バグド王からの呼び出し
- 真のグランゼドーラ城の2階の「賢者ルシェンダ(E-7)」と話す
・勇者姫の石→旅のとびら→賢者の執務室前 - 3階の「近衛兵詰所(E-6)」に行くと、イベント発生
- オーグリード大陸の「グレン城下町」に行くと、イベント発生
- 「グレン城」に行き、2階の「玉座の間(E-4)」に入ると、イベント発生
- 「ランガーオ山地」の「ロンダの氷穴(B-3)」に行く
・メガルーラストーンで「オーグリード大陸→ランガーオ村」から移動 - 最深部の「ロンダ岬(B-8)」に行くと、イベント発生
・1287年前のオルセコ王国へ
1287年前のオルセコ王国へ
オルセコ闘技城
- 「玉座の間」を出て、「グリエ王子の部屋(G-4)」に入ると、イベント発生
- 「オルセコ闘技城」の入り口にある「時空のしるべ(E-3)」を調べる
・エテーネルキューブに「オルセコ闘技城・入口」が登録される - 市場にある「時空のしるべ(C-4)」を調べる
・エテーネルキューブに「オルセコ闘技城・市場」が登録される - 「よろず屋バレイ(C-5)」で「せいどうのつるぎ」を20Gで手に入れる
- 「ビントン(C-5)」と話して、「せいどうのつるぎ」を弁償する
- 旅人バザーなどで「しんせんたまご」を手に入れる
- 「リセセ(C-5)」と話して、「しんせんたまご」を渡す
- 闘技城を出て、「オルセコ王国領」の「王家の墓(D-5)」に行くと、イベント発生
・エテーネルキューブの「オルセコ闘技城・入口」から移動する - 「オルセコ闘技城」に戻り、地下2階の「舞台(D-5)」へ行くと、イベント発生
・エテーネルキューブの「オルセコ闘技城・舞台前」から移動する - 「鬼人兵たち」と戦闘
- 闘技城を出て、「ドランド平原(G-6)」に向かう
- ドランド平原手前にある「時空のしるべ(G-6)」を調べる
・エテーネルキューブに「ドランド平原」が登録される - ドランド平原の北にある「鬼岩城(F-2)」に行くとイベント発生
- 鬼岩城の入り口にある「時空のしるべ(F-2)」を調べる
・エテーネルキューブに「ドランド平原・鬼岩城前」が登録される - 「鬼岩城」に入る
鬼岩城
- (上層)「はしご(E-6)」を降りる
- (下層)「はしご(D-6)」をのぼる
- (上層)「途切れたはしご(D-5)」を調べる
- (上層)「古びたはしご(C-7)」を調べて、持っていく
- (上層)再び、「途切れたはしご(D-5)」を調べて、「古びたはしご」をつなげて、のぼる
- (上層)「ゴンドラ(D-5)」に乗る
- (上層)「レバー(E-6)」を動かして、扉を開放する
- (上層)道なりに進み、「下の道(D-4)」へ落ちる
- (上層)「はしご(C-3)」を降りる
- (下層)「レバー(D-3)」を動かして、水門を開ける
- (下層)「舟(D-3)」を調べる
- (下層)「古びたオール(C-3)」調べて、持っていく
- (下層)「舟(D-3)」調べて、「古びたオール」をすえつけて、向こう岸へ移動する
- (下層)「本(F-3)」調べて、「鬼岩のカギ」を手に入れる
- (下層)「はしご(F-3)」をのぼる
- (上層)「とびら(F-3)」を調べて、「鬼岩のカギ」で開けて、先に進む
- (上層)「レバー(D-3)」を動かすと、イベント発生
- (上層)柵のないところから、「下の道(D-3)」へ落ちる
- (上層)滝の前にある「立て札(D-3)」を調べて、まわす
- (上層)「レバー(C-3)」を動かして、扉を開放しておく
- (上層)「雷食いの鳥の玉座(D-2)」へ入ると、イベント発生
- 「狂鬼ドランド公」とボス戦
- 勝つと、イベント発生
- 「オルセコ闘技城」に戻り、「ギルガラン王子の部屋(G-5)」に行くと、イベント発生
・エテーネルキューブで「オルセコ闘技城・入口」から移動する - 現代へ戻る
古代オルセコ闘技場
- 現代のオーグリード大陸のオルセコ高地にある「古代オルセコ闘技場(C-6)」に行く
・バシっ娘で「オーグリード大陸→古代オルセコ闘技場」で移動 - 1階の「階段(D-8)」から降りる
- 地下1階の「宝物庫(B-3)」に行く
- 「キラキラ(B-4)」を調べると、イベント発生
- 「グレン城下町」に行き、「グレン城」に行く
- 1階の「訓練場」の「はしご(B-6)」をのぼると、イベント発生
- 「原獣プレゴーグ」とボス戦
- ボス戦に勝つと、イベント発生
- エテーネルキューブで「オルセコ王国」に戻ると、イベント発生
・エテーネルキューブの「オルセコ王国→オルセコ闘技城・入口」から移動 - 闘技城の地下1階の「先王の間(C-5)」に行く
- 奥の部屋の「本棚(C-5)」を調べると、イベント発生
・北側にある3つの本棚の真ん中 - 闘技城を出て、「御者コルギ」と話し、「雄峰ランドン」に行く
雄峰ランドン
- 雄峰ランドンの南にある「戦神の宮殿(E-7)」に向かう
- 「戦神の宮殿」の入り口にある「時空のしるべ(E-7)」を調べる
・エテーネルキューブに「雄峰ランドン」が登録される - 「戦神の宮殿」に入ると、イベント発生
- 闘技城へ戻り、地下1階の「ララバ(A-6)」と話す
- 闘技城を出る
- オルセコ王国領の「剣闘の間(E-6)」に行くと、イベント発生
- オルセコ王国領の「オルセコ王家の墓(D-5)」に行くと、イベント発生
- オルセコ王国領の東にある「ドランド平原」に行き、「オルの船着き場(B-7)」に行く
・エテーネルキューブの「オルセコ王国領」から移動 - 船着き場の前にある「時空のしるべ(B-7)」を調べる
・エテーネルキューブに「ドランド平原・船着き場」が登録される - 「スミジィ(E-3)」と話して、「ダズの船着き場」に行く
- 「辺境の雪山(F-2)」に行く
辺境の雪山
- 「辺境の雪山」の入り口にある「時空のしるべ(F-6)」を調べる
・エテーネルキューブに「辺境の雪山・船着き場前」が登録される - 「太古の氷穴(C-6)」に行く
・エテーネルキューブ「辺境の雪山・太古の氷穴前」を登録する - 太古の氷穴の最深部にある「黄昏岬(B-8)」に行くと、イベント発生
- 「悪鬼ゾンガロン」とボス戦
- 勝つと、イベント発生
- 「オルセコ闘技城」に戻り、「玉座の間(G-5)」に行くと、イベント発生
・ちいさなメダル150枚、経験値500000P、65000ゴールドを手に入れる
・「双王子の架け橋」の称号を獲得
現代へ
グレン城下町
- 「グレン城」に行く
- 1階の「訓練場」の「はしご(B-6)」をのぼって「選王の儀礼場」に行くと、イベント発生
- 「喪失獣ゾンテドール」とボス戦
- 勝つと、イベント発生
- グランゼドーラ城の3階「テラス(D-7)」に行くと、イベント発生
- 「新エテーネの村」へ行く
- 「民家(C-2)」に行くと、イベント発生
- クエスト526「メレアーデのお部屋」をクリアすると、バージョン4.2のクリア
Ver4.2追加クエスト等
- クエスト511「風の音色を聴け」 (レベル解放Lv100→Lv105)
- クエスト512「故郷は遠きにありて」 (ご当地便せん)
- クエスト513「便せんはペンよりも強し」(ご当地便せん)
- クエスト514「若き彫刻家の才能」 (報酬:勇者と盟友の肖像画)
- クエスト515「約束の獣」 (エテーネ村復興)
- クエスト516「闘士のサインを求めて」 (時を巡る命題)
- クエスト517「はじめてのドレス」 (赤き大地の迷い人)
- クエスト518「ドレスを追い求めて」 (赤き大地の迷い人)
- クエスト519「あの日の約束」 (赤き大地の迷い人、姫君のブーメラン)
- クエスト520「オレさまの宿命」
- クエスト521「理想の鍛錬法」
- クエスト522「赤き落日の想い」
- クエスト523「雪山の守り人」
- クエスト524「その先に行くために」 (紅竜たちの記憶)
- クエスト525「ゲルト・勇気の儀式」
- クエスト526「メレアーデのお部屋」 (報酬:庭用ネコ草ベッド、ねこあつめ開放)
- クエスト527「麗しのアヴェンジャー」 (ポイックリン・リターンズ)
- クエスト528「VIPルームは危険な香り」(ポイックリン・リターンズ)
- クエスト529「さらば愛しきポイックリン」(ポイックリン・リターンズ)
本棚
- グリエ王子の 日記のようだ。
日記には カギが かけられている。
(オルセコ闘技城 1階 グリエ王子の部屋 H-4) - 立て札
この ドランド大滝は 雄峰ランドンの 雪解け水が ドランド平原へ流れる道筋。
我らに 恵みをもたらす 国の宝である。(鬼岩城 情報 D-3) - 誰かの 日記帳のようだ。
○月×日
ゾンガロンの襲撃から 一夜……。辺りからは 獣のうめき声しか 聴こえない。
○月△日
どうやら 同胞たちは 心を失ったようだ。扉をバリバリと ひっかく音が止まない。
○月☆日
水が 尽きてきた……胃が 焼けつくようだ。渇きと恐怖で 眠ることすらできない。
○月□日
この恐怖から 逃れるため 心を捨てたい。どうか 私も 獣にしてくれ……
日記は そこで 途切れている。
○○は 日記の中に カギが はさまっているのを 見つけた。
(鬼岩城 下層 F-3) - 『ドランドの誓い』という本だ。
我ら ドランドの民は 300年前
グレン沃野での 戦に破れ この地に 逃げのびた。
故郷は焼かれ たびかさなる屈辱を受け 先祖は血の涙を流して 鬼岩城を築いた。
それ以来 我らは 慈悲を捨てた。家族を友を 守るためならば いかなる 暴虐も非道も いとわないと。
(鬼岩城 下層 F-3) - 『ムニュ大臣の宮廷記録 第二十六章』
これまでに 多くのオーガが 命を賭したが いまだ 悪鬼ゾンガロンの封印は 完成しない。
……封印のために 最初の犠牲となったのは その方法を見つけてきた ギルガラン王子だった。
ゾンガロンの魔力は あまりに強大で…… 封印には 100年の年月が かかるらしい。
どうやら アタイが 生きているうちに 平和なオルセコを 目にすることはなさそうだ。
(古代オルセコ闘技場 地下1階 宝物庫 B-4) - 『オルセコ戦記』という手記だ。
ドランド王国は 水源を独占することで 利を得ようとしており いつの頃からか
ランドン川を 奪い合う戦いが始まった。
野戦となれば 我の率いる 屈強なるオルセコ兵士に 軍配が上がるが
城にこもられると 手の出しようがない。
鬼岩城の城壁は 断崖のようであり また 食料を城内でつくり 蓄えている。
強行突破も 兵糧攻めも 通用しない。
ドランドの民は 残忍にして野蛮。
捕虜となった者は ひとりも帰らなかった。この戦は いつまで続くのか……。
(オルセコ闘技城 地下1階 先王の間 C-5) - 先王ゾルトグリンの 日記のようだ。
……愛しき妻 ララリアよ。お前が逝ってから 我は老いてしまった。
ドランド王国は 強い。 毎夜のように 軍略をめぐらせたが あの堅固なる城を 攻略する手だてがない。
このままでは 子らの世代に 戦争を 継がせることになってしまう。
それだけは 何としても 避けたい。
ギルガランは 我の思い描いた夢のまま しんのある 強きオーガとなった。
そして……長くは 生きられないと言われた グリエは 今も 弟を優しく支えている。
我は あの子に ひどいことをした。それなのに すべてを許し いつくしむ心根は……お前に よく似ている。
我は 息子らに 平和を遺したい。そのための手だてを ひとつだけ 見つけた。
雄峰ランドンの 山頂に眠る 戦神が 人智を超えた チカラを与えてくれるとの 古き言い伝え……。
我は この言い伝えを たどって 戦神の守護者に 会いにゆく。
息子らに 平和を遺すための チカラをくれるなら 神にでも 悪魔にでも すがろうではないか。
(オルセコ闘技城 地下1階 先王の間 C-5) - 『持たざる者の戦術』という指南書だ。
オーガには 優れた肉体があり エルフは 魔術を 巧みにあやつる。
我ら 人間が持つのは 勇気のみである。
ゆえに 戦には 知恵を活かさねばならない。
むやみに突撃するのではなく 軍備をととのえ 相手の戦力を測り 戦略を練るのだ。
戦史に名を残す アラハギーロの知将 ハグニルは あえて 敵にふところまで 攻め込ませることで
包囲網を完成させ 勝利を得たという。
知恵と勇気は 時に どんなチカラにも勝る。
軍を率いる者ならば つねに 考えることを やめてはならない。
(オルセコ闘技城 地下1階 先王の間 C-5)
クエストメモ(ネタバレ)
- ルシェンダ:朗報だぞ ○○! そなたを助けたあの双刀の剣士が目覚めたようなのだ。……察するにそなたはあの者と顔見知りなのだろう? 何者なのか教えてもらえまいか。
○○は5000年前のエテーネ王国でファラスに出会ったことを告げた!
5000年もの時を超えてきたというのか! 何か深い事情を抱えていそうだな。彼には魔獣の襲撃から助けられた恩もある。行き場に困っているようなら当面この城に滞在してもらってよかろう。ファラス殿は3階の近衛兵詰所にいる。……会いにいってやるといい。 - ファラス:ううっ……○○…………。……ああ……失礼だが。…………そなたの名前を教えてくれ。……○○……というのか。○○ ○○……。どうも頭の中が洗い流されたように真っ白でな……。思いだせるのは……青い港町……誰かの後ろ姿……。
- キュルル:ふーむ やっかいキュ。こいつは時間跳躍の後遺症っキュね。
- ファラス:まほう……せいぶつ……?
- キュルル:○○も知ってのとおりエテーネ人にも時渡りのチカラを持つ個体と持たない個体がいるっキュ。適性のない個体が無理に時を渡れば人体にかかる負担は計り知れず思いも寄らない弊害を引き起こすキュル。この男は記憶の喪失だけですんでまだ幸運なほうっキュ。……本当にそれだけかはわからないけどともかく経過を観察するキュ。
- ファラス:魔法生物に好かれるヤツはいいヤツだと……誰かが言っていた……。○○……うまく言葉にできないが……そなたは不思議と……なつかしい。
- ルシェンダ:目覚めたか ファラス殿。
- ファラス:ファラス……それが自分の名ですかな。……なるほどしっくりくる。
- ルシェンダ:我が国の王は魔獣を倒してくれたそなたを賓客としてもてなすそうだ。城の中ならば自由に見てくれてかまわんぞ。
- ファラス:そいつは大いに助かる……。部屋にこもっているのは性に合わんのでな。すこし外の空気を吸わせてくれ。
- ルシェンダ:キモのすわった男だな。さて○○。先ほどグレン城のバグド王よりそなたへ直々に呼びだしがあった。……グレン上空に例の繭が現れたそうだ。
- ニドルフ:この先はバグド王がおわす玉座の間。我が国の英雄○○よ。王がお待ちだ。入られるがよい。
- バグド王:……頭が痛いな。○○そなたも見たか? この城の空に浮かぶ奇怪な繭を。
- エイドス:グランゼドーラで見たものとうりふたつ……というより同一の存在であろう。なれば次はこの国が襲われる可能性が高い。
- バグド王:聞けばアンルシア姫でも苦戦するほどに強い魔獣が現れたそうだな。急ぎ国の防衛を固めねば……。○○もチカラを貸してくれ。おおそなたは……ランガーオ村の村王の使いの者だな?
- ギュラン:……はっ。オーグリードの盾の盟約に従い村王クリフゲーンの伝令としてまいりました。ロンダの氷穴で異形の魔物を連れた不審な者が目撃されたとのことです。……黒い鎧に身を包んだ人間の男だとか。
- エイドス:ほう……。グランゼドーラで魔物を放った者もそのような身なりをしておったな。ロンダ岬か……嫌な場所に現れたものだ。バグド王よ。これはただならぬ事態やもしれぬ。すみやかに最悪の事態に備えるのだ。わしは○○とともに急ぎロンダ岬へ向かう。……行くぞ!
- 悪鬼ゾンガロン:礼は言わぬぞ 人間……。代わりに存分に暴れてやろう!!
- エイドス:やられたな……。オーグリードにとって最悪の事態じゃ。この大陸は1300年前……ゾンガロンによって滅ぼされかけておる。わしもチカラを貸す。○○食い止めてくれ!
- 悪鬼ゾンガロン:まさか復活した我の相手が貴様ら程度か? ……下等生物が身の程を知れ。知性を捨て獣となるがいい!
- エイドス:ナ ナンジャコリャ……。
- 悪鬼ゾンガロン:グハハ みっともない姿だな……。我の復讐の前菜として喰らってやろう! …………フム。さすがに今はチカラが足りぬか。我がかつての全能を取り戻せし時…………今度こそすべてのオーガを滅ぼさん。
- エイドス:うっ……ぐう……なんと強い。あれがゾンガロンの伝承に聞く人の心を奪い獣に変えてしまう光か。○○よ……。ヤツをふたたび封印せねばオーグリードは終わりじゃ。しかしかの封印は太古のもの……。そのすべは忘れられて久しい……。だが幸運にも……悠久の時をものともせぬ時渡りの名手がここにおったな。……ゾンガロンの封印のすべを知るためかつてのオーグリードへ行ってくれるな○○?
- キュルル:……そろそろボクの出番だと思ってたきゅ。どの時代へ移動したいキュル?
- エイドス:おぬしたちの向かうべきは いにしえのオーガの勇士たちがゾンガロンを封印した1300年前じゃ。
- キュルル:あの封印を媒介すればよさそうキュ。時間設定……1287年前。エテーネルキューブ起動キュ!
- ムニュ大臣:…………いい度胸だよ。先鋭兵のただ中に飛び込んでくるなんて。それもまた獣ゆえの無謀さかねえ?……鬼人国のスパイさん。アンタのことはオルセコ王国 現当主ギルガラン王子が直々に裁いてくださるとさ。
- ギルガラン:魂なき獣よ……。俺の敵に生まれたことが運の尽きだ。次はオルセコの民に生まれてこい。せめて安らかに眠れ。
- 獣に死を! 死を! 死を!
- グリエ:……恐れながら兄上。
- ギルガラン:グリエよ……邪魔だてするならお前もろとも断ち切るぞ。
- グリエ:この者の瞳に意志が宿っております。心失いし獣には見えません。……キミの名前を教えてください。○○さん……ですね。身につけていたものから想像するに遠い国より訪れた旅人なのでしょう。……僕に預けていただけませんか? 国に益をもたらす情報を引きだしてみせます。
- ギルガラン:何様のつもりだ。いつから俺に意見できる身になった?
- ムニュ大臣:まぁねぇ……こんなにやけ顔じゃ鬼人には見えないよね。弟王子サマが面倒みるってんならひとつ任せてみてもいいんじゃない?って大臣は思うけど。
- ギルガラン:興が削がれた……。二度と俺の前に現れるな。
- グリエ:ご無事でよかった……。キミにこれ以上危害がくわえられないよう僕の責任で取り計らいますのでご安心を。よろしければ僕の私室ですこしお話しをしませんか? この玉座の間を出て右手に部屋があります。……それではお待ちしていますね!
- グリエ:ようこそお待ちしておりました。○○さん……とおっしゃいましたね。僕はこの国の第二王子グリエと申します。先ほどは兄の非礼をお許しください。さあ……こちらへ。遠方からの旅の方ならばさぞやとまどわれていることでしょう。よろしければ僕から説明させてください。オーグリード大陸がどんな惨状にあるかを。
……今から数年前 悪鬼ゾンガロンと呼ばれる怪物が 突如 現れました。ゾンガロンは 各地で オーガを襲い いくつもの集落が 滅ぼされていったのです。当時 このオルセコ王国は 隣国ドランドと 戦争をしていたのですが……悪鬼ゾンガロンは ドランド王国を没落させ ドランドの民の心を奪って あっさり 制服してのけたのです。心を奪われたオーガは 獣のように凶暴になり 『鬼人』と 呼ばれるようになりました。……そして鬼人国が誕生したのです。
僕たちは今まさに鬼人国の脅威にさらされゾンガロンに滅ぼされようとしています。だから兄さんも余裕がなくなっていて……クチは悪いけど国を守ろうと必死なんです。どうか大目に見てやってくださいね。すっかり長話になってしまいましたね。僕でよければこの国を案内しましょう。おや……ちょっと失礼しますね。 - キュルル:○○はトラブル体質っキュね……。まああの第二王子様は話が通じそうだししばらく一緒に行動するっキュ。
- グリエ:すみません……オルセコ王国の民たちからたくさんの陳情書が届きまして……。どうやらその……兄さんがあちこちで騒動を起こしているようなのです。僕は彼らの声を聞きにいかねばなりません。ああそうだ! ○○さんも2件ほどお手伝いしていただけませんか? この国の民の心に親しむには正直兄さんへの苦情を聞いてあげるのがいちばんの近道かと思いますから。
○○はグリエからビントンの陳情書とリセセの陳情書を受け取った!
僕のほうも陳情書を解決しながら最後にオルセコ王国領 王家の墓に行く予定なのでそちらで報告をお願いしますね。 - ビントン:うっうっ うおーーーーーん。えっ……あんたオレっちの陳情書を見て来てくれたのか。聞いてくれよー! オレっちオルセコ闘技会にそなえて新品のせいどうのつるぎを買ったんだぜ! それをギルガラン王子に見せたら剣を片手でまっぷたつに折ってもっとましな武器を買えっていうんだ。うおーーーーーんあんまりだよー! オレっちのせいどうのつるぎ弁償してくれよー! ほっほんとうか!? オレっちのせいどうのつるぎを弁償してくれるのか!? くれぐれも新品で頼むぜ! この町のよろず屋でも旅人バザーでも好きな方法で手に入れてくれな! うおーーーーーん!! ギルガラン王子に折られた時はもうダメだと思ったのに! これでオルセコ闘技会に出られるよ! あんたなんていい人なんだ……! グリエ王子の友達なだけあるな! あっオレっちの陳情書は取り下げるね! 本当にありがとな!!
- リセセ:ほんと嫌になっちまうよ。ギルガラン王子のせいで大損さ。ああっアンタ! 陳情書を見て来てくれたんだね! じつはさ……さっきギルガラン王子が市場を通りかかったんだけど王子のしっぽが棚にぶつかってね。店先に並んでた売り物を落としてダメにしちまったんだよ。なのに王子ったら急ぎの用だ許せってひとこと言って立ち去ってさ! どれだけ人の迷惑かえりみないんだか! だからアンタにお願いだよ。落ちて割れちまったあの白くて丸いブツを仕入れてきてくれないかい?
ああっコレコレ! しんせん うみたての たまごだね! ありがとう旅人さん! これでちょっぴり損失が減ったよ。先王のゾルトグリン様は民が困ってたら真っ先に助けてくれるようなお人だったのに。ニワトリの卵からカラスが生まれたのかしら。あたしからの陳情書は取り下げるわ。ギルガラン王子もアンタや先王様みたいに心ある人だったらよかったのにね。 - グリエ王子:ああっ○○さん。お手伝いくださりありがとうございました。……ええ。すでに報告は受けています。キミが真摯に話を聞いてくださって皆さんもよろこんでらしたようですよ。
- ボッチィ:グリエ様は10人ぶんの苦情を聞いたらしいゼ! 人がいいよナ! オイラんちは代々ここの墓守をしてんダ。ここにはオルセコ王国の歴代の王様が眠ってんだゼ!
- グリエ王子:ボッチィさんからも陳情書をいただきましたがこの場所でも……兄さんが?
- ボッチィ:そうなんヨ! ギルガラン様だヨ! あの人さっきドカドカとやってきて王様の墓を掘り返したんダ!
- グリエ王子:そんな……どうして……。
- ボッチィ:どうしたもこうしたもわからんケド! しかも埋蔵品の鏡を持ってッチまったんダ! 墓ドロボーだよ 墓ドロボー! あーあ 先王様の時代はよかったナァ。どうして亡くなっちまったんだろうナァ……。
- グリエ王子:……それは失礼をいたしました。埋蔵品を戻すよう兄を説得してみますね。まったく手のかかる……。これから兄さんと話そうと思います。キミの活躍ぶりも聞いてもらおうと思うのでよかったら一緒に来てください。今の時間だと兄さんはオルセコ闘技城の舞台で鍛錬をしているはずです。よろしくお願いしますね!
- ギルガラン:二度と顔を見せるなと言ったはずだが?
- グリエ王子:兄さん……○○さんはオルセコの民の悩みをたちどころに2件も解決してくださいました。とても心強い味方ですよ。それで……民より訴えがありました。兄さんがあちこちでやんちゃしてるとか。何か理由があってのことと思いますが……王家の墓をあばいて有無を言わさず埋蔵品を持ち出したそうですね? 民は兄さんの声を聞きたがっています。言葉なくして想いは伝わりません。
- ギルガラン王子:黙っていろグリエ。今は俺が王だ。そしてオルセコの民は王の所有物。……俺に従っていればいい。
- グリエ王子:それでは民の心が離れるばかりだよ……。
- 鬼人兵:ジュワァァ……!!
- グリエ王子:……鬼人だ。○○さんお逃げください!
- ギルガラン王子:今度は本物の鬼人国の刺客らしいな。○○とやら……味方だと言うなら今役に立ってみせろ。
- 鬼人兵:ニクジルヲ……シタタラセル……。
- 鬼人兵:ブヒュゥゥ……。コノ程度ナラ タヤスイ……。マモナク鬼人がムレトナリテ オルセコヲ 攻メ滅ボスダロウ……。召シマセ ゾンガロン様ァアーーー!!
- グリエ王子:宣戦布告……ということでしょうか? ○○さんがお強かったのでなんとか勝てましたが……。兄さん……。民に呼びかけ兵を集めて国の守りを固めましょう。
- ギルガラン王子:……必要ない。攻めてくるのならその前につぶせばいいだけのことだ。
- グリエ王子:兄さん……まさか!?
- ギルガラン王子:……俺が戻るまでここを任せるぞ。
- グリエ王子:兄さんはたしかにこの国で最強とうたわれる一騎当千の武人ですが……まさか鬼人国にひとりで攻め入る気なのか……。このままではあの人は死んでしまいます。○○さんすみませんが一緒に来て兄さんを止めてください! 鬼人の居城……奇岩城はオルセコ王国領の東ドランド平原を突っ切った先にあります。どうかお願いいたします!
- グリエ王子:これが難攻不落とうたわれた強国ドランドの末路か……。僕らの父王ゾルトグリンは類まれな戦術家でしたがこの城は落とせないとよく嘆いていました。そんな城にひとりで突っ込んでいくなんてまったくギルガランらしい……。兄さんはすでに侵入してドランド王の玉座を目指しているでしょう。中は鬼人だらけです。くれぐれもお気をつけて……。
- グリエ王子:こんなところに猫ちゃんが……。
- にゃーん!
- グリエ王子:あはは かわいいなぁ。○○さんのこと好きみたいですね。
滝が止まった……? 不思議な猫ちゃんだなぁ。あの子のおかげで光明が見えましたね。 - 狂鬼ドランド公:我ラノ血 我ラノ肉……スベテ ゾンガロン様ノ糧……。
- ギルガラン王子:轟雷王と呼ばれ何者の風下に立つことも決して許さなかった貴様が獣のしもべに成りさがるとは……みじめだな……ドランドの王よ。
- 狂鬼ドランド公:若造ニハ ワカルマイ……。イカナル強キ者モ 賢キ者モ……圧倒的ナ チカラヲ前ニシテ コウベヲタレ……甘美ナル敗北の味ヲ 知ル時ガ来ル……。
- ギルガラン王子:……何故 来た?
- 狂鬼ドランド公:貴様ノ血 貴様ノ肉……スベテ ゾンガロン様ノ糧トセン!!
- 狂鬼ドランド公:こんな形で……終わりとうなかった……。祖国を守れぬ王など…………王にあらず。
- グリエ王子:どれほどの人々の運命がゾンガロンによって狂わされたのでしょう。
- 悪鬼ゾンガロン:狂えよ 狂え…… 我が手のひらで 踊り狂え。……最期には我が喰らってやろう。
- グリエ王子:悪鬼ゾンガロン……!
- 悪鬼ゾンガロン:愚かなオーガどもの殺し合いを高みから見物させてもらったぞ。ああ愉快 愉快。今 我は満腹の心持ちよ……。
- ギルガラン王子:誇り高き貴様がなぜ獣に身を落とした? 俺を見ろゾンガロン! いや…………我が父ゾルトグリンよ!!
- 悪鬼ゾンガロン:ほほう……。
- グリエ王子:そんな……ウソでしょう……!?
- ギルガラン王子:貴様のその腕輪……父の誕生日に俺が贈ったものだ。
- 悪鬼ゾンガロン:クククク……ゾルトグリンなどとうに捨てた名だ。
- グリエ王子:なぜですか 父上……。皆があれほど愛し敬ったあなたが……なぜ我らを滅ぼそうとするのですか?
- 悪鬼ゾンガロン:気色悪い……父などと呼ぶな! 我はチカラを求め……チカラを得た。我にとって真の姿とはこの姿よ……。苦しめ! 憎め! 恐怖しろ! そのすべてが我のさらなる糧となる!
- グリエ王子:兄さん……。
- ギルガラン王子:……話は城でだ。帰るぞ。
- グリエ王子:……兄さんが王家の墓をあばいたのはラーの鏡が必要だったからなんですね。僕は全然気づけなかった……。やっぱり兄さんはすごいです。
- ギルガラン王子:………………。
- グリエ王子:父上にも……何か理由があるのでしょうか? 僕らには見せられない苦しみを……抱えていたのでしょうか?
- ギルガラン王子:獣に身を落とし祖国を滅ぼそうとするなどいかなる理由があろうと許されん。父はしょせん王の器ではなかったということだ。
- グリエ王子:……王とて人ですよギルガラン。人並みに苦しむこともある。つらいことがあるなら一緒に背負いたかった。
- ギルガラン王子:俺をさとしているつもりか。お前はいつからそんなに偉くなった? グリエ……お前ごときに王の何がわかる? 背負うものがない第二王子は引っ込んでいろ!!
- ムニュ大臣:アンタさ……グリエ様を軽んじるのもいいかげんにしなよ。本当に王を継ぐ資格があるのはさアンタがいつもバカにしてる……目の前のグリエ様なんだよ!!
- グリエ王子:大臣!? グリエ様がアンタを心配して当然だろう! アンタの兄さんなんだから!
- ギルガラン王子:何を言っている……?
- グリエ王子:………………。安心してくださいギルガラン。僕には王を継ぐ意志も資格もありません。……兄というのは本当です。ただ僕の病弱な身体では世継ぎにふさわしくなかったというだけ。弟と偽っていたのはせめてキミのチカラになりたかったからですが……これ以上僕がいると国を乱しかねません。だから……去りますね。
- ムニュ大臣:待ちなよ グリエ様!!
- ギルガラン王子:大臣どういうことだ……。皆して俺をたばかっていたと……?
- ムニュ大臣:いえ……真実を知っていたのはグリエ様と先王ゾルトグリン様 王妃ララリア様そしてアタイのみ……。これは先王様の深いお考えがあってのことなのです……。
- ギルガラン王子:バカにされたものだな……。俺はゾンガロン討伐の支度をする。邪魔立てはするな。
- ムニュ大臣:あ~~~墓場まで持っていく気だったのにやっちまったよーーーー! 今日の宮廷記録にはいったいなんて書きゃいいんだ……。すまないね○○さん……。アンタの前でこんないざこざを見せてさ。このことは皆にはナイショにしておくれよ。しっかしゾンガロン……あの偉大なるゾルトグリン様を倒す方法なんて見当もつかないのに……ギルガラン様はどうすんだろうね? また暴走しなきゃいいけど……。大臣なんて心配事ばかりさ……。時々未来の自分の宮廷記録を盗み見してみたくなるよ。
- キュルル:あの大臣……記録を残してるって言ってたキュ。もし未来にその記録が残っているならゾンガロンを封印した方法も書いてあるんじゃないキュル? さっそく現代のオルセコ闘技場へ行ってみるっキュ!
- エリガン:僕は古代オルセコ王家の子孫エリガン。先祖の足跡を追ってこの地を訪れました。今はこんなにも荒れ果てていますが……耳を澄ますとオルセコ闘士たちの声が聞こえてくるような気がするのです。
- 『ムニュ大臣の宮廷記録 第二十六章』
これまでに 多くのオーガが 命を賭したが いまだ 悪鬼ゾンガロンの封印は 完成しない。
……封印のために 最初の犠牲となったのは その方法を見つけてきた ギルガラン王子だった。
ゾンガロンの魔力は あまりに強大で…… 封印には 100年の年月が かかるらしい。
どうやら アタイが 生きているうちに 平和なオルセコを 目にすることはなさそうだ。 - キュルル:あの偉そうな王子様……ってヤツ死んじゃうっキュね。そんなことよりゾンガロンの封印に100年もの時間がかかるキュル? そんなことしてるうちに滅びの未来がやってくるっキュ。
- エリガン:……あの すみません。先ほどギルガランと聞こえまして……。よかった……! その名を知ってるなんてあなたはオルセコ王国史を研究されている考古学者の先生とお見受けしました。僕はエリガン。かつてオルセコ王国の王家の血筋であったグリエという男の子孫にあたります。我が家の書庫の古い巻物の中に……先祖グリエの手記が何万もの字でつづられておりました。グリエはギルガランを死なせてしまった。そのことを一生悔やんでいたようです。どうやら先祖は弟らの犠牲を出さずにゾンガロンを封印する別の手段を見いだしかけていたようなのです。ここで会えたのも何かの縁でしょう……。どうかこれを研究に役立ててください。
○○はエリガンからガズバランのしるしを受け取った!
これが先祖グリエが求めていたもの……。しかし手に入った時には手遅れでした。僕は先祖の手記を読んでいてもたってもいられず……思いあまって滅んだオルセコ王国までやってきました。あなたに出会えてよかった……何か大切なことを果たせたように思います。 - 賢者エイドス:やれやれ……ここにおったか。探したぞ○○よ。まずいことになった。……ゾンガロンとは別の異形の怪物がグレン城に降りたったのだ。急いで城へ向かってくれ。
- 原獣プレゴーグ:オギャアアーーーーーーッ!
- 黒衣の剣士:耳障りな鳴き声だ……。行け 原獣プレゴーグよ! 本能のままに暴れるがいい!
- 原獣プレゴーグ:オギャアアーーーーーーーーッ!
- 悪鬼ゾンガロン:オーグリードは我の大地。ここで暴れていいのは我のみよ……。……ゲテモノはウマいというがどうやら真実らしいな。昔日のチカラがよみがえっていく……。コイツを消化しきれば封印による消耗もいえるだろうよ。1300年分の復讐だ。震えて待つがいい…………。
- バグド王:あの怪物を倒してくれたのだな。重ねて礼を言うぞ○○……。
- 賢者エイドス:……して○○よ。先刻は聞きそびれてしまったがゾンガロンの封印について何かわかったか? 封印に100年の年月がかかるだと!? その間に大地は荒廃しきるぞ……。オルセコ王子の子孫を名乗る者が別の封印手段があると申したのは確かか?
- 賢者エイドス:……これは導きではあるまいか。その方法をグリエとやらに聞けば悪鬼に対抗できるやもしれぬ。○○よ。今一度過去に戻りグリエに会ってくるのだ!
- にゃ~ん!
- ギルガラン王子:ちっ……獣ですら俺をあざわらうか。王になって国を背負った気でいたがこれじゃまるでハリボテの王だな……。貴様……何を見ている。俺の心配をして来たのなら無用だ。あの程度で俺は揺るがん。なにっ グリエを探している? ……お前もあいつの行方を知らんのか。クソッ腹立たしい……。国王が命じる。あんなヤツは放っておいて俺に手を貸せ。ちょうど使える手ゴマがほしかったところだ。貴様も知ってのとおり……ゾンガロンはこの国の先王だ。父の身に何が起こったのかを知らねばならん。城の地下に父の部屋が残されている。まずはそこを探るぞ。
- ギルガラン王子:……どうやら当たりらしいな。
- ……愛しき妻 ララリアよ。お前が逝ってから 我は老いてしまった。
ドランド王国は 強い。 毎夜のように 軍略をめぐらせたが あの堅固なる城を 攻略する手だてがない。
このままでは 子らの世代に 戦争を 継がせることになってしまう。
それだけは 何としても 避けたい。 - ギルガラン王子:………………。
- ギルガランは 我の思い描いた夢のまま しんのある 強きオーガとなった。
そして……長くは 生きられないと言われた グリエは 今も 弟を優しく支えている。
我は あの子に ひどいことをした。それなのに すべてを許し いつくしむ心根は……お前に よく似ている。
我は 息子らに 平和を遺したい。そのための手だてを ひとつだけ 見つけた。
雄峰ランドンの 山頂に眠る 戦神が 人智を超えた チカラを与えてくれるとの 古き言い伝え……。
我は この言い伝えを たどって 戦神の守護者に 会いにゆく。
息子らに 平和を遺すための チカラをくれるなら 神にでも 悪魔にでも すがろうではないか。 - ギルガラン王子:……見損なった。息子 息子と……そんなそぶりなど一度として見せなかったではないか。これでは王失格だ……。ゾンガロンになるべくしてなったんだ。……バカな父親だ。……雄峰ランドンの戦神。おそらくはそいつが元凶だ。城の前に馬車を用意させる。俺たちも戦神の守護者とやらに会いにいくぞ。
- 魔封剣姫:……ここは不浄の地。そなたたちのような者が来る場所ではありませんわ。
- ギルガラン王子:お前が戦神の守護者か?
- 魔封剣姫:そなたは……よく似ていますね……。私は戦神の……封印の守護者……六聖陣がひとり魔封剣姫。
- ギルガラン王子:数年前ここを訪れた者がいたはずだ。
- 魔封剣姫:……確かに戦神のチカラを求めてこの地を訪れたオーガの王がおりました。その者は険しい雪道を行き倒れており私が介抱していたのですが……目を離したすきに姿を消してしまったのです。
- ギルガラン王子:…………そしてオーグリードにゾンガロンが出現した。
- 魔封剣姫:……いかにも。どこでまかり間違ったのかそなたらの伝承に戦神から人智を超えたチカラを得られると記されているそうですね。しかしそれは大いなる誤りです。戦神とは戦禍の邪神……人に害をなし この世に災厄を振りまく存在。
- ギルガラン王子:我が父は邪神に魅入られたと?
- 魔封剣姫:戦禍の邪神は自らを封印したオーガの神ガズバラン……ひいてはオーガという種族を憎んでいます。オーガたちを滅ぼすためならいかなる策謀とてこうじるでしょう。おそらくあのオーガの王は邪神と契約しチカラを得る代わりにオーガを憎む心を植えつけられたのです。
- ギルガラン王子:……それがゾンガロンの真実か。俺はゾンガロンを倒すすべを探している。知恵を授けてほしい。
- 魔封剣姫:あれは邪神の加護を受けた存在……倒すことは難しいですが封ずることならかないましょう。ただし……封印の術には術者の命を使います。そして100年の年月がかかるでしょう。あなたは自らの命を捧げられますか?
- ギルガラン王子:先王の罪は現王の俺の罪でもある。……覚悟はできている。
- 魔封剣姫:よいでしょう……。では魔封の術を授けましょう。……オーグリードに光あらんことを。
- ギルガラン王子:○○。お前のおかげで真実にたどり着けた。俺はオルセコに戻り 戦の支度をする。すまぬが最後の頼みだ。……グリエを探しだし連れ帰ってほしい。
- ララバ:グリエ王子を見たかって? ああ……さっき水を汲みにいくときに見つけたんだ! オルセコ闘技城から東へ進んで南の方角にある洞くつ 剣闘の間へ行くっていってたぜ。大事な用だってゆずらないからそのまま見送ったけど……。無茶をしないか心配だよ。
- グリエ王子:……探しにきてくださったんですね。オルセコの城を出てから……僕はずっと父の心を取り戻すすべを探していました。ちょっとした心当たりがあって各地に残るオーガの誕生にまつわる神話をめぐっていたのです。ですが当てが外れました。やみくもに探しても……本当にほしいものは手に入りませんね。兄さん……ギルガランはどうしていますか? 自らを犠牲にしてでもゾンガロンを封じる術……? そんなの……絶対にさせない。よかったらすこしお話ししましょう。
僕が生まれた時 父 ゾルトグリンはたいそう喜んだそうです。父にとって待望の跡継ぎでしたから。ですが僕は……赤ん坊の頃から身体が弱く立派なオーガに育つ見込みがなかった。4歳になる頃 ギルガランが生まれると父は僕を養子に出しました。幼いながらにその意味を察しましたし すこしだけ父を恨みました。それから何年かして僕はギルガランの弟というていで城に戻りました。頑健で身体も大きかったギルガランは子供の頃からあんな感じで……生意気で傲慢で嫌なやつでした。でも別々に育ったってのにあいつは僕を弟だと信じていつも守ろうとしてくれた。あいつは誰かを守ることをためらわない。その姿に……僕は王の器を見ました。それ以来 僕の夢はさだまりました。……ギルガランを立派な王に育てる。だから弟を死なせるわけにはいきません。何としてでもオーガ族の神器……ガズバランのしるしを手に入れないと……。
そんな……まさか……どこでこれを……!? いや そんなことはどうでもいい。ありがとうございます○○さん……。……これで弟を救える。どうか急いでオルセコ王家の墓に来ていただけますか? すべてはそこでお話しします。 - グリエ王子:オーガよ 忘るるな。胸の内に宿る 炎の音を……。
○○さん。この壁画にはオーガの誕生にまつわる神話が描かれているのです。……いわく我らオーガは怪物の身体に人の心を宿すという試みで生みだされたと。最初の頃は魔物と変わらぬ粗暴さでしたがガズバラン神がもちいた とある御業によって心を制御し ひとつの種族となったとか。ゾンガロンの使う人を獣となす光はオーガを原初の状態へ回帰させるもの……。ならばガズバラン神のもちいた御業によって心を取り戻すことができるはずです。僕はガズバラン神の伝承を読み解くためにガズバランのしるしを探していたのです。
これは……そうか……心を制御した御業とは踊りなんだ……! 不思議ですね……。まるで太古の昔から知っていたように脳裏に戦の舞が思い描かれました。オーガを人と成したこの舞があればゾンガロンも心を取り戻すはずです!
どうしたんだい猫ちゃん……? これは……ギルガランの字……。 - グリエよ お前には 心から失望した。俺を ずっと昔から たばかっていたとはな。
だが 俺は いつも考えていた。
お前のような 穏やかな者が 王であったら どれほど よい国を作ったろうと。
……結局 俺は 王の器ではなかった。
ならば 俺は 俺のできることを果たそう。オルセコを 任せたぞ。 - グリエ王子:……あのバカ 死ぬ気だ。○○さんお願いがあります。ギルガランはひとりでゾンガロンの封印に向かったのでしょう。僕の弟を……助けてやってください。……心より感謝いたします。ゾンガロンはこの大陸の北端にある黄昏岬をねぐらとしています。大陸の北へはドランド平原の港から船が出ています。話は通しておくのでお使いください。……このご恩一生忘れません。僕も僕のやるべきことを果たしたらすぐに後を追います。
- スミジィ:ギルガラン王子の剣幕に押し切られあの方をひとりでゾンガロンのもとへ行かせてしまいました……。グリエ王子から話はうかがっております。これよりこの船着き場をご自由にお使いください。
こちらはオルセコ王国の交易に使われている船着き場です。これより北部へ船が出ますが乗船しますか?
それではヨーソロー! - ギルガラン王子:父王ゾルトグリンよ……。俺はあなたに憧れていた。だからこそ……無念だ。親父が敗れる姿を見たくなかったよ。
- 悪鬼ゾンガロン:いつまで家族ごっこを続けるつもりだ? ソルトグリンの意志などもはや存在せん。貴様もすべてを忘れ獣となれ。
- ギルガラン王子:あまり見くびるなよ。
誰が来いと言った……。 - 悪鬼ゾンガロン:つけあわせが増えたところで変わらん。まとめて喰らうのみよ!
- ギルガラン王子:せめて最期くらいは王として散ろうか。
- 悪鬼ゾンガロン:グハハハ……。追いつめられた獣はあなどれんな。それでこそ我がエモノにふさわしい。そろそろ本気で狩ってくれよう。
- グリエ王子:ギルガラン……ッ!
- ギルガラン王子:グリエ お前……。よかった間に合った……。
- ギルガラン様ーーー!!
- ネウズ兵士長:オルセコのために命をなげうつとはな。
- ムニュ大臣:ギルガラン様はちゃんと民を想ってたんだ。
- ギルガラン王子:お前たち……。
- グリエ王子:皆さん 今こそ戦の舞を!
- 悪鬼ゾンガロン:グオオオオオオオオオオ……
- 先王ゾルトグリン:息子……たちよ…………苦労を……かけた。これ以上 我の愛するものを……壊させはせん。この意識長くはもたぬ……我がこやつを抑えられるうちに…………我が魂を封印のくさびとせよ!
- ギルガラン王子:……あなたはやはり王だった。グリエ……?
- グリエ王子:……ギルガラン……そこにいるの?
- ギルガラン王子:なんでだよ……。
- グリエ王子:ねえ……覚えているかい? 兵士たちが僕のこと からかった時……キミが飛んできて彼らを蹴散らした。そして……言ったんだ。お前の思慮深さは……俺にはないものだ。お前には俺のできることが……お前にはお前のできることがある……って。あれはちょっと……救われた。キミはぶっきらぼうだけど……誰より人をいとおしんでいる。キミは……いい王になる。……そばで見ていたかった……な……
- ギルガラン王子:お前は心配しすぎなんだよ…… …………バカ兄貴。
- ムニュ大臣:……オルセコへ帰ろう。
- ギルガラン王子:……皆に礼を言おう。そなたたちが命を懸けて国を救ったこと俺は生涯忘れまい。俺はいまだ未熟な王だが……つねにおのれに問いつづけると誓おう。真の強さとは何か……真の王とは何かを。俺はこれからもオルセコヲ守りぬく。どうかチカラを貸してくれ。そして獅子門の難民たちにも世話になった。ゾンガロンの脅威は消えたわけではない。そのため封印を見張る勇士の村を作りたい。オーグリードを守りぬく役割……そなたらにも頼むぞ。これをもってオーグリードの盾の盟約とする!
さて○○よ……。お前には兄ともども世話になった。心より感謝している。物では想いを伝えるには足らんが……これをお前の旅に役立ててくれ。グリエは本当に生意気な弟で……いつも見透かしたような目をしているのが憎たらしかった。ずっと前から……兄として見守っていてくれたんだな。お前はグリエと同じ優しさを持っている。それは……俺にはないものだ。……大切にしてくれ。この鏡にも世話になったな。ゾンガロンの封印に役立つなら後ほど獅子門の者らに届けるとしよう。……動物に好かれぬのは直らんな。
○○はラーの鏡を拾いあげ黒猫の姿を映した! - メレアーデ:ようやく元の姿に戻れたわっ!! 猫背になっちゃうかと思った! ○○また会えたわね!
- ギルガラン王子:お前は……人間だったのか……。
- メレアーデ:びっくりさせてごめんなさい 王子様! 私エテーネ王宮が異形獣に襲われた時 時渡りを使ってしまったみたいで……この時代に来てしまったの。それでさまよっているうちにゾンガロンに出くわして例の光で獣にされちゃって。
- ギルガラン王子:……言っている意味はよくわからぬが○○の知り合いなら再会できてよかったな。○○よ……俺はこれから葬儀の支度がある。いつの日かまた会おう。
- メレアーデ:ねえ○○……あなた この時代にいるってことは時渡りができるのよね? あらこの子……魔法生物かしら?
- キュルル:どうやらコイツはボクのことを知ってた怪しいほうの王女様じゃなさそうっキュね。なかなか面倒なことになったキュ。……かくなる上は仕方ないキュル。コイツにはすべてを伝えておくっキュ!
- メレアーデ:まさかあなたがエテーネの民の末裔で時渡りで世界を救おうとしてるなんて……。えらい えらいわっ ○○! 私感動しちゃったわ! 私にはもう帰る場所がないから……よかったらあなたを手伝わせて!
- キュルル:この王女様なかなかに優秀な時渡りのチカラを秘めてるキュ。コツさえつかめば一緒に時を渡れるっキュ。
- メレアーデ:それなら○○の時代に行ってみたいわ!
- キュルル:時間設定……現代。エテーネルキューブ 起動キュ!
- メレアーデ:うーん なんだかクラクラする? お星さまがまわってる?
- 賢者エイドス:○○よ 帰ったか! なんだ その娘は……? ……まぁよい。そなたが何をしてきたかは知っておる。今まさにグレン城がゾンガロンに襲われておる。急ぎ選王の儀礼場へ向かってくれ!
- バグド王:くっ……これがオーグリードの伝説の魔獣か。
- 悪鬼ゾンガロン:ああ 待っていたぞ……。ようやくすべて思いだしたわ。1300年前はよくも封印してくれたな。○○よ……。オルセコの王子をこの手で引き裂けなかったことは心残りだが……代わりに貴様を引き裂いて喰ろうてやろう!! グッ……グウ……な…なんだ……? 我の腹を食い破るのは誰だ!? グワアーーーーーーーーーーーー!!!
- 喪失獣ゾンテドール:アハハ……アハハ……ネエ遊ボ……?
- バグド王:なんだ……? 急に姿が変わったぞ?
- 賢者エイドス:まさか……自らが喰らった魔獣に身体を奪われたのか。
- 喪失獣ゾンテドール:ミンナ ボクト 遊ボーヨ!
- 賢者エイドス:この光はっ!? 皆よ 時はきた!
- バグド王:……戦の舞だ!
- 賢者エイドス:ランガーオ村に伝わる支書にいわく。
オルセコ王 ギルガランの治世……○○と名乗る 旅人あらわる。
その者 オルセコの兄弟の 心を結び いにしえの戦の舞を よみがえらせ ゾンガロンを 封印せしめん……。
○○よ……。そなたの紡いだ絆が この舞を伝えたのだ。 - 喪失獣ゾンテドール:………………?
- 賢者エイドス:○○よ……今こそ オーグリードの因縁に決着をつける時! ヤツを完全に滅ぼすのじゃ!
- バグド王:……我らの勝利だ!! ○○よ……。ゾンガロンを討ったそなたのはたらき……このオーグリードにてとこしえに語り継がれるにふさわしい!
- 黒衣の剣士:あの時の異分子……。気たるべき未来をおびやかしかねんな。
- ファラス:この者を……キズつけさせはせん!
- メレアーデ:いったいどういうこと……? なぜ あのふたりが戦っているの!?
- ファラス:この太刀筋……たしかに……たしかに覚えがあるぞ……。
- 黒衣の剣士:主の邪魔をするとは何事だ。
- ファラス:……あなた……なのですか?
- 黒衣の剣士:いつも詰めが甘いのだ……お前は。
- ファラス:お逃げください ○○殿!
- 黒衣の剣士:…………○○……だと?
- 賢者エイドス:……どうやら込み入った事情があるようだな。一度賢者ルシェンダのもとへ行き これからのことを話し合うがよかろう。
- メレアーデ:○○……なにがどうなっているの? あの黒い鎧の人は私の叔父であり エテーネ王国最高の時渡りの使い手………………パドレ様よ。
大きな混乱を遺したまま○○とメレアーデは賢者ルシェンダの待つグランゼドーラ城へ向かった。 - 勇者姫アンルシア:○○! おかえりなさい! また大変な冒険をしてきたそうね。……あらっその方は?
- メレアーデ:あなたがこの時代の勇者アンルシアちゃんね! すごく強いのになんてかわいらしいの……!
- 勇者姫アンルシア:かっ かわいらしい……? ありがとう……。
- メレアーデ:あなたがたは○○の時渡りのチカラのことを知っているようなので話が早いわ。私はメレアーデ。5000年前に存在したエテーネ王国の姫よ。わけあって時空の迷子になってしまって……○○に助けてもらったの。
- 勇者姫アンルシア:まあっ ちょうどエテーネ王国のことをルシェンダさまに聞いていたところよ。ずっと昔に消えてしまったとても美しい国なんですってね。このレンダーシアにはエテーネの村という小さな村があって……○○の故郷なのよね。
- メレアーデ:エテーネの村……。
- 賢者ルシェンダ:ようこそメレアーデ姫。重傷を負ったファラス殿はこの城で責任をもって治療させてもらおう。ところで……グランゼドーラを襲った黒衣の剣士の正体が判明したらしいな。
- メレアーデ:はい……あの方は間違いなく私の叔父のパドレ様です。この時代で異形獣を操っているのがあの方なら……もしかしてエテーネ王国を襲ったのも……?
- 賢者ルシェンダ:ふむ……なにか嫌な予感がするな。こちらでも黒衣の剣士の行方を捜索しよう。そなたはこれからどうするつもりだ?
- 勇者姫アンルシア:よかったらこの城で暮らさない? ファラスさんもここで治療しているのだし。
- メレアーデ:ありがとう アンルシアちゃん! だけど私……さっき教えてくれたエテーネの村という場所に行ってみたいの! またグランゼドーラにも遊びにくるからその時はゆっくりお茶でもしましょう。
- 勇者姫アンルシア:そう残念だわ……。いつでも好きな時に遊びにきてね!
- メレアーデ:……ということで○○。エテーネ村への案内よろしくね!
- メレアーデ:ようこそ○○村長! 今日からここが私のおうちよ! シンイさんに事情を話したらこの家を使っていいと言ってくれたの! じつは昔から緑いっぱいの小さな村で暮らすことに憧れていたのよ。こんなにいいおうちをいただけるなんて○○村長とシンイさんに感謝しなくっちゃね! これからエテーネ村を拠点にしてがんばってみるからよろしくね。それでじつは……やってみたいことがあるの。ぜひ聞いてくれる?
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