メルサンディ村
- 「メルサンディ村」の入口付近で、イベント発生
- 北にある「村長の家(D-3)」に行く
- 村長の家に入ると、イベント発生
- 「メルサンディ村」を出ると、イベント発生
- 村を出て、「メルサンディ穀倉帯」の北にある「メルン水車郷(C-1)」に行く
メルン水車郷
- メルン水車郷の「民家(D-5)」に入く
「水車小屋(E-3)」に行くと、イベント発生 - 「民家(D-5)」に戻る
「水車小屋の裏(D-3)」に行くと、イベント発生 - 「メルサンディ村」へ戻る
・Xボタンから「行き先を見る→ルーラで移動する」と、メルサンディ村に移動する - 宿屋に行き、「宿屋セムラ(C-6)」と話す
- 「はい」を選択すると、イベント発生
- 「こもれびの広場(B-4)」に行く
・Xボタンから「行き先を見る→ルーラで移動する」と、こもれびの広場に移動する
こもれびの広場
- 「こもれびの広場」に行くと、イベント発生
- 「井戸(E-4)」を調べて、「謎の地下水路」に行く
謎の地下水路
- 第1層:水路を進んで、「階段(D-3)」をのぼる
- 第2層:道なりに進んで、「階段(F-5)」をのぼる
- 第3層:階段をのぼって、「謎の地底湖(E-8)」へ行く
謎の地底湖
- 「謎の地底湖」に入ると、イベント発生
- 戦闘
・敵の強さを「強い、ふつう、弱い」から選べます - 勝つと、イベント発生
- 「メルサンディ村」へ戻る
・地下通路から出た後、Xボタンから「行き先を見る→ルーラで移動する」と、メルサンディ村に移動する - 「村長の家」に行くと、「蝶のかみかざり」を手に入れる
セレドの町へ進む
Ver2.0追加クエスト等
- Ver2.0「Ver2.0「眠れる勇者と導きの盟友」の進め方」
- クエスト259「黄金の小麦」 (ご当地便せんクエ)
- クエスト260「お菓子よりも甘いモノ」(ご当地便せんクエ)
- クエスト261「砂漠に眠る秘石」 (ご当地便せんクエ)
- クエスト262「至高の名水を求めて」(ご当地便せんクエ)
- クエスト263「黄金の秘宝を探して」(ピラミッド解放クエ)
- クエスト264「タイタス号の羅針盤」
- クエスト265「デニーの帽子」
- クエスト266「お花畑に行きたい!」
- クエスト267「砂漠の民は肉がお好き?」
- クエスト268「オレの料理を食えばいい」
- クエスト270「トモガラのお願い」
- クエスト271「娯楽に飢える砂漠の民」
- クエスト272「ぬい合わせた願い」
- クエスト274~279「まもの使い 転職&職業クエスト」
本棚
- 『メタりんの願い事 第1話』という本だ。
むかーし むかし ある所に
1匹の スライム系モンスター
メタりんが おりました。
□
メタりんには 願いがありました。
いつの日か この名に恥じぬ
立派な スライムになりたい と。
□
「そうだ 旅に出よう。
世界のどこかには きっと
願いをかなえる方法が あるはず!
□
小さな メタりんの冒険が 始まりました。
~つづく~
(メルサンディ村 村長の家 1階 D-2) - 『英雄ザンクローネ様の活躍』という古い日誌だ。
○月×日
ザンクローネ様が 魔獣をやっつけてくれた!
これで 村の女子供も 安心するだろう。
□
△月×日
ザンクローネ様が 畑を たがやしてくれた!
すごい怪力で わずか1日で たがやしおわった。
□
□月×日
ザンクローネ様が 泣く子をあやしてくれた!
わが村が誇る やさしい英雄である。
(メルサンディ村 村長の家 2階 D-2) - 『ニワトリ小屋の親父』という童話だ。
とある村に ニワトリ小屋の親父がいました。
親父は とても なまけ者で いつも
腰がいたいと言って 仕事をサボっていました。
□
その家の娘は 仕事を押しつけられてばかり。
ガマンして いっしょうけんめい働いていましたが
ある日 ついに怒りだして さけんだのです。
□
なまけ者のお父さんよりも 毎日タマゴを産む
ニワトリのほうが よっぽど えらいわ!
お父さんも ニワトリになっちゃえばいいのに!
□
その願いを 神様が聞きとどけ
親父は ニワトリの姿に なってしまいました。
親父は反省し ニワトリ小屋で暮らしましたとさ。
(メルサンディ村 民家 F-3) - 『紙芝居じいさん』という童話だ。
とある村に 紙芝居好きのおじいさんがいました。
おじいさんは いっしょうけんめい
手描きの紙芝居を作り 子供たちに見せました。
□
ヘタクソな絵ー! キャハハ!
子供たちは むじゃきにおじいさんを笑いました。
おじいさんの目に 涙が浮かびました。
□
それから おじいさんは 来る日も来る日も
絵の勉強をし 紙芝居を描き直しました。
そして もう一度 子供たちに見せました。
□
キャハハ! 子供たちは また笑いました。
おじいさんの絵が 下手だからではありません。
紙芝居を 心から楽しんだからでした。
(メルサンディ村 民家 G-2)
クエストメモ(ネタばれあり)
- なあ! ミシュアねえちゃん! 英雄に必要なものってなんだと思う?
- ミシュア:英雄に……必要なもの? そうね。チカラ……知恵……それとも……勇気かしら?
- ブブー はずれ。英雄ザンクローネ様はこう言ったんだ!
英雄に必要なもんは ふてぶてしさだっ! ってさ! イカすだろ! - ミシュア:まあっすごい英雄さんね。
- それからザンクローネ様は魔炎の大剣 火燐刀をブン回して……ザクーーーッ! メコメコーッ! 化け物をまっぷたつにしたんだぜ!
- ミシュア:うふふ。ラスカは本当にザンクローネ様が好きなのね。
- ラスカ:あったりめーだよ! オレたちのメルサンディ村の英雄だもん!
- ミシュア:あら 旅の方……? メルサンディ村へようこそ!
- ちょっと待ちな! てめえ なにもんだ! 俺らの村になんの用で来たべ! この辺じゃ見かけねえな。……あやしい奴だ。もしや……あの化け物の手先か!!
- ミシュア:サヴァルさん。そんな決めつけはよくないわ。私には悪い方に見えません。
- ラスカ:そーだぞ! 旅人には優しくしろって とーちゃんも言ってたぞ! サヴァル兄はもっとカンダイになれよなー。ザンクローネ様みたいにさ!
- サヴァル:わ……わかったよ。お前たちにゃ かなわねぇさ。でもな。子供がこんな時に外をウロウロするんじゃないよ。ミシュアさん……あんたもだべ。悪かったな 旅人さんよ。だが あんたもこんな時に来ちまうなんてな……。
- ミシュア:さあ まいりましょう。旅の方がいらっしゃったと知ったら村長さんもよろこぶわ。ぜひ 家に寄っていってくださいね。
- ローティ:うえっぐ…… ひぃん……。
ねえ 旅の方。この像はね……メルサンディ村が誇る マーベラスな英雄 うるわしのザンクローネ様の像よ。
でも ザンクローネ様は もう…… ぐすっ……ふぇうう……。 - パニーノ:ラララ ここは メルサンディ~♪ 広がる麦畑~ フワッフワのパン~♪ のどかで 美し~い村だった~♪
それなのに ああ それなのに~♪ どうして荒れたか メルサンディ~♪ 何があったか メルサンディ~♪
いちばん 大きな家に住む~♪ 村長ならば 教えてくれる~♪ 悲劇の 悲劇の物語~♪ - ラスカ:とーちゃんはケガしてんだから無理すんなって! もし また化け物が現れても ザンクローネ様が 絶対 助けにきてくれるよ!
- ラスカ お前も見ただろう。ザンクローネ様が死んじまったとこを……。
- ラスカ:ザンクローネ様は英雄なんだ! 化け物なんかに やられたりしねえよ!
- 英雄だろうがなんだろうが ダメなときはダメだべぇ! …………ん? あんた まさか旅人さんか? いんやァ よく来なすった! 俺がこの村の村長 ガッシュだべ! いてて……。
- ラスカ:だ 大丈夫かよっ!?
- ガッシュ村長:うぇるかむ 我がメルサンディ村へ! ……と言っても 今はちょっと歓迎できる状態じゃないんだけどな……。
お前さんも ここに来るまでに見ただろうよ。やせた畑に 枯れた井戸 壊れた家……そしておびえる村人たち……。……この村は得体の知れねえ化け物に襲われとるんだ。はじめは でかい足だった。でかい足の化け物が 突如 村に現れて村人たちを踏みつぶしていきよった。そのときは村の英雄 ザンクローネ様が化け物を退治してくれたのよ。だけんど先日……今度はでかい頭の化け物が現れおった。そいつは村中を飛び回り……村人たちをかたっぱしから むしゃむしゃ食っちまったんだ!俺は足にケガを負って……何も……できなかった……。……ザンクローネ様はそのときも村のために命を賭して戦ってくださった。そして化け物と相討ちになっただよ……。だからこの村にはもう救いはねえ。村人たちも不安がるっちゅうもんだ……。今こそ 俺ががんばらにゃ……。 - サヴァル:ガッシュのおやっさん! これが村の門の外に……。
- ガッシュ村長:こりゃ……となりのデニーがいつもかぶってる帽子でねえか! な 何があっただー!?
- サヴァル:もしかして また化け物が現れたんじゃ……?
- ラスカ:心配すんなって! 絶対ザンクローネ様が助けに……
- ガッシュ村長:ラスカ。ザンクローネ様はもういねえんだ。また化け物が現れたかもしれんというときに 死んだ英雄に頼っとるわけにゃいかん。
- ラスカ:だから!! ザンクローネ様は絶対に死なない……
- ガッシュ村長:ええかげんにせんか ラスカァ!!
- ラスカ:うっ…………とーちゃんのバッキャロー!!
- ガッシュ村長:待たんか ラスカ!
- ミシュア:おじさま。私が見てまいります。
- ガッシュ村長:す すまんな ミシュア……。頼むべ……。ミシュアには頭があがらんなあ。……ウォッホン。サヴァル すぐに村中を回ってデニーの捜索にあたってくれい。騒がしくて申し訳ねえだ 旅人さん。見ての通り 村は大変な状況でよ……。
……ふむ。お前さん どうやら なかなか旅慣れていそうだべな。ほう。○○と言うだか。すまんが○○ ひとつ頼まれてくれんか。俺のおふくろは村を出て北西にある メルン水車郷で水車の管理人をしとるんだが あんな所にひとり置いとくのは心配でな。村のことが手いっぱいの俺に代わって おふくろを迎えに行ってきてほしいのよ。来て早々の旅人さんに面倒をかけて申し訳ないが……人助けと思ってチカラを貸してくだされ。じゃあ俺も村の見回りに行くんで おふくろのこと くれぐれもよろしく頼むべ。ちゃんとお礼も用意しとくでな。 - ミシュア:ラスカ みいつけた。ここにいるんじゃないかと思ったの。ねえ ラスカ……。
- ラスカ:なんだよ ミシュアねえちゃんには カンケーねえだろ……ぐすっ。
- ミシュア:たとえ すべての麦が倒れ
水が干上がり 涙が枯れても……
お前の声が かれない限り
救いは 必ず訪れる。 - ラスカ:……俺は 必ず駆けつける。
ねえちゃん いつの間に覚えたの? ザンクローネ様の決めゼリフ! - ミシュア:ラスカからたくさんお話を聞いたから覚えちゃったわ。
- ラスカ:でも とーちゃんはあいつは死んだんだって もう助けにこないって言うんだ……。
- ミシュア:英雄は死なないわ。信じて待っていてくれる人がひとりでもいる限り……。村に来る前に誰かから……そう聞いた気がするの。
- ラスカ:ほんと!?
- ミシュア:ええ。でもね ガッシュのおじさまは 村に住む みんなを守らなきゃいけない……。だからとても慎重になっているの。お父さんの気持ちもラスカはわかってあげられるよね?
- ラスカ:うん……。
- ミシュア:……いい子ね。あなたが希望を持ち続ける限り ザンクローネ様はきっと大丈夫。さあ 帰りましょう。
- コぺ:ハアー 金 銀 ぷらちな ザックラホイ♪ 人生金色 ヨヨイノヨイ♪
ちょいこら そこの若造! ノックもなしに うちの敷居をまたぐたあ いい度胸してるね! あたしはこの水車の管理人コぺだよ。粉が引きたきゃ使用料払いな。金がなけりゃ水車は回せんわな。
…………アァン? 化けモンが出て危険だから……あたしを迎えにきた? ハン! ぬかすんじゃないよ 若キョットコ! あたしゃ ここが気に入ってんのさ。そうやすやすと村に帰れるかい。化けモンだが シナモンだか知らないけど そんなのにやられるほど あたしゃやわじゃないよ。……まったくあのトンカチ息子は ろくに顔も見せずにこんな若いのを寄こすなんてね。しかし せっかく活きのいいのが来たんだから お手伝いでもしてもらおうかねぇ。
最近 水車の回りが悪くてさ。たぶん歯車に何かはさまってんだわな。水車小屋のカギは開けてあるから ちょっくら直してきておくれよ。さあ とっとと行きな。たいむ いず ごーるど! だよ! - いたずらジャーミィ:いやーん バーティ そっち押し込んでぇ!
- いたずらバーティ:まかせて ジャーミィ あと ひといきよ~!
- しびれくらげ:キュ~ キュ~!
- いたずらジャーミィ:ふう しびれくらげを水車の歯車にはさむ仕事は骨が折れるわねぇ。
- いたずらバーティ:でも楽しいわ~。生きがい感じるわ~。
- いたずらジャーミィ:あの方にたっぷりほめてもらわなきゃねぇ。
- いたずらバーティ:あららん? 誰かに見られちゃった~。
- いたずらジャーミィ:おややん? まずいわぁ。まだ見つかっちゃダメって言われてたのに。
- いたずらバーティ:今日のところは逃げるがカチカチパンよ~。
- しびれくらげ:キュ~ キュ~。
- 水車は勢いよく回り始めた!
- コぺ:…………ふう。孫のラスカは元気かねえ。……ってなんで あんたはノックもせずに入ってくるんだい! まったく最近の若いもんは……。フン。どうやら水車は直せたようだね。ちっとは役に立つじゃないか。つっ立ってないで こっちへおいで。さてさて次は何をやってもらおうかねえ。家中のクモの巣とりか 煙突掃除……いやいや花壇の草むしりも あるわいな。ほうきで床をはいて ぞうきんがけ 窓ふき タンスの片づけ 芝を刈って 小川のゴミ拾い……
- ミシュア:こんにちは コぺおばあさま!
- コぺ:おや また遊びに来たのかい 家出娘。
- ミシュア:はい。おばあさまに会いたくなっちゃって。○○さん お疲れさま。ここにいらっしゃると聞いたので私もおチカラになりに来ました。……ねえ コぺおばあさま。近頃出没する化け物は本当に恐ろしくて ガッシュおじさまも心を痛めておられるの。私もおばあさまが心配よ……。どうか一緒に村へ帰りましょう。
- コぺ:なんだい つまらないね。あんたもトンカチ息子の回しモンってことかい。フン! だいたい心配ならガッシュが自分で迎えにくりゃいいじゃないのさ。いつもいつも村のことばかりで ちっともかまってくれないしさ。あんな親不孝者に育てた覚えはないね。
- ミシュア:あらあら。でもね おばあさま。ラスカはとっても会いたがっていましたよ?
- コぺ:…………本当かい?
- ミシュア:ええ! おばあさまにザンクローネ様が大活躍した昔話をいっぱい教えてもらうんだって。
- コぺ:そうかい……。ラスカがそんなことを……。フン! あたしにゃ関係ないけどね。
おお! ……そういえば ほったらかしだったヘソクリを取りにいこうと思ってたんだ! しーかたないねえ ちょこっと買えるかねえ。……そうだ! あたしが荷物をまとめる間にあんたたち もうひと仕事 頼まれておくれ。水車にまた何かはさまると困るから小川の掃除をしてほしかったのさ。しばらく水車小屋を空けるんだからしっかり頼んだよ。 - ミシュア:はい おばあさま! ○○さん 一緒にがんばりましょうね!
・はい
・いいえ
ありがとう ○○さん! 必要な掃除道具は水車小屋の裏の桟橋にありますから そこへ来てくださいね。 - ミシュア:さあ ○○さん。はりきってお掃除しましょう。
○○とミシュアはしばらくの間 熱心に小川を掃除した!
うん! とってもキレイになったわね。小川のお掃除 お疲れさまでした。○○さんはずっと遠い場所から来たんですってね。メルサンディ村はいい所でしょう?
・はい
・いいえ
そう……よかった。自分のことみたいにうれしいわ。……私もあの村の人間ではないの。行き倒れていたところを拾われて村長さんの家にお世話になっているのよ。………………。私にはそれ以前の記憶がないの。目が覚めた時には何も覚えていなかった……。何をしてきたか 何をしたらいいのか ひとつもわからなかった。でもあの村の人たちは こんな私を受け入れてくれたわ。ここで生きていけばいいと言ってくれた。ラスカとガッシュのおじさまも すごくよくしてくれて……お前は俺たちの家族だって 村長さんの家に代々受け継がれてきた この かみかざりをくださったの。私は荒れ果ててしまったメルサンディ村しか知らないけれど あたたかい村の人たちが大好きよ。だから私……あの村で生きていこうって決めたの。 - キュ~ キュ~。
- ミシュア:あら かわいい! どうやら○○さんを呼んでいるみたいね。
○○は紅蓮の大宝石を受け取った!
プレゼントのつもりなのかしら? きっと川に落ちていたのを拾ったのね! - コぺ:荷物がまとまったよ。そっちのほうはどうだい?
- ミシュア:コぺおばあさま! ○○さんのおかげで小川もすごくキレイになったのよ。そうだわ! 帰る前に花壇のお花にお水をあげておかなくちゃ。
- コぺ:んん?んんんんん?
○○は紅蓮の大宝石をコぺに奪われた!
たっまげたねぇ! こんなに途方もなく大きくてキラキラした宝石 あたしゃはじめて見たよ! 川に落ちてるもんは み~んな水車小屋の管理人である あたしのもんだわね。これはあたしがもらっておくよ。 - ミシュア:さあ コぺおばあさま ○○さん。そろそろ村に帰りましょうか。
- コぺ:フン。あたしゃ 自分のヘソクリを取りに帰るだけだよ。
- ガッシュ村長:そうか デニーはまだ見つからんか……。
- サヴァル:ああ。みんなに聞いてまわったけど誰も姿を見てねえそうだべ。
- ガッシュ村長:俺はもう少し村ん中を探そう……。サヴァル お前は門の見張りを頼む。
- サヴァル:お! コぺばーさんじゃねえか。ずいぶん ひさしぶりだべな。ガッシュのおやっさんとケンカすんなよ!
- コぺ:やーかましい!
- ガッシュ村長:おふくろォ! いんやあ元気にしとったべか! 化け物にやられて干からびとったら 俺ァ どうしたもんかと…… いってぇ!
- コぺ:フン! このトンカチ息子! 心配なら自分で迎えにこんかい。
- ガッシュ村長:わ 悪かったべよ。俺も手いっぱいでよゥ……。
- コぺ:言い訳なんか聞きたかないよ! それよりあの子は……?
- ラスカ:おかえり ばーちゃん!
- コぺ:ラ ラスカ……! しばらく見ないうちに大きくなって!
- ラスカ:えー! オレそんなに背ぇ伸びてねえぞ。そんなことよりザンクローネ様の話 また聞かせてくれなっ!
- コぺ:しようのない子だねえ……。
- ガッシュ村長:○○。お迎え ご苦労だったべなあ。ささやかだけど礼を用意させてもらっただ!お前さんにはこの村の宿屋の びっぷるーむをお取りしたべよ! 休む時はその部屋を使ってくれい。宿屋のおかみには伝えてあっから話しかけりゃ部屋まで案内してくれんべ。ほんだら俺はまだ捜索が残っとるから おふくろたちは家に帰ってゆっくり休めよ。
- コぺ:あんた ○○って言うんだって? フフン。さっきはとりあげて悪かったね。孫の顔を見たら気が変わったよ。……ほらよ お駄賃だ。これ持ってお行き。
○○は紅蓮の大宝石をふたたび受け取った! - 宿屋セムラ:おや ○○! ガッシュさんから話は聞いてるよ。あのヘソ曲がりのコぺばあさんを 連れ帰ってくるなんて やるねえ! 当宿自慢のビップルームで こころゆくまで まったりしておくれ! さあ さっそく泊まるかい?
・はい
・いいえ
はいよ! ○○様 特別客室へ ごあんなーい! - きゃーーーーーーーーーーーー!!
- ローティ:ば 化け物がぁ…………!!
- ガッシュ村長:何があっただ ローティ!
- ローティ:ガッシュさん……! きょ 巨大な手の化け物が……誰かを引きずって村の外へ……。
- ガッシュ村長:な……なにィ!?
- サヴァル:おやっさん!!
- 宿屋セムラ:ローティ 大丈夫かい!? ケガしてないかい?
- ローティ:ええ 私は無事よ……。それより連れ去られた人が心配だわ……。あの化け物は村の西にある こもれびの広場の方へ逃げていったわ。お願い! 誰か あの人を助けてあげて!
- ローティ:私 化け物を見たら……一歩も動けなかった。あんなに恐ろしい化け物が現れてもザンクローネ様は来てくださらない。本当に死んでしまったのね……。化け物に連れ去られた人が心配だわ。どうか助けてあげて!
- ラスカ:ミシュアねえちゃん!! ねえちゃん! ねえちゃん!! うっ……うううっ…………。
- ガッシュ村長:さっき引きずり込まれたのは もしかしてミシュアなのか!?
- ラスカ:ぐすっ……オレのせいだ……。オレがザンクローネ様を探すって家を飛び出したら化け物がいて……ミシュアねえちゃんがオレをかばって あいつに…………。
- ガッシュ村長:な なんてこったァ……。
- ラスカ:後を追ったんだけど……オ オレ……何も できな……かっ…………。
- ガッシュ村長:……もうええ。ここは危険だ。ミシュアは俺が助けにいくから お前はサヴァルと一緒に帰っとれ。……これでわかっただろう ラスカ。英雄はもういねえんだ。
- ラスカ:英雄…………。そうだ……オレ ザンクローネ様と約束したんだ。
- ……よく覚えとけ ラスカ。
ちょっとの勇気がありゃ 誰だって 英雄になれんだよ。
ケガしちまった 親父に代わって お前が 家族を守れ。 お前自身が 英雄になるんだ!! - ラスカ:そう 約束したんだ。……オレが家族を守るって。うおおおおおおおおお!!
- ガッシュ村長:ラスカァァ!
- サヴァル:落ちつけ……おやっさん! そんな足で何ができるべ!?
- ガッシュ村長:チクショー……。○○……。頼む……手を貸してくれ……。今の俺にゃ 息子を……そして娘を助けられねえ……。うちの子らを……頼むゥ……助けてくれェ…………。
- サヴァル:おい おやっさん!! ……やべぇ。すげー熱だ。大ケガしてんのに無茶するからだよ……。ガッシュのおやっさんは俺が責任を持って村に連れ帰る。あいつらのこと……頼むべ。
- ラスカ:ミ……ミシュアねえちゃんを離せ! この……化け物ヤロー!!
- ミシュア:うぐ……あっ…………!
- ラスカ:やめろおおおおおおお!!
- 悪夢の右手と戦闘
- ラスカ:○○……! おまえ つえーんだな! すっげー助かったぞ! そうだ ミシュアねえちゃん!
- ミシュア:大丈夫よ ラスカ。助けにきてくれてありがとう。あなたは立派な英雄ね!
- ラスカ:へへっ! よかった! え……? 助けて ザンクローネ様ッ!!
- たとえ すべての麦が倒れ
水が干上がり 涙が枯れても
お前の声が かれない限り
救いは 必ず訪れる
俺は 必ず駆けつける!
待たせたな ボウズ! - ラスカ:ザンクローネ様!!
- ザンクローネ:まったく俺がいないと てんでダメだな お前らは! まあ いいぜ……。黙って俺の背中を見てな。さあ遊ぼうか おててちゃん。焼きあがれ! 魂が焦げるほどにッ!
- ラスカ:カ……カッケーーーーー!! ザンクローネ様 やっぱり生きてたんだな!
- ザンクローネ:そう簡単にゃ くたばんねえよ。だけど まあ……今回ばかりは そこそこ まいったぜ。前の戦いの時 負ったダメージでろくに身体が動かなくなっちまってな。魂を結晶化させて回復に専念してたのさ。おい お前! なんてったっけ……そうだ○○!お前の懐にいた時 熱い魂の鼓動を感じた。おかげでキズが早く癒えたのさ。……恩に着るぜ! それから……ラスカ。俺を呼ぶ声 確かに届いたぞ。どんな時も希望は捨てんな。メルサンディ村は俺とともにある!
- ラスカ:ま 待ってよー! ザンクローネ様ー! ねーちゃんたち ここで待ってろよ!
- ミシュア:……ありがとう ○○さん。あなたが来てくれたから こんな奇跡が起こったんだと思うの。やっぱり英雄は死なないのね……
- 勇……は…… 死な…な…い……。
- ミシュア:…………行かなきゃ。
- ラスカ:ザンクローネ様 見失っちまった……。……あれ? ミシュアねえちゃんは どこ行ったんだ? 先に帰っちゃったのか? これってねえちゃんのかみかざりだよな? 落とすなんて そそっかしいぜ……。あとで渡してやるか。
- うわあー 食べないでー!! …………あれ? ここ……どこなんでしょう?
- ラスカ:うお! 行方不明のデニーじゃん。とっくに化け物に食われちまったと思ってたぜ。
- デニー:おお そうでした! 私 化け物につかまったんでした~。はやく帰って無事を知らせないと。
- ラスカ:さあ メルサンディ村に帰ろうぜ!
- ローティ:ねえねえ○○さん! ザンクローネ様が生きてたって本当なの?
・はい
・いいえ
わああ! さすが 私のザンクローネ様! う う うれしくって……涙が止まらないわ~ ふええん! - パニーノ:ラララ 村の英雄ザンクローネ~♪ キミと ふたりで 大活躍~♪ 手の化け物は 滅びたとさ~♪
メルサンディに 希望は戻った~♪ ラスカとミシュアも よろこんで~♪ 彼らの家に 帰ったとさ~♪
さあ 物語は終わりへと~♪ 村長が キミを待っている~♪ - ラスカ:……そこでさ! ザンクローネ様は魔炎の大剣 火燐刀をブン回して……ザクーーーッ! メコメコーッ! って化け物を まっぷたつにしたんだぜ!
- ガッシュ村長:ああ ああ……。ザンクローネ様は本物の英雄だべな。この村の誇りだァ……。○○…… ○○……! もうひとりの英雄の ご帰還だべ! 俺の子供たちを助けてくれて本当にありがとよォ ○○!! お前さんならやってくれると思っとった……。ほれ ミシュアもこっちに来て礼を言え!
- ミシュア:んあ……? あんたぁ 誰だんべ?
- ラスカ:なに言ってんの ミシュアねえちゃん。さっき助けてくれた○○じゃん!
- ミシュア:○○……? そういやぁ そんな気がすんなぁ。……いんや! そうだっただ! ありがとよぉ ○○! オラ 感謝いっぱいだぁ~。
- ラスカ:ほら ミシュアねえちゃん! かみかざり落ちてたぜ。落としちゃダメじゃん 大事なもんなんだろ!
- ミシュア:おお! どこいっちまったかと探しとったんだわぁ。
- ガッシュ村長:やっぱり似合うべえ。死んだ かあちゃんにそっくりだあ。
- ミシュア:………………。なぁ おとっつぁん。この蝶のかみかざり ○○にあげてもええだか? オラ なんかよぉ お礼がしてえんだぁ。
- ガッシュ村長:おお もちろんだべ! 子供たちを救ってくれた礼に値するのは家宝の蝶のかみかざりくらいよ!
- ミシュア:あんがとなぁ ○○! おめさんのこと 忘れねえだぁ。
○○は蝶のかみかざりを受け取った! - ガッシュ村長:○○。本当はそんなもんじゃ感謝を伝えきれねえくらいだが……この村を救ってくれてありがとう。村人みんなの親父として礼を言うべ。お前さんはこの村の第二の英雄だ!
- ラスカ:うん! ○○はザンクローネ様の次くらいにカッコよかったぜ! 永遠の二番手だけどな!
- ラスカ:なあ ○○。オレさ なんか大事なことを忘れてないかな……? ……んー 気のせいだなっ! そんなことよりザンクローネ様ってチョーかっこよかっただろ! しびれただろ! オレはいつかザンクローネ様の後を継いでメルサンディ村の英雄になるんだー!
- スコナ:ザンクローネ様が生きておられて本当によかった……。この村にも救いが残されていたんだねえ。いつか村が元通りになって金色の麦が一面に実ったらまたおなかいっぱいフワフワのパンを食べたいねえ。もちろん この村のパン焼き名人コぺちゃんに焼いてもらってさ。
- ガッシュ村長:ちょっと前にザンクローネ様が元の大きな姿で戻っておいでになって俺にすべて話してくださっただ。自身の身体が化け物になったこと。現況である魔女を今も探しておること……。なんと おつらい立場だとうろ思ったべよ。
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