岳都ガタラにある ガラクタ城で
いにしえの皇子 ビャン・ダオが
手助けを求めているようだ。
受注場所と条件
受注場所 | 岳都ガタラ ガラクタ城 ビャン・ダオ |
受注条件 | クエスト087「いにしえの皇子」クリア |
初回報酬 | ・まほうのせいすい:4こ ・経験値:27488 P、特訓スタンプ:55こ |
リプレイ報酬 | ・まほうのせいすい:2こ ・経験値:3744 P、特訓スタンプ:8こ |
クエストの流れ
- 岳都ガタラの「ガラクタ城(B-4)」に行き、クエストを受ける
・「今すぐガタラ原野のウルベア地下遺跡の入り口まで行きますか?」に「はい」を選択する - ガタラ原野の「グルグ地下道(D-5)」に行く
- 最深部の「悪鬼の棲みか(F-8)」に行くと、イベント発生
- クエストクリア
次のクエスト
クエストメモ(ネタバレ)
- 城主ダストン:……ちょっとアンタッ! 急にウチに転がり込んできて家事のひとつも手伝わねえんですかッ! アンタみてえなヤツはこの家から……絶対に出ていかねえでくださいッ! このウチは使えねえ野郎は大歓迎ですッ! どんどんなまけてくだせえッ!
- ポツコン:アッ! ダストンさまダメですよ! モテないサエない使えないはボクの専売特許なんですからねっ!
- ビャン・ダオ:おお〇〇よ! まともに話せるそちを持っておったぞ! ここにいる者の話はワケがわからぬでな。……ときにウルベアの遺跡で話したグルヤンラシュの話そちは覚えておるか?
・はい
・いいえ
じつはその話続きがあってな……。ウルベア皇帝に取り入って計略をめぐらせたグルヤンラシュじゃが……その正体は知略に長けた魔物なのじゃ! グルヤンラシュは神官の姿に化けあやしげな術でウルベア皇帝の心をつかむとそのまま宰相として登用されてな……。ウルベアを意のままに探ると軍事にかたよった技術革新を推し進めガテリア皇国との戦争を始めたのじゃ……! そのせいで余の祖国は……。許すまじ……! 奸臣グルヤンラシュ……! いくら時が過ぎたとはいえあれほどまで知略の優れた魔物が死んでいるとは思えぬ! 今も謀り事をめぐらせているはずじゃ! 〇〇よ頼む。余と共にグルヤンラシュの根城に向かいきゃつの討伐を果たしてはくれぬか? きゃつの根城はおそらく当時のまま南のグルグ地下道にあるはずじゃ。我が祖国のカタキこの手で討たせてたもれ!
・うける
・やめる
うむ! 苦しゅうないぞよ! そちがおれば百人力じゃ! そしておそらく……あのリウ老師も余と同じ考えに至りグルヤンラシュの討伐に向かったはずじゃ。余の家庭教師リウ老師はグルヤンラシュが魔物であることを早々に見抜いておってな。いずれなんとかせねばと申していたのだ。リウ老師が地下遺跡にいなかったのは祖国のカタキを討ちにグルヤンラシュのもとへ向かっているからに相違あるまい! うまくいけばいる老師に会えるはずじゃ。それではグルヤンラシュの根城へ急ごうぞ! 余はそちの後をついていくでな! - ビャン・ダオ:ゼハーゼハー……。こ…これ〇〇……。少しは余を気づかい歩をゆるめぬか……。ハア…ハア……。この辺りでひと休みするぞえ……。こんなに歩いたのははじめてじゃ……。まったく……そちはスパルタじゃのう。リウ老師であれば余をいたわり……休みを……こまめに入れてくれたはずじゃ。……まっことリウ老師は完璧な家庭教師だったぞよ……。……いや。そういえば老師にもひとつだけ気に入らぬところがあったわ。……リウ老師はウルベア出身の技術者でな。その技能は天下一品とうたわれておった。そう。あの魔神兵もリウ老師が作ったのじゃ。だがグルヤンラシュが現れたことからリウ老師はウルベアを離れtね…余の家庭教師として我が国に招かれたのじゃ。天下一の技術者を近くに置き余は心を躍らせたものぞよ。誰よりも優れた技術を身につけられるとな。……だがリウ老師は生きていくのに必要な最低限の技術しか余に教えてくれなかったのじゃ。これ以上技術に身をゆだねると自分たちの首を絞めることになる……などとおかしなことを言うてな。余はそれがもどかしくてたまらなかった。国王となる余が先んじて技術を修めればかのウルベアにも勝るというに……。……さてとそろそろ行かねばな。話をしている間に足腰の疲れも取れたぞよ。待たせてすまなかったのう〇〇。それでは歩を進めるとするぞえ。グルヤンラシュの根城まであと少し……。きっとリウ老師にも会えるはずじゃ。
- ビャン・ダオ:……着いたようじゃな。ここが当時グルヤンラシュの根城と言われていた場所じゃ。気をつけよ〇〇。グルヤンラシュはどこかに身をひそめ不意に襲ってくるかもしれぬぞえ。奸臣グルヤンラシュよ! 姿を現せい! 余はガテリア皇国が第一の皇子ビャン・ダオなるぞ! 愛する祖国を滅亡へと追いやった悪鬼め! その罪は万死に値する! さあ出てこいッ! 余が一刀のもとに斬り伏せてくれるわッ! ……………………。老師ッ!! リウ老師ーッ!! 余の声が聞こえるか!? ビャンが来たぞよ! いたら返事をするのじゃーッ! ……………………。……コホン。〇〇よ苦しゅうない。もう楽にしてよいぞよ。ここには誰もおらぬようじゃ。グルヤンラシュめ ちょこざいな……。余が眠っている間に根城を変えようとはさすがの余でも思い至らなかったわ……。〇〇すまぬ。これまでの苦労が水の泡となってしもうた。すべて余の過失じゃ。許してたもれ。これはそのわびも兼ねた礼じゃ。なんとかこれで機嫌を直してたもれ。
リウ老師がこの場にいないのもグルヤンラシュの新たな根城を追ってここを後にしたためであろう。のう〇〇よ。リウ老師のこと少し話させてくれぬか。そちには知っておいてもらいたいのじゃ。……あれは余がこの時代に来る直前。リウ老師がいつものように余の所へ通ってきたある日のこと……。グルヤンラシュの悪魔のささやきに耳を貸したウルベア皇帝がついに軍を動かし我がガテリアに侵攻してきおったのじゃ! 長きに渡る抗戦の末 余とリウ老師はウルベアに捕えられ牢獄に入れられた。そして余は交渉の材料となったのじゃ……。ガテリアが降伏しなければ余は処刑……。降伏か……抗戦か……。その運命の審判が下された夜……。 - リウ老師:ビャンさま……!
- ビャン・ダオ:リウ老師! どこへ行っておった! 余をひとりにするでない! 心細かったではないか! それよりもなぜ牢の外に出ておる! 余が眠っている間に何があったのじゃ!? 我らは解放されたのか!?
- リウ老師:聡明なる皇子ビャン・ダオさま……。どうか心を静め私の話をお聞きください。遺憾ながらあなたさまのお父上は……ウルベア帝国の侵攻に対し徹底抗戦の意を表明されました……! それと同時にガテリア兵がなだれ込み……私はその混乱に乗じて牢を開けあなたさまをここまでお運びしたのです。
- ビャン・ダオ:そんな……父上は……余を見捨て……。
- リウ老師:ビャンさま! お気を確かに! 我々に残された時間はあとわずか……! いずれここも敵兵に見つかりましょう! さあビャンさま。御身を守るためどうかこれにお乗りください。これは私がウルベアにいたとき極秘で研究していた魔神兵でございます。皇子を安全な場所までお連れいたします。
- ビャン・ダオ:イ…イヤじゃ! 余ひとりではイヤじゃ! リウ老師ッ! そなたも乗るのじゃ!
- リウ老師:この魔神兵はもうひとつございます。私も後から魔神兵に乗りますゆえどうかご安心を……。さあ早く! 敵兵に見つかる前に……! ……こうして余はリウ老師の手によってあの特別な魔神兵に乗せられこの時代にやってきたのじゃ。魔神兵は本来棺の役目を果たすもの……。死後復活をとげる前に肉体が朽ち果てぬよう保存し守るためのものなのじゃ。リウ老師はそれを改良し人を生かしたまま保存できる技術を研究していたのじゃろう。そのおかげで余は救われたのじゃ。……父上は余の命よりも国を選んだ。リウ老師が逃がしてくれなかったら余は処刑されていた……。結局余のことを心配してくれたのはリウ老師だけであった……。老師は余にとって特別な存在なのじゃ。……のう〇〇よ。余はリウ老師に会いたいぞよ。そのためにまたチカラを貸してほしいのじゃ。リウ老師はきっとどこかにいるはずじゃ。後から魔神兵に乗ると別れ際に余と約束を交わしたでな。ひとまず余はガラクタ屋敷に戻り今後のことを考えることにするぞえ。また様子を見にきてたもれ。
うむ! 苦しゅうない! そち名はなんと申す? ……そうか〇〇と申すか。それでは〇〇よ! 反重力飛行装置を持ってまいれ! ウルベアまでひとっ飛びでいこうぞ!
…………………………………………。……コホン。どうした? 反重力飛行装置を知らぬわけではあるまい? ほれ空を自由自在に飛びまわるアレじゃ。まさか……! ここには反重力飛行装置がないと申すか!?
・はい
・いいえ
言われてみれば確かに……。ここにいる者の身なりは相当貧相……。ここは貧民窟の一画であったか。すまぬ。余の配慮が足りなかったわ。ならばいたしかたなし。地下帝国までは徒歩で行くとしようぞ。それでは〇〇よ。ウルベア地下帝国まで案内を頼む。余はそちの後をついてゆくでな。ウルベアに着いたら地下を目指すのじゃ。地下3階辺りにある奥まった部屋にリウ老師は囚われているはずじゃ。 - ビャン・ダオ:ハア ハア……。待ちや〇〇。いったいどれほど余を歩かせるのじゃ? 余は歩くのに慣れてはおらぬぞよ。ところで〇〇よ。そちは来る場所をまちがえておらぬか? 進めども進めどもガレキの山……。余の知っておるウルベア地下帝国はこのような廃墟ではないぞえ? 深く広く掘られた空洞には虹色に輝く宝石で装飾された家屋が並び頭上には反重力飛行装置が飛び交う……。のう〇〇よ。ここがその大陸随一の大国とうたわれたウルベア地下帝国だとそちは申すのか!?
・はい
・いいえ
これは異なことを……。余は信じられぬ。あの栄華を誇った地下帝国がなにゆえかような姿をしている!?
〇〇はビャン・ダオにこの場所がウルベア地下帝国の遺跡であることを伝えた。
なん…じゃと……!? ここはウルベア地下帝国の遺跡じゃと? 遺跡ということはすなわち……ウルベアはすでに滅んで……このありさまに……。なんということじゃ……。余は……余はかの帝国が滅びるまで魔神兵の中で眠っていたのか……。な ならばガテリアはどうじゃ!? 〇〇よ! そちはガテリア皇国の行く末を知っておるか?
・はい
。いいえ
……そうか。何も知らぬのじゃな。すなわちガテリアもウルベア同様もはやこの地には……。父上も母上ももう……。そんな……そんな…………。……すまぬ。一国の皇子である余が情けない姿をさらしてしもうた……。許してたもれ〇〇よ。だがそちの話を聞いてあらゆることに合点がいったわ。下々の者がガテリアの威光にひれふさぬのも反重力飛行装置を目にしないのも行き交う者の衣装が奇妙なのも……。すべて時の流れの中で我らの文明が失われてしまったため……。……つまりグルヤンラシュ! きゃつの思い通りになったということか……! ……〇〇そちに聞かせたい話がある。余がこの時代に来る前の話じゃ……。
かつてこの大陸にはふたつの大国があった。余が国王となるはずだったガテリア皇国。そしてこのウルベア地下帝国だ。ふたつの国は他の種族を圧倒する技術力を有しそこに住まう者たちはなに不自由なく平和なときを過ごしていた。あの乱世の使者 奸臣グルヤンラシュがウルベア地下帝国に現れるまでは……! グルヤンラシュは高潔な神官の身なりで現れウルベア皇帝に取り入るとふたつの大国を争わせるよう仕向けたのだ。その戦いの中多くの技術者が散りたがいの技術と技術がぶつかり合って我らの文明は徐々に失われていった……。……そう! 我らの文明の喪失はすべてグルヤンラシュの奸計によるもの! きゃつが両国を破滅へと導いたのだ! ……そして行き過ぎた戦いの果てに余は命の危機にさらされた。それを救ってくれたのがリウ老師なのじゃ。父上も母上ももう生きてはいまい。じゃがリウ老師だけは今もどこかで生きているはずじゃ。老師は余がこの時代に来る前に余の後を追って魔神兵に乗ると約束してくれたからな。じゃがここに老師はいない様子……。余はひとまずあのガラクタ屋敷に戻り今後のことを考えるとするぞえ。また様子を見にきてたもれ。
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