魔導国ーベラストル家 F-2) - ぼろぼろの手記が置いてある。どうやら 誰かの日記のようだ。
……はるか遠き世界 アストルティアには 己の見た目を変えられる 美容院という 店が 存在する。
大魔王 マデサゴーラ様の命を受け 人間に化けて アストルティアへ行った際 私も 美容院を 使ってみたのだが……
なぜか 魔界に帰り 魔族の姿に戻っても 自分の見た目が それまでとは すっかり 変わってしまった。
アストルティアとは 恐るべき場所だ。やはり かの地は 滅ぼすべきである。
(ゼクレス魔導国ーベラストル家 F-2) - 『大魔導士列伝』という本だ。
魔界史に名を遺す 魔導士といえば たいてい 各地の魔王に仕えた 宮廷魔術師が 思い浮かぶだろう。
だが 真に優れたる 魔導士は 魔王の庇護すら 必要とせず 歴史の影に 隠れてしまうこともある。
生涯の ほとんどが 謎に包まれた 大魔導士リドも そのひとりである。
魔導士リドの存在は 『古秘術大全』の わずかな記述のうちにしか 知ることは できないが……
魔界各地の 下等魔族たちのうちには 今なお 大魔導士リドを 一族の恩人と 崇める者も いるという。
(ゼクレス城ーアスバルの部屋 E-2)
- 『各地の魔瘴塚に関する調査書』が 冊子に まとめられている。
クエストメモ(ネタバレ)
- 魔仙卿:よくぞまいったな。我は以前 魔界の各国が歩む 復興の道は険しいものになるだろうと話したな。……まさしく今ゼクレスとバルディスタ双方の国にて解決しがたき問題が起こっているようだ。そこでそなたには両国へおもむき それぞれの問題を解決する手助けをしてほしい。
- イルーシャ:……私も一緒に行くわ。魔瘴をあやつる私のチカラが何かの役に立つかもしれないから。
- 魔仙卿:我は危険だと言っておるのだが どうしてもそなたと一緒に行くと聞かぬのでな。
- イルーシャ:……ごめんなさ。でも どうしても行きたいの。
- 魔仙卿:……わかっておる。見かけによらず意志の強い娘だ。……ではそなたはさっそくゼクレスとバルディスタに向かってくれ。どちらから行ってもかまわぬぞ。両国で起こっている問題が解決したら我のもとに戻ってくるがよい。よろしく頼んだぞ。
そういえばそなたにこれを渡そうと思っていたのだ。〇〇は魔仙卿のカギを手に入れた!
魔界各地にある 錠前で封鎖された扉を見たことがあるか? このカギを使えばそれらの扉を開くことができる。きっと旅の役に立つであろう。持っていくがよい。 - ディレン:ここはゼクレス魔導国 現国王である魔王アスバル様の居城である! ……なに? アスバル様に謁見したいだと? ダメだダメだ! どんな用かは知らんが貴様のような下等魔族が城に入れるものか! だいいち魔王アスバル様はさきの大戦と王太后様の死がこたえたらしく あれ以来閉じこもられたままなのだ。大貴族ベラストル家の当主リンベリィ様がみずから日参されてもなしのつぶてだ。貴様などにはお会いになるはずがない!ま どうしてもというならリンベリィ様に家来として雇っていただくのだな。いつかはお供として謁見もかなうだろうよ。
- アルレール:ようこそベラストル家へ……なんだまたあなたでしたか。もう当家には関わらないでいただけますか。……はぁ? 魔王アスバル様に会うためにリンベリィ様のおチカラを借りたい? よくもまあ ぬけぬけとそんなことを。よろしい。リンベリィ様に直接頼んでみるといいでしょう。ま 断られるに決まってますけどね。
アウレールは扉のカギを開けてくれた!
どうぞお入りくださいませ。くわしい話は館の中にいるリンベリィ様に直接お願いいたします。 - リンベリィ:誰っ!?つまらない用事だったら火あぶりにするわよ! ……ってほんとに誰?
○○はリンベリィにゼクレス城に連れていってほしいと頼んだ! - リンベリィ:ハァ? なんでアンタみたいな下等魔族を城へ連れてかなきゃならないのよ! さっさと出ていきなさい!
ちょっと待って。アンタ……私のパーティーに忍び込んだ こぎたない下等魔族!? うん……使えるかも! 私 新しいしもべを助けたいの! ……正確には新しい しもべ候補ね。アイツが私に夢中なのはわかってるけどちょっとした障害があってね……。 - イルーシャ:ねえ。この話って私たちに何か関係あるのかな……?
- リンベリィ:あ そっか。アンタさては知らなかったのね。魔界大戦が起きる少し前……パーティーでアンタを助けた骨董屋。あのシリルがなんと……我がゼクレス魔導国の王 魔王アスバルだったのよ!! 平民に変装し 運命の恋を探していた魔王と美しき大貴族の娘……。アスバルからの熱い視線は感じていたわ。アイツって顔も声もイケてるし新しいしもべにしてあげてもいいかなって思ってたところに あの魔界大戦が……。アスバルは愛する王太后様の死で悲しみの淵に……。そこにつけこんだヤツがいるのよ! ソイツの名は……オジャロス! 心身ともに傷を負ったアスバルは 叔父オジャロスに国をまかせ喪に服しているわ……。で元気づけてあげようと何度か城を訪ねてるんだけど会わせてもらえないの。オジャロスのヤツ 私を警戒してるみたい。……アイツはいまや国王気取り。私がアスバルを立ち直らせたら都合が悪いから邪魔してるんだわっ! ……でここからがアンタの出番。ほらっ。コレを持ってきなさい!
〇〇はリンベリィから しもべの証を押し付けられた!
城の兵士の何人かは買収済み。そのしもべの証を見せれば下等魔族のアンタでも入れてくれるわ。城に潜入して愛しのリンベリィ様が会いたがってると魔王アスバルに伝えなさい!……アンタだってパーティーでアスバルに助けられた恩を返したいでしょ? オジャロスの魔の手から助け出すのよ! なにぼーっとしてんのよ! とっとと ゼクレス城に行きなさい! - ディレン:ここはゼクレス魔導国 現国王である魔王アスバル様の居城である! ……ふん また来たか。下等魔族め。
〇〇は門番にリンベリィの しもべの証を見せた!
むっ? その しもべの証は……。なるほど。下等魔族の分際でリンベリィ様のお気に入りというわけか。よかろう。ベラストル家名代とあらば追い払うわけにもいかぬ。特別に城へ入れてやろう! 魔王アスバル様は北の塔におられる。いいか。ゼクレス城にふさわしい上品なふるまいを心がけるのだぞ! - ナクリン:以前は毎日アスバル様のお部屋をおそうじしていたのに しばらく前からオジャロス大公がカギをかけてしまったの。南の塔にあるオジャロス大公のお部屋にカギがしまわれているそうだけど私じゃ入れないし……。このままじゃアスバル様は ほこりまみれに! ああどうしたらいいのかしら!?
- ジェグロド:あーゴホン! ベラストル家のご当主は太っ腹だ。私にまでおこづかいをくださるとは。この金の使いみちを考えるのに夢中でもしかしたらオジャロス大公の部屋の扉のカギを閉め忘れたかもしれん。……ま あたしに妖しい者はいないし カギをかけていなくても問題なかろう。さあて何を買おうかな♪
- 〇〇は机をくまなく探し アスバルの部屋のカギを見つけた!
……ア……ガ……?
机の横にある 水槽の中から 声が聞こえてきた。中にいる不気味な生き物の声のようだ。
ヴ……ア…ァ……。ぁ…あ…で……なき……空……はてな…き とき……。
なんと不気味な生き物は詩のようなものをクチずさんでいる。〇〇は耳をすまして聞いてみた。
はてなき空 はてなき時 めぐりめぐる千の星
ひとつの花 ひとつの声 地に満ちる 線の命
うつろう空 過ぎゆく時
花が枯れ 星が消え去ろうとも
君に捧げし この心 変わらず
ああ 愛しき人よ 信じておくれ
我が心を燃やす この愛を……
不気味な生き物は 水槽の中で満足げに漂っている……。 - イルーシャ:水槽の中の不思議な生き物……詩を覚えているのね。オジャロスさんのペットなのかな? 魔王アスバルの部屋のカギが見つかったのね。北の塔まで会いにいってみましょう。
- アスバル:……誰だい? 食事を持ってきてくれたなら そこの机に置いておいてくれ……。国のことは叔父上にまかせている。僕をそっとしておいてほしい……。今は……誰にも会いたくない。母上の死をひとりで悼みたいんだ…… げふーっ。いやあ このお菓子うまいなあ!
- イルーシャ:……ちょっと様子がおかしいみたい。奥へ行って直接アスバルに会ってみましょう。
- ……ぷ ぷぎぃーっ!?
- イルーシャ:私たち アスバルに大切な話があるの。あなた……誰? どうしてここにいるの? ……オレの名はボッガン。魔王アスバル様と声がそっくりなのを見込まれて身代わりをしてたんだ。
- ボッガン:キミたち。このお菓子あげるからさ。オレが替え玉をしてたこと城のみんなには黙っててくれないかな……?
- イルーシャ:私はいいわ。あなたが食べて。
- ボッガン:えっいらないの? じゃあ いっただっきまぁ~す! ええと……それでなんだっけ? ああ アスバル様に会いたいんだったね。アスバル様ならこの国にはいないよ? オジャロス様のすすめで魔界を出たんだ……。
なんと リンベリィから押しつけられた しもべの証が突然 光りだした! - リンベリィ:なぁんですってえっ!?
- ボッガン:も…もきぃーっ!? 今度は誰なんだよーっ!?
- リンベリィ:……オジャロスめ 許せないッ! 私からアスバルを引き離すために魔界から追いやるなんてッ!
- ボッガン:あの……なんのこと? アスバル様はあんたのことなんて なんも言ってなかった……
- リンベリィ:うっるさぁーい!! ……やっぱり思ったとおりだったわ。オジャロスのやつ アスバルを魔界から追放してゼクレス魔導国を手に入れるつもりだわッ! まーったくあの一族ってば腹黒いわ! 亡きエルガドーラ様が前王イーヴ様を追放した時とそっくり同じじゃない! このままじゃアスバルもお父上同様 殺されちゃうかもしれないわ! 急いで連れ戻さなきゃ! そこのつぶれまんじゅう! アスバルは今どこなの!? さっさと白状なさい!
- ボッガン:だ だから……アストルティアのええと ヴェリナード王国ってところへ旅立ったんだってば……。
- リンベリィ:よりによってアストルティア!? ヤダッ おぞましい! ……アストルティアへ転移する魔法儀式なんてこの私でも1ヶ月以上かかるわ。今すぐアスバルを助けたいのにッ!! アンタは今はだまってて! ……ちょっと待って! 今アンタ アストルティアに行けるってそう言ったの!? ……しょうがないわね。他に手はないし アスバルのことはアンタにまかせてあげる。アストルティアのヴェリナード王国……とかいう場所へ行ってアスバルを連れ戻してきなさい! じゃ頼んだわよ~♪
- ボッガン:……何がなんだか わかんねえけど とにかくそういうことだし オレは関わりたくねえからまかせたぜ! あとここで見たことはくれぐれも秘密にしてくれよなっ!
- イルーシャ:ここが〇〇の故郷 アストルティア……。魔王アスバルがあこがれていた世界なのね。たしかアスバルはウェナ諸島のヴェリナード王国ってところにいるはずよ。さっそく探しにいってみましょう。
- ヒューリ:あんた〇〇さんだな? ヴェリナードのお城の人から伝言を頼まれてるんで聞いてくれ。内密に調べてほしいことがあるからお城の3階にある女王の間へ来てくれとさ。よし。ちゃんと伝えたからな。
- 女王ディオーレ:〇〇殿 ちょうどいいところに! そなたを探しておったのだぞ。……なに? 人を探している? すまぬがこちらは火急の要件でな。どうか頼みを聞いてほしい。頼みというのは……我が息子 オーディス王子の新しい家庭教師のことなのだ。彼は王子の幼なじみであり 名家の出身の高名な学者でその知識や教養はもとより礼儀作法も申し分ない立派な人物。だが……どうも引っかかってな。かような幼なじみがいつからオーディスにいたものか……どうしても思いだせぬ。王家に取り入ろうと何か不思議なまやかしでも使ってわらわたちを たぶらかしているのか? あるいは……家庭教師の言葉は真実でわらわが忘れているだけなのか? あやつの素性を確かめてほしいのだ。現在 新しい家庭教師とオーディスは詩歌の遺跡のどこかで歴史の授業を行っているはずだ。ブーナー熱帯雨林の南にある詩歌の遺跡でふたりの様子を見てきてくれ。では頼んだぞ〇〇殿。
〇〇は女王の間をあとにした。 - オーディス王子:……いかがですか? アスバル先生。代々のヴェリナード王位継承者に詩歌を伝えてきた詩歌の遺跡のご感想は。
- アスバル:まるで夢のようだよ……! 歴史書に記された このすばらしい場所を自分の目で見ることができるとは……
- オーディス王子:やあ ひさしぶりじゃないか! 我が親友よ!
- アスバル:僕の故郷の友人をオーディス王子はご存知だったのですか……。不思議な偶然もあるものですね。
- オーディス王子:なんとふたりが知り合いだったとは! アスバル先生は高名な歴史家で今は僕の家庭教師をしてもらってるんだよ。そうだ! つもる話もあるだろうから しばらく授業は中断しましょう。僕はそのあたりを散歩してきます。
- アスバル:……君がアストルティアの出身であることは知っていたけれど まさか僕に会いにきてくれるなんて。……でもどうしてここがわかったんだい?
〇〇はリンベリィから追放されたアスバルを連れ戻すよう頼まれていることを伝えた!
……オジャロス叔父上が僕を追放しただって!? ばかな。あの人は母とはちがうよ。ベラストル家のお嬢さんはひどいカンちがいをしてるようだね。叔父さんこそが僕を救ってくれたんだから。あの大戦で心底思い知った。母が愛したのはゼクレスの栄華だけ。……僕は母にとって道具でしかなかった。僕の悲しみをわかってくれたのはオジャロス叔父さんだけさ。あの人は昔からとてもやさしいんだ。……アストルティアに来たのも少し国を離れて気分転換したらどうだと叔父さんがすすめてくれたからさ。アストルティアはすばらしいところだね。自由で……平和で……。心から来てよかったとそう思うよ。……もはや魔界に未練はない。僕はアストルティアで生きていくよ。悪いけどオジャロス叔父さんに二度と魔界には帰らないと伝えてくれ…… ……おっと。僕が魔族だということはくれぐれもオーディス王子には秘密にね。 - アスバル:では授業を再開しましょう。ヴェリナード王家には恵みの歌 導きの歌をはじめとする さまざまな詩歌が伝えられていますが……その詩の原点は はるか神話の時代。儀式の中で歌われた 古き祈りの詩とも言われているそうです。
- オーディス王子:そういえばアスバル先生の故郷にはどんな詩歌が伝えられているのですか? ぜひ僕にお聞かせください!
- アスバル:……それでは亡き母が愛していた古い詩を……。
はてなき空 はてなき時 めぐりめぐる千の星
ひとつの花 ひとつの声 地に満ちる 千の生命
うつろう空 過ぎゆく時
花が枯れ 星が消え去ろうとも……
星が…消え去ろうとも 君に…… - イルーシャ:……花が枯れ 星が消え去ろうとも 君に捧げし この心 変わらず。
- アスバル:どうして知ってるんだ!?
- イルーシャ:い 痛い……。
- アスバル:お願いだっ 教えてくれ! どこでこの詩を知ったんだ!?
- イルーシャ:この詩は……ゼクレスのお城で聞いたのよ。オジャロスさんの部屋に置いてあった水槽の中の魔物が この詩だけずっとくちずさんでいたの……。
- アスバル:まさか……!? ……オーディス王子。急用ができましたので今日の授業はこれで終わりにします。
- オーディス王子:どうしたのです アスバル先生。お身体の具合でも……?
- アスバル:僕は故郷へ帰るよ。どうしても帰らなきゃいけないんだ……。お願いだ。君たちもゼクレスに来てくれ。オジャロス叔父上のもとで会おう。
- オーディス王子:待ってください! アスバル先生っ!! ……事情はよくわからないけどアスバル先生が心配だ。先生のことは僕から母上に伝えておく。君は先生の後を追ってくれ。……頼んだよ。
- クゥエン:さきほど魔王アスバル様が帰城され オジャロス大公に話があると大公のお部屋へ向かわれました。オジャロス大公のお部屋は南の塔。そこの階段から2階へあがれば行けますよ。……しかしあんな険しい顔をしたアスバル様は初めて見ました。ふたりに何があったんでしょうか?
- リンベリィ:やーっと魔界へ帰ってきたわね! ほんっとアンタってば のろまなんだから。で? 魔王アスバルはどこ? ちゃんと連れ戻してきたんでしょうね。
- イルーシャ:ここ……オジャロスさんの部屋で会おうって言ってたわ。
- リンベリィ:よくやったわ ほめてあげる。それじゃ私についてきなさい♥
シリル……いいえ 魔王アスバル様。ベラストル家 当主リンベリィがお見舞いに参りました。 - アスバル:……君たち すまないが帰ってくれ。
- イルーシャ:どうして? あなたがここに来てって言ったのに。
- リンベリィ:ハァァァ!? アンタたち いつの間にそんな仲に……!
- オジャロス:おやおや……。若いお嬢さんたちにずいぶん人気なんだねえ アスバル。ベラストル家のお嬢様とそちらは……おお 魔瘴の巫女どのでしたな。みなさま ご機嫌うるわしゅう。
- アスバル:彼女たちは僕とは関係ありません!!
- リンベリィ:なっ……!
- アスバル:……さきほど ご相談した通りゼクレスの王位は叔父上にゆずります。ですから これ以上他人を巻き込むのは……
- リンベリィ:王位をゆずるですって!? どうしてそんなバカなことを言い出すのよっ! 王家の血を引いていないオジャロスには王位継承権は存在しないはず。そもそもアナタが生きてるのにどうして!?
- アスバル:とにかく決めたんだ……。王位はオジャロス叔父上にゆずり 僕はゼクレスで一生を静かに送ると。……行きましょう 叔父上。王位交代の宣誓の日取りについて臣下たちを集めて相談しなくては。
- オジャロス:おお そうだったねえ。さてさて お嬢さんたち。我々はこれから大切な用があるんでね。今日のところはお帰りいただけませんか?
- リンベリィ:言われなくたって帰るわよっ! 二度とこんなトコ来るもんですか! これは返してもらうわよッ!!
リンベリィは〇〇から しもべの証を取り上げた! - オジャロス:魔瘴の巫女どの それでは ご機嫌よう。
- アスバル:………………。
アスバルは別れ際に〇〇にメモを渡していった……。
僕の店の 大きな箱の中にある書物
『古秘術大全 4巻』の11章の内容を 実行し 店まで戻ってきてくれ。 アスバル - イルーシャ:アスバルの店……って城下町にある あの骨董店 六大陸堂がそうなのね。行ってみましょう。
〇〇はアスバルのメモを手に入れた! - 大きな箱の中に 売り物がぎっしり並べられている。奥に古びた表紙の本が見える。どうやらアスバルに頼まれたのはこの本のようだ。〇〇は本を読んでみた。
『古秘術大全 4巻』11章
魔術の鎖により 精神を縛り 思いのままに 奴隷として使役する……
忌まわしい秘術が かつて 存在した。だが 旧き秘術……呪縛の術は
大魔導士リドにより 破られ 歴史から 姿を消してしまったのだ。
大魔導士リドにより 呪縛の使い手は ひとり残らず 滅ぼされ 奴隷魔族たちは 解放された。
大魔導士リドは すでに この世を去ったが ふたたび 呪縛の術を使う者が 現れし時
己のチカラを 授けてくれるという。
はるか 魔幻都市ゴーラ跡の 北東に存在する 朽ちた霊廟……大魔導士リドの墓所に 呪縛の術を 打ち破るチカラは 眠る。
解放の言葉は 『リドよめざめよ』。 朽ちた霊廟にて この言葉を 唱えれば 道は 開かれるという。
なんとアスバルのメモはあとかたもなく 消えてしまった……!
- イルーシャ:魔幻都市ゴーラ跡の北東にある朽ちた霊廟で『リドよめざめよ』と言えばいいのかな……? 行ってみましょう。
- 我が遺産を 欲せし者よ
石碑の前にて 周囲に聞こえる声で
定められし言葉を 唱えるがよい。 - 大魔導士リドの遺産は ここにあり。
汝 我が遺産を 求めるならば
霊廟の深奥に眠る 我のもとへと 来たれ。 - 大魔導士リドの遺産は
知恵と 意志ある者にのみ 授けられる。
3つの言葉を 集めよ。 - 古びた石碑の 中央には こう刻まれている……。『とむ』
- 古びた石碑の 中央には こう刻まれている……。『ゆうをも』
- 古びた石碑の 中央には こう刻まれている……。『われじ』
- 大魔導士リドの遺産は 知恵と 意志ある者にのみ授けられる。
3つの言葉を正しく組み合わせ この石碑の前にて周囲に聞こえる声で 唱えるがよい。 - 〇〇はリドのタリスマンを手に入れた!
- アスバル:……店の中に潜んでいる者はいない。今のところ叔父には気づかれていないようだね……。それで無事にリドのタリスマンは手に入れてきてくれたかい?
〇〇はアスバルにリドのタリスマンを渡した!
……よしっ! これで母上を助けられるぞ! 何も事情を説明しないまま協力してもらってすまなかった……。城の叔父の部屋にあった水槽……あの中にいた魔物を覚えてるかい? - イルーシャ:お城でずっと詩をくちずさんでいた あの魔物のこと……?
はてなき空 はてなき時 めぐりめぐる千の星
一つの花 ひとつの声 地に満ちる 千の生命
うつろう空 過ぎゆく時
花が枯れ 星が消え去ろうとも
君に捧げし この心 変わらず
ああ 愛しき人よ 信じておくれ
我が心を燃やす この愛を……
- アスバル:あの魔物は……僕の母 王太后エルガドーラなんだ。
- イルーシャ:でも……お母さんは死んだはずじゃ?
- アスバル:僕も詩歌の遺跡で君たちと再会するまではそう思っていた。けれどあの古い詩は母が子守唄がわりに聞かせてくれた……僕と母以外 知るはずのない詩。……急ぎ魔界へ戻った僕が問い詰めるとオジャロスはうれしそうに教えてくれたよ。
- オジャロス:よく あの変わり果てた姿に気づいたねえ。アスバル。親子の愛とはまこと美しいものだ。……そうとも。瀕死の状態だったエルガドーラ姉上をこの私が助けて差し上げたのだよ。魔力が尽きて抜けガラ同然になった姉上の身体を……新しい生命として再構成したのさ。……みじめで下等な魔物の姿にね。もし君のような強い魔力があったなら姉上を元の姿に戻せたかもしれないが あいにく生まれつき出来が悪いものでねえ。私の魔力では変わり果てた姉上を生かしておくだけで精一杯。ああ……残念だねえ。君が部屋に閉じこもっていなければ姉上の再構成を手伝ってもらえたのに。だが……考えてごらん。アスバル。君にとってはこれでよかったのさ。今の姉上は獣も同然。まともな知能のない食べて眠るだけの生き物だ。つまり君はもう支配されない!おめでとうアスバル! これから親子 仲むつまじく幸せな日々を送れるよ……。
- アスバル:……あの魔物をひとめ見てわかった。叔父の言葉は真実なのだと。だが……あいつは ひとつだけ嘘をついている。
- イルーシャ:嘘……?
- アスバル:かつて母エルガドーラは身に着けた者の意思をあやつる魔物の首輪で僕を支配していた。あれに使われていたのと同じ宝石が 水槽の中の母上にも……。今の母に知能がないなんて嘘だ。でなければあの宝石を使う必要がない。……君たちに頼んだタリスマンがあればオジャロスの支配の術を打ち消せる。母を解き放てるんだ!……今でも母のことは許せないさ。だがいくらなんでもオジャロスの仕打ちはひどすぎる。……オジャロスは自分が王位につく瞬間を痛ましい姿になった母……エルガドーラに見せてやるのだと言っていた。もっともオジャロスが油断する瞬間……王位譲渡の儀式に集まった民の前でやつの罪を追求し母を助けるつもりだ。リンベリィに協力をあおぎ王位交代の宣誓に潜入してくれ。そして僕が合図したら騒ぎを起こすよう彼女に伝えてほしい。今のこの国で信頼できるのは君たちしかいないんだ。……どうか頼んだよ。
- アウレール:お城から戻られて以来 リンベリィ様のご機嫌が史上最悪でございまして皆困っております。どうかリンベリィ様にお会いしてなだめてくださいませんか。お願いいたします。
- リンベリィ:……ハァ? 今更なんの用なのよ。さっさと帰ってくれない?
〇〇はリンベリィにアスバルが計画の協力者を求めていると伝えた!
……ウソッ。アスバルったらそんな計画を!? フ…フン! 最初っから私にはぜーんぶ お見通しだったわよ! ……ゴホン。王位交代の宣誓はゼクレス城 王家のテラスでおこなうとさっき使いの者がやってきたわ。ただし……列席できるのは貴族のみ。だからアンタは私の従者として連れていってあげる。ゼクレス城の王家のテラスで落ち合うことにしましょ。念のため戦いになる覚悟はしておくのよ。……それと。アレ 持ってるでしょ! 出しなさいよ!
〇〇はリンベリィにアスバルの部屋のカギを奪われた!
フフーン♪ これがあれば いつでもアイツの部屋に……なっ……なんでもないわよ! ゼクレス城の王家のテラスよ! わかったらさっさと出ていきなさい!
リンベリィに屋敷から追い出された〇〇は作戦当日にそなえ 宿屋でゆっくり身体を休めた……。
そして とうとう…… 王位交代の宣誓の儀式 当日がおとずれた! - アスバル:ほまれ高き ゼクレス魔導国の民よ! さきの大戦で勝利をもたらずどころか みなに痛手を与えてしまったことは ひとえに我が不徳の致すところである! ……私 魔王アスバルは偉大なるゼクレスの王にはふさわしくない。よって今日この日。もっともゼクレスの玉座にふさわしき者に王位を譲渡せんと思う!
- リンベリィ:……いくわよ♥
- オジャロス:おやおや魔瘴の巫女どのも この良き日に駆けつけてくださるとは。まことに光栄ですなあ。
- アスバル:……僕が呼んだのです。叔父上。リンベリィの幻術で他の者には僕たちの会話は聞こえていません……。ですから率直に話しましょう。母にかけた術を解いてください!その宝石で母の意識を支配し 醜い魔物の肉体に封じていることはわかっています。……あなたには恩もある。今すぐ母を元に戻し この国から退くならば罪を問うことはしません。母上とあなたはあんなにも仲が良い姉弟だったではありませんか!お願いです オジャロス叔父上! 母を……エルガドーラを元に戻してください!
- オジャロス:やれやれ……。何を言い出すかと思えば困ったねえ。姉上はもう元の姿には戻らない。……残念ながらこれは真実なんだ。アスバル。姉上から幼い頃から美しかった……。姉とは似ても似つかぬ私は じつの親からもあざけられ軽んじられたよ。あの誇り高き姉上にご自慢の美貌も魔力も失った今のご自分の姿は耐え難かろう……。だからこそ私は術をかけたのだよ。姉上が何も考えず生きていけるようにね。姉上の知能を獣同然に封じているのは むしろ私の優しささ。
- アスバル:優しさだと!? 言うにことかいて……っ!叔父上! もう母をもてあぞぶのは やめてください! でなければ僕にも考えがあります!
- リンベリィ:……交渉は決裂のようね。アスバル! 集まったみんなにコイツの正体をブチまけてやりなさいっ!
- アスバル:みんな聞いてくれ! ここにいるオジャロスは卑劣な企みで 母エルガドーラを陥れ 国に背きし 大逆人だ! ゼクレス魔導国が魔王の名においてオジャロスの爵位を略奪! 永久に国外追放とする!! …………?
- オジャロス:魔界でも屈指の魔力を誇るお前に……私がなんの備えもしていないとでも思っていたのかね?
- イルーシャ:……いけないっ!
- オジャロス:さすがは魔瘴の巫女どの……。まことすさまじきチカラだ。だが……奥の手はこれからだよ!
- リンベリィ:きゃああっ!?
- 魔瘴魂オジャロス:おお かわいそうなアスバル! 聞き分けがないばっかりに死ななければならないとはねえ……。お前が死んだら姉上と同じ姿にしてかわいがってやろう! ほおーれ かかっておいで!
- アスバル:……そんなことはさせるものか! 〇〇もチカラを貸してくれ。オジャロス。お前を倒してみせる!
- アスバル:母上……! すぐにお助けします!
アスバルは魔物になったエルガドーラにリドのタリスマンを使った! - エルガドーラ:………………?
- アスバル:良かった……! 術は成功だ!
- 魔瘴魂オジャロス:ばかめ……。すべては手遅れだ! 姉上の肉体を再生するときにちょっとした仕掛けをしておいたのさ。その女の身体はすでに爆弾と化した! 自らの愛した国も城も みな己のチカラで灰燼に帰すのだ!
- アスバル:なんだって……!?
- 魔瘴魂オジャロス:アスバル。お前の魔力なら あるいは解呪できるかもしれんが……さあて何日かかるかなぁ? ああ。もうひとつ方法はあったなあ……。愛しい母上を殺せばゼクレスを守れるよ。王として母を殺すか! 息子として国を道連れに滅び去るか! お前の望む未来を選ぶがよい!!
- エルガドーラ:……う……ん……。
- アスバル:母上! 僕です……アスバルです!!今からあなたの肉体を爆弾に変えた術を 僕が解呪します……。必ずやお助けしますからご安心を……
- エルガドーラ:アスバル……この愚か者めが!
- アスバル:……母上?
- エルガドーラ:高貴なるゼクレス王家の血を引きながら大魔王にもなれず オジャロスごときに後れを取るとはなんたる役立たず! ……もはや親でも子でもない。アスバル! お前など産むのではなかったわ!
- アスバル:こ……こんな時まであなたは憎まれグチを……っ!
- 魔瘴魂オジャロス:はーっはっは! 母親が憎いだろう!? さあ 怒りのままにその女をたたき潰すがいい!!
- ア…ガアアア…アァアアア……!!
- エルガドーラ:それでいい……
ゼクレスを 頼んだぞ
我が息子……
いや 魔王アスバルよ…… - アスバル:………………。
- イルーシャ:……あなたは王として生きることを初めて自分の意志で選んだのね。ほら……。あなたの民が王を待っているわ。
- アスバル:ほまれ高き ゼクレス魔導国の民よ! さきほど退位すると宣言したのは反逆者を油断させるための罠である! 王位を奪わんと策謀をめぐらした大逆人オジャロスはこの魔王自身の手で断罪したゆえ安心してほしい! これまで私のふがいなさゆえに みなに苦労をさせてしまった。……ゼクレスの王として心から詫びよう。私はここに誓う! 亡き母エルガドーラが愛した このゼクレスを……我が生涯をかけて守り導いていくと!
……僕の母は炎のように激しく美しい人だった。母は誇り高い人だ。あんな姿になったとは誰にも知られたくないだろう……。あの魔物の正体は内密にしてほしい。………………。ゼクレスのために母がおこなったことのすべてが正しかったとは思えないけれど……それでも僕や叔父よりも あの人はこの国のことを愛していたと思う。僕がアストルティアに憧れたのは母のいない世界で暮らしたい……そんな逃避の気持ちからだった。死んだ父さんが赤ん坊だった僕を連れていこうとしたという自由の地アストルティア……アストルティアでなら何もかも上手くいく。きっと幸せになれるんだと信じてた。もしきちんと母と向き合っていれば。叔父のうわべだけの優しさを疑っていればそうしたら母は……。僕はもう逃げないよ。ゼクレス魔導国の魔王として僕はこの国で生きていく。……かつて母が愛した大切な故郷で。二度とゼクレスの民の血は流させない。そのためには魔界全体が平和でなくてはならないんだ。バルディスタやファラザードともかなうなら和平を結びたい。……君たちとも どうか協力してくれ。 - イルーシャ:アスバル……。あなたの決心 すごく立派だと思うわ。
- アスバル:君たちには本当に世話になったね。ゼクレス魔導国の魔王として礼を言わせてもらうよ。
それじゃ また会おう。これからのゼクレスは開かれた国にしていく。いつでも立ち寄ってくれ。……そうそうベラストル家のリンベリィ。君にも礼を言わなくてはならなかった。感謝しているよ。では。 - リンベリィ:……ハァアアアアア!? シリルなんて偽名を使って私に近づいて! さんざんコキ使ったあげくに なんなのアスバルのあの態度ッ!?
- イルーシャ:リンベリィ 落ち着いて……?
- リンベリィ:うっるさあーーーーい!! ……なるほどね。私に恋しているとみんなの前で認められないからあんな強がりを言ったってわけね。見てなさい! こうなったら絶対にアスバルを私の魅力でメロメロにしてひざまずかせてやるッ!! もぉ~ッ ムカツクぅ~ッ!!
ゼクレス魔導国の問題を解決できたので 次はバルディスタ要塞へ向かおう。 - アスバル:……〇〇。君には二度も助けられたね。さすがは大魔王に選ばれた者と言うべきか。まだ気持ちの整理はつかないけれどこんなことになったおかげでほんの少しだけ……母とわかりあえたのかな。僕はもう逃げないよ。ゼクレス魔導国の魔王として母が愛した大切な故郷で生きていく。二度とゼクレスの民の血は流させない。バルディスタやファラザードとも和平を結ぶつもりだ。……これから君はゴダ神殿へ向かい魔仙卿に会うつもりなんだね。あの時は驚いたけれど……今なら魔仙卿が君を大魔王に選んだのもわかる気がするよ。ではどうか気をつけて。いつでもゼクレスに遊びにきてくれ。
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